メルセデスベンツ SLクラスは、1954年に登場した最高級クラスの2シーターオープンスポーツカーです。

初代はレーシングカーをそのまま市販車にしたような「公道を走る競技車」として人気を博しました。

当時からハイスペックモデルと実用性に配慮した廉価モデルが用意されてきており、現在のベースグレードとハイチューン版のAMGグレードへと系譜を紡いできました。

今回は、そんなメルセデスベンツ SLクラスの中古車買取相場と高く買取してもらうコツについてご紹介します。

 

ベンツ SLの買取情報

 

SellCaオークションでの高額売却実績

 


 

ベンツ SLのグレード、色、オプションなど

 

グレード:SL400、SL63、AMG
 

メルセデスベンツ SLクラスの新車市場では、右ハンドル仕様を選択することができるSL400(ベースグレード)が人気です。

一方、メルセデスベンツ SLクラスの中古車市場では、圧倒的な高機能さで優位に立つハイチューンマシン「AMG」グレードが人気です。

 

オプション:AMGパフォーマンスパッケージ、AMGカーボンパッケージ
 
 

メルセデスベンツ SLクラスのオプションでは、エクステリアやエンジンカバー、スポイラーに軽量・堅牢なカーボン素材が用いられ、カーボンセラミックブレーキも搭載されるAMGカーボンパッケージやエンジンの最高出力・トルク性能をアップさせるAMGパフォーマンスパッケージが人気となっています。

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色:ダイヤモンドホワイト(白:799)、オブシディアンブラック(黒:197)、イリジウムシルバー(銀:775)
 

メルセデスベンツ SLクラスのカラーでは、ダイヤモンドホワイトが人気です。

スペシャルオプション設定のカラーであり、メタリックペイントであることから光沢が長持ちしやすく光り輝く見た目が非常にリッチです。

新車販売時にも納期まで長時間要する人気のカラーとなっています。

次いで、色褪せやキズ・汚れなどが目立ちにくいシルバーやダークで上質な雰囲気のブラックカラーが人気な傾向にあります。

これらのカラーである場合、他色と比較して買取査定額が5%程度上乗せされることが多くなっています。

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あなたのベンツ・SLはいかがですか?

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では、ここでベンツ・SLを高く売るためにベンツ・SLのことをもうちょっと知っておきましょう。

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ベンツ・SLの概要

 

メルセデスベンツ SLクラスは、1954年に登場した最高級クラスの2シーターオープンスポーツカーです。

エクステリアは、ロングノーズにショートデッキなスタイリング、合理的な設計と先進の素材を用いた軽量かつ堅牢なボディが特徴です。

爆発的な性能を誇るエンジンの出力に耐えられるよう非常に剛性を高く製造されています。

これまでにフルアルミニウムボディシェルやマグネシウム製ルーフフレームなどを搭載し軽量化と剛性強化が両立されてきました。

ミリ波レーダーや各種センサー、カメラと連動した先進の安全機能がふんだんに搭載され、セーフティ機能には各段のコストがかけられています。

インテリアでも、最高級が追及されナッパレザーシートや最高品質のサウンドシステムを搭載するなど徹底した高級化が図られます。

エンジンラインナップも豊富で、実用的な性能から非日常を味わえる非常に贅沢な仕様から最適な1台を選ぶことができます。

トランスミッションは、電子制御式の多段階ATが搭載されてきておりトルクコンバーターでなく湿式多板クラッチを用いることで、まるでマニュアルミッションであるかのような楽しさ溢れるドライバビリティを堪能できるようになっています。

足回りでは、コイルスプリングの特性を電子制御するアクティブボディコントロールなどその時代で最先端のサスペンションを搭載してきました。

強力な制動力を誇るディスクブレーキは安全性が高く、衝突危険性を予防する先進のレーダーセーフティパッケージと連動して自動ブレーキを働かせることもできました。

ユニークな機能では、オープンルーフでの走行時に便利なウィンドウスクリーン払拭洗浄システム「マジックビジョンコントロール」や、リアバンパー下のセンサーを生かしてトランクの自動開閉が行える「ハンズフリーアクセス」といったユーザービリティ溢れる仕様が採用されてきています。

あらゆる面で最高級化、高性能化が追及される非常に贅沢なモデルとなっており高額な維持費がかかることもあり購買層は限られています。

 

ベンツ・SLの歴史

 

メルセデスベンツ SLクラスは、1954年に登場した最高級クラスの2シーターオープンスポーツカーです。

初代メルセデスベンツ SLクラス(W198型)は、もともとレース車両として設計されていた車でした。

世界で初めてとなる高機能な直噴式のガソリンエンジンを搭載し、ドアはレースでの乗り降りを意識してルーフ上を支柱に両サイドから跳ねあがるガルウィング式が組み込まれていました。

エクステリアは、全長×全幅×全高で、4,520 mm4,579mm1,790 mm1,265 mm~1,300mm、ホイールベースは2,400 mmで車重は1,235 kg~1,295 kgほどでした。

エンジンは、直列型6気筒3.0L(最高出力215~240ps)が搭載され、最高時速はこのときすでに260km/hを記録。

駆動方式はFRで、サスペンションには前輪がダブルウィッシュボーン式、後輪にスイングアクスル式が搭載されていました。

「公道を走るレーシングカー」との異名を持った本格スポーツカーは乗降性に難があり、窓の開閉ができないなど実用性の面では多くの問題があったものの販売は好調でガルウィングクーペ型は19575月に生産終了となるまでの間、およそ1,400台ほどを売り上げました。

のちに一般的なドア形状を持ち、窓の開閉が可能となったロードスター型となっても人気が衰えず1,858台もの販売台数を誇りました。

ほかにも、直列型4気筒1.9L110ps)を搭載した廉価版の190SLロードスター、オープンカーの300SLSも存在しました。

つづく2代目メルセデスベンツ SLクラス(W113型)は、1963年にスイス・ジュネーブで開催されたモーターショーで発表されました。

ボディタイプは2シーターのクーペとロードスターが用意され、実用を重視したマイルドなスペックが採用されています。

エクステリアは、全長×全幅×全高で、4,285 mm1,760 mm1,305 mm、ホイールベースは2,400 mmで車重は1,300 kgほどでした。(230SLグレード)

エンジンは、直列型6気筒2.3L2.8L(最高出力150ps~170ps)が用意され、冷却方式は水冷、ギアミッションには4ATMT5MTモデルが存在しました。

駆動方式はFR、サスペンションは前輪がダブルウィッシュボーン式、後輪がスイングアクスル式が継続採用されています。

販売面では、1963年~1971年にかけて230SLグレードが19,831台、250SLグレードが5,196台、280SLグレードが23,885台もの売上を記録しました。

3代目メルセデスベンツ SLクラス(R107/C107型)は、1971年~1989年の間にわたって販売されました。

エクステリアは、全長×全幅×全高で、4,390 mm4,580 mm1,790 mm1,300 mm、ホイールベースは2,460 mmで車重は1,585 kgほどでした。

エンジンは、直列型6気筒2.8L3.0L(最高出力185ps~190ps)V8気筒3.5L5.6L(200ps~240ps)が搭載され機能強化が図られました。

駆動方式はFR、サスペンションは前輪にダブルウィッシュボーン式、後輪にはダイアゴナルスイングアクスル式が搭載。

ブレーキはディスクブレーキが採用され、スポーティな走りを堪能できました。

4代目メルセデスベンツ SLクラス(R129型)は1989年~2001年にかけて販売され合計213,089台が製造されました。

エクステリアは、全長×全幅×全高で、4,470 mm4,521 mm1,811 mm1,288 mm1,303 mm、ホイールベースは2,515 mmで車重は1,800 kg1,855 kg300SL)、1,880kg1,890kg500SL)、2,020kg600SL)ほどでした。

エンジンは、直列型6気筒2.8L3.2L(最高出力190ps~231ps)V6気筒2.8L~3.2L204ps224ps)、V8気筒5.0L(306ps~326ps)V12気筒6.0L394ps)が用意されていました。

駆動方式はFR、サスペンションは前輪がストラット式、後輪には独立懸架の5アーム構造マルチリンク式を搭載。

路面状況や運転操作にあわせてダンパー特性を最適化するアダプティブダンピングシステムや自動拡張型のロールオーバーバーなど革新的技術が見られた世代でもありました。

5代目メルセデスベンツ SLクラス(R230型)は、2001年~2011年にかけて販売されていました。

エクステリアは、全長×全幅×全高で、4535mm1830mm1300mm、ホイールベースは2560mmで車重は1840kgほどでした。(2001年発売モデル「SL500」グレード)

エンジンは、V6気筒3.0L3.5L(最高出力231ps~316ps)V8気筒5.5L6.2L(388ps~525ps)V12気筒5.5L~6.0L(612ps670ps)をラインナップ。

駆動方式はFR、サスペンションの基本構成は前輪が4リンク式、後輪がマルチリンク式を搭載。

アクティブボディコントロールシステムを搭載し、走行状態に応じて車体バランスを調整する機能を有していました。

そのほかの先進的な機能では、ヘッドライトの照射状態を最適化するインテリジェントライトシステムや、危険時のブレーキで後続車に緊急性を知らせるアダプティブブレーキライトを搭載。

万が一の際に働く機能としては、緊急時のエンジン自動停止、ハザードランプ自動点滅、ドアロック自動解除などを盛り込んだクラッシュセンサーや室内センサーを搭載。

至れり尽くせりの高度な安全機能が多数装備された世代となりました。

6代目メルセデスベンツ SLクラス(R231型)は2012年に登場しました。

エクステリアは、全長×全幅×全高で、4615mm1875mm1305mm、ホイールベースは2585mmで車重は1860kgほどでした。(2012年発売モデル「SL550 ブルーエフィシェンシー」グレード)

エンジンは、V6気筒3.0L3.5L(最高出力306ps~367ps)V8気筒4.7L5.5L(435ps~585ps)V12気筒6.0L(630ps)がラインナップ。

トランスミッションには7~9ATを組み合わせ、ショックレスなシフトチェンジと低燃費化が図られています。

駆動方式はFR、サスペンションの基本構成は前輪が4リンク式、後輪がマルチリンク式を搭載。

アダプティブダンピングシステムを搭載したセミアクティブサスペンションやオプションで引き続きアクティブボディコントロールを選択できました。

安全性能の進化も著しく、死角もサポートするアクティブブラインドスポットアシスト、バックカメラ、駐車を支援するアクティブパーキングアシスト、走行車線からの逸脱を警告するアクティブレーンキーピングアシスト、先進的なプリクラッシュセーフティシステムなどが次々と搭載されてきました。

自然吸気やツインターボなど、その時代の仕様ごとの魅力があり年式が経過していても高価買取されることがあります。