2019年12月31日
希少車と呼ばれる車は中古車市場において高値で売られているのをよく見ます。
高い値段で売られているということは、高く買取してもらえると思うのも当然ですが、実は希少車でも絶対に高く買取ってもらえるとは限らないのです。
希少車を高く買取してもらうにはコツを知ることが大切なのです。
ここでご紹介するコツを知れば、予想以上の高値で買取してもらえるかも知れません。
このページの目次
希少車とはどんな車
「希少車」とは、現存する台数が世間一般的に販売されている大衆車に比べて少ない車のことを言います。希少車になる理由や経緯は以下になります。
①限られた台数のみ製造されて販売された(超高級車や限定車)
②生産中止から年月が経ち現存する台数が極端に少なくなった
③登場当初から人気が無くあまり売れていない(売れなかった)
自動車業界で言う希少車は、現存する台数が少ない上に「希少価値が高い」車のことを指します。
希少車は、中古車なのに発売当時の新車価格よりも高い値段で取引されるほど価値が高い車なのです。希少車の価値は、どれだけ需要があるか、人気があるかで決まります。
基本的には、発売当時から人気が高い車が希少車になることが多いのですが、中には不人気だったのにアニメや映画に取り上げられて注目され人気が出て価値が上がる車も合ったりします。
希少車を高く買取ってもらうポイント
希少車は、その希少価値の高さから買取価格も高くなると思われますが、やり方によっては高く買取ってもらえず、最悪の場合、二束三文のタダ同然で引き取られるようなことになってしまいます。
希少車を高く買取ってもらうためには、ポイントを理解し実行しましょう。
✔希少車の価値が分かる買取業者に売る
車の買取業者は星の数ほど存在します。特に希少車は、どこに買取してもらうかで買取価格は大きく変わってきます。それは、車の買取業者ごとに得意な買取車種が違うからです。
大手自動車メーカー系の買取業者は
自社ブランドの車種や世間一般に人気がある車種の買取が得意です。
そのため、知名度が高い希少車なら多少の価値は理解してくれるかも知れませんが、買取したあとの販売ルートを持っていないため、
本当の価値で買取してもらうのは難しく、価値以下で買取される可能性が高いでしょう。
大手車買取専門店はメーカー問わず世間一般に人気がある車種の買取が得意です。国産・輸入車と幅広く買取しているので、希少車に対しての理解は多少有り、買取したあとの販売ルートもそれなりに持っているかも知れませんが、それでも本当の価値で買取りしてもらうのは難しく、価値以下で買取される可能性があります。
一夫、希少車の買取専門店は
数多くの希少車の買取を行っているため、希少車に対しての知識が豊富です。そして買取した希少車を販売できる独自ルートも持っています。
そのため、希少車を本当の価値で買取りしてもらえることが期待できます。
ただ、その専門店を見つけるのが至難の業です。そんなときは買取オークションを利用してみてはいかがでしょうか。
✔定期的なメンテナンスでコンディションを保つ
希少車に限ったことではありませんが、定期的なメンテナンスを行い最高のコンディションを保つことが希少車の高価買取に繋がります。
特に古い希少車は、現代の車と違って故障やトラブルが付きものです。修理に必要な交換パーツは、入手困難であったり高価になるため定期的なメンテナンスを欠かすことなく、新車当時に近い状態を維持することが大切です。
保管方法では、ボディの色あせ、ダッシュボートやシートなどの色あせを防ぐために直射日光が避けられる車庫での保管かボディーカバーをかけて保管すると良いでしょう。
✔ノーマル状態に戻す
希少車を求める人の多くは、発売当時の状態いわゆる「ノーマル」な状態を好む傾向にあります。社外品のパーツなどでカスタム(改造)されていても、ノーマルパーツが残っていてノーマル状態に戻せるならば問題ないですが、ノーマル状態に戻せずカスタム状態のままでは買取価格が下がるかも知れません。
✔売却するタイミングを見極める
希少車の価値は需要と供給のバランスで変わります。需要が高まれば高まるほど価値が上がり買取価格も上がります。この需要と供給の関係は、時間が経つほど需要が高くなる可能性があります。理由は、供給となる希少車が減っていくからです。
売却を先延ばしにすればするほど価値が上がる傾向にあるのですが、そうなるといつまで経っても売却することが出来なくなります。また、長期間所有するにも維持費が掛かってしまいます。
このあたりのバランスを見ながら売却するタイミングを見極めましょう。