ルノー メガーヌの買取相場・査定価格

ルノー メガーヌの買取相場は、200～300万円前後となっています。
2023年現在も現行車両として市場に導入され続けており、年式が新しければ新しいほど合格査定が期待できる車です。
輸入車の中では比較的リーズナブルな車で、新車価格は350～500万円の間です。
リセールバリューは高いものでおよそ半分、低いものでも1/3程度あり、輸入車としてはかなり高い値段で売却することができるでしょう。

ただし、高いリセールバリューを誇っているのは、走行距離が5万km以下もしくは年式が5年未満のものがほとんどです。
このラインを超えてしまうと買取価格が圧倒的に下がってしまい、高額査定がかなり難しくなります。
特に年式に関しては5年落ちをさかいに30万円ほど下落する傾向があり、特に注意が必要です。
この傾向はメガーヌに限らず、ほぼ全ての車で同じことが言えます。

一般的に中古車市場で需要が高いと言われている個体は、年式・走行距離ともに浅いもの、もしくは市場価値が非常に高いもののいずれかです。
メガーヌの場合は現在市販されている現行モデルであり、かつ今後も継続して新しいモデルが登場する可能性が非常に高い車であるため、どれだけ新車に近い状態で売却できるかが高額査定の鍵を握っています。
新車価格は他の輸入車よりも比較的低いとはいうものの、それでも最上位グレードであれば500万円近い費用が必要となるため、簡単には手放せないという人もいることでしょう。
一方で合格査定が可能なラインがあるのも事実であるため、大切な愛車を売却するか否か判断が難しいタイミングといえます。
あくまでも高額査定が難しくなるというだけであり、どの中古車買取店も買い取ってくれないというわけではありません。
ただしその時の買い取り価格が、満足いくものになっているかと言われると難しいポイントと言えます。

メガーヌを売却したいのであれば、輸入車の買い取りに強みを持つ中古車買取店査定に出すといいでしょう。
今でこそ輸入車の流通量は非常に増えていますが、中古車買取店側に輸入車に関する知識があるかと言われるとそれは別問題です。
中には輸入車の知識がないまま査定を行う店舗もあるため、海外から輸入された車に関して知識を持っている中古車査定員がいる販売店に査定を依頼するといいでしょう。
市場価値だけでは推し量れない部分まで査定評価に含んでもらえるため、一般的な中古車買取相場よりも高い値段で売却できる可能性があります。

ルノー メガーヌの買取時の注意点は、エンジンや足回りなどの駆動系のコンディションが良いことを証明できる書類をそろえておくことです。
RSと呼ばれるモータースポーツを強く意識したシリーズが登場した関係で、スポーツカーとしての人気が高まっているためです。
日本国内にはヨーロッパや本国で販売されているエントリーグレードやディーゼルエンジンモデルが販売されていないこともあり、メガーヌといえばモータースポーツの車という印象を持っている人も少なくありません。
そのためエンジンのコンディションや足回りの状態を保証する電源記録簿などは、査定において車のコンディションが良好であることを示す重要な証明書となります。
今まで受けた点検の記録は必ず1セットにして保管しておき、査定の際に提示できるように用意しておきましょう。

ルノー メガーヌは、1995年から製造・販売されている、Cセグメントの乗用車です。
クーペやカブリオレ、ハッチバックなど、様々なボディタイプのメガーヌが投入されており、フランス本国ではいずれの高い人気を誇っています。
日本ではハッチバック、カブリオレ、ツーリングワゴン、エステートの4種類がラインナップされていますが、圧倒的に流通量が多いのがハッチバックです。
並行輸入で手に入れられる日本未発売のモデルも存在しますが、本コラムではルノーが正規販売しているモデルのみを取り扱うものとします。

ルノー メガーヌの人気グレードは、次の3種類です。

R.S.ウルティム
ルノースポール トロフィー MT
スポーツツアラー アニヴェルセル

R.S.ウルティムは、2023年4月に登場したばかりの限定車ですが、全世界で1,976台限定の販売台数となるため今後中古車市場に出てくると高額査定が期待できる1台です。
価格は今までのグレードよりも高額な659万円という設定で、スポーティさを強調した1台に仕上がっています。
中古車販売店に買い取られた場合の買い取り相場はまだまだ台数が少ないため明確ではありませんが、おそらく500万円程度の買取価格になるのではないかと予想されます。
プレミアがつけばさらに高額査定が期待できる可能性もあるでしょう。

メガーヌの人気グレードは、いずれもスポーティーなモデルが該当するようです。
2005年から出場している世界選手権の印象が強いためか、どの世代においてもスポーツモデルのメガーヌが高額査定になりやすい傾向にあります。
特に日本ブルクリンク北コースでのFF市販車の最速記録に強くこだわっている傾向があり、何度か首位から陥落しながらも返り咲いているという経歴を持っている車でもあるのです。
一時はホンダ シビックに市販車最速の記録を奪われるも、2019年にはR.SトロフィーRが市販のFF車では最速となるコースレコードを記録。
2014年6月以来の快挙であり、再び注目を集めて高い人気を誇るようになったと考えられます。
そんな市販車最速を誇るメガーヌR.S.シリーズは、2023年4月に生産終了が発表され、新車で手に入れるには在庫限りでの販売となりました。
メガーヌの中でもっとも人気が高い車種なだけに、今後の買取相場の動向が気になるところです。

その他のグレードで言えば、AT車よりもMT車の方が人気が高い傾向が見られます。
現在ではかなり数が少なくなった選択性を採用しており、ATで手軽に走りを楽しみたいというニーズと、MTで思いのままに走りたいというニーズの両方を叶えることができる車です。
モータースポーツのイメージが強いメガーヌの場合、MT車で思いのままに走りたいという要望がユーザーからは強いようです。

ちなみに、中古車市場では流通していないだけで特別仕様車・限定車は何台か販売されています。
今後も中古車市場に登場する機会はあまり高くない可能性が高いものの、特に生産台数の少ない車に関しては高額査定が期待できるかもしれません。

ルノー メガーヌに設定されているボディカラーは非常に少なく、グレードによっては1色しか設定されていないというケースも珍しくありません。
その中でも特に人気が高いのは、次の3色です。

ブラン ナクレM
マカハ グレーM
オランジュ トニックM

オランジュ トニックMは、ルノースポールに設定されているボディカラーで、ルノーのF1チームのシンボルカラーでもあります。
このイメージからか市販車では珍しくオレンジ色が高い人気を誇っており、査定でもプラス評価をされる1台となっています。
ちなみに上位にランクインした3色は全てメタリックです。
傷がついていると悪目立ちしてしまうため、傷がつかないように車を保管したり運転したりする必要があるでしょう。

ルノー メガーヌの人気オプションは、外装に関するものが高い人気を誇っている印象を受けます。
例えば、アウターハンドルプロテクターは、ハンドルを握った際についてしまう小さな傷を防止するために採用されるオプションです。
もちろんボディを傷から守るという役割もあるのですが、外観のアクセントになるため選択して設定する人も少なくありません。
他にも、ナンバープレートリムやドアミラーカバーセットなども人気が高く、買取の際には高評価が得られる可能性があります。

内装面でも人気の高いオプションがあります。
室内に差し込む光を抑えることができるリアシェードセットや、ラゲッジスペースを傷から守る各種マットなど、多種多様なオプションが用意されているのが特徴です。
スポーティーさに磨きをかけるオプションはあまり設定されておらず、あくまでも使い勝手向上というオプションがメインで設定されています。
人気が高いのもこれらの車の使い勝手を向上させるようなものであり、ここでは紹介していないルーフキャリアなども含めて高額査定の対象となるでしょう。
また、ETCやドライブレコーダーもオプションでの設定となります。
純正のものは買取査定で高く評価されることが多いため、装備している車は装備したまま査定に出すことをおすすめします。