プレミアムからの乗換が急増中!? プジョー新型3008の完成度の高さは驚愕レベル!

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2025年9月26日

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「おかげさまで初期受注は順調なのですが、意外にプレミアムブランドからの乗り換えが多くて驚いています」。

物価高と為替レートによって軒並み高騰化してしまったクルマの価格は、輸入車オーナーをも困らせているようです。ステランティスグループの中では中堅ブランドでもあるプジョーが、プレミアムカーの代わりとして購入されているという件の話を聞いたのは、プレス向け試乗会場でのステランティスジャパンの担当者からでした。

◆輸入車の高騰化=新規需要?

プレミアムブランドというのは、具体的にいってしまえばメルセデス・ベンツやBMW、アウディといったドイツ系を中心としたメーカーのこと。例えば車検のたびに乗り換えていたようなオーナーがいたとしましょう。これまでは、下取り+追金100万円で新車に乗り換えられていたところが、ある日突然追金200~300万円に高騰してしまったら……。車検を通してもう少し乗り続けるか、もしくはほかの乗り換え方を模索するのは当然でしょう。今、まさにこのようなことが実際に起きているのです。

そこで、“ほかの乗り換え方を模索”していたオーナーから白羽の矢が立ったのが、偶然にも今回紹介するプジョーの新型SUV「3008」だったということです。

でもなぜ、数多あるクルマのなかでこの3008が選ばれているのでしょうか。それはひと言で表すなら、「完成度の高さ」とでもいうべきかもしれません。すべてを一新した3代目の3008は、まるで熟成され尽くしたモデルかのようなクオリティの高さを見せてくれたのです。

◆斬新かつ上質なデザイン

3008は、プジョーブランドのなかでも基幹車種ともいうべきミドルサイズのSUV。欧州をはじめアジアや南米などでも展開され、先代モデルは累計132万台が世界中で販売されてきました。もちろん日本市場でも人気を博していて、プジョーブランドを代表するモデルとして認知されているモデルです。

3代目となる新型3008は、その斬新な外観デザインを見ればこれまでとは大きく変わったと一目瞭然でしょう。先代まではどちらかといえばステーションワゴンタイプだったボディは、リアのウインドウがかなり寝かされたファストバックへと変貌。プジョーブランドにおける次世代のフラッグシップモデルとして、クーペSUVへと生まれ変わりました。

現行308、408と続いてきている新世代のプジョーデザインをさらに進化させた3008。特徴的なエッジが効いた前後のボディ造形に、ライオンの爪痕をイメージする3本のライトや、フレームレスグリルなどを組み合わせ、先進性を主張します。対照的にボディサイド面はシンプルな面で構成され、ウインドウモールも表面に出ないように処理されたデザイン。シームレスなサイドラインは、同グループのDSとはまたひと味違う上質感を生み出しています。

インテリアには、外観以上の斬新さを感じる人も多いかもしれません。まず目に飛び込んでくるのは、水平基調のダッシュボードやセンターコンソールに全面に渡って使用されるファブリック素材。ダッシュボードの天面には、フローティングマウントされた21インチのパノラミックスクリーンが鎮座します。

「パノラミック iコックピット」と呼ばれる新世代のデザインは、ドライバー中心であった従来のiコックピットをさらに進化。小径ステアリングホイールの上から見るスクリーンには、カービングディスプレイが採用されました。シンプルかつ先進的なデザインは、今までに見たことのない斬新さと上質さがうまく両立され、プレミアムカーから乗り換えたとしても満足感の高い仕立てになっています。

◆新規プラットフォーム採用の第1号車

3008のトピックは、当然ながらデザインだけではありません。グループ内の新たなC~Dセグメントプラットフォームとして開発された「STLA-Medium(ステラ ミディアム)」を採用した、初めての市販モデルだということも大きな特徴です。

STLA-Mediumは、電動車用の新プラットフォーム。それまでのEMP2プラットフォームに比べ、より電動パワートレインに適したシャシーとなり、ハイブリッドもBEV(電気自動車)も対応できる懐の深さも持ち合わせます。

3008は、まずマイルドハイブリッド(MHEV)から導入され、BEVは2025年内中の発売を予定しています。MHEVは、最近のステランティスグループ各車に搭載されている、新開発1.2Lターボ+2モーターハイブリッドシステム。以前に乗ったフィアット 600ハイブリッドとは、パワートレインこそ共通ですが、クラスは3008のほうがワンランク上になるため車重も重たくなります。その辺りの違いも考慮しながら、今回の試乗へと向かいました。

◆すべてにおいて驚嘆すべきスムーズさ

このMHEVシステムは、マイルドとは思えないほどアシストをすることが特徴的です。発進時からストレスなくスッとボディが前進するのは、600ハイブリッドと同じ感覚。車重は600ハイブリッドに比べ300kg重い1620kgであるにも関わらずでした。電動モーターを内蔵した6速のデュアルクラッチ式トランスミッションは、加速のスムーズさを大きくアシスト。1.2Lターボエンジンへの動力移行もシームレスに行われ、静粛性もしっかりと確保されていました。

システム合計の出力が107kW/145psと控えめですが、走り出してしまえばそんな数字を感じさせないほど必要十分。高速道路のクルージングでもまったく問題ないパワフル感を持ち合わせます。それでいて、WLTCモード燃費は19.4km/Lと良好。高速道路ではもっと伸びる可能性も秘めている、家計に優しいパワートレインといえるでしょう。

そして加速のスムーズさと相乗して快適性を向上させているのが、乗り心地のよさです。低速域だろうが高速域だろうが、関係なく乗り心地のいい感覚はさすがプジョーだと唸らされます。19インチという大径ホイールを履きながら、低速域の段差を超える際も大きな入力が感じられないほどに抑えられ、中・高速域ではフラットライド感が強く感じられる乗り心地。このクルマは疲れないな、とすぐに理解できるでしょう。

プジョーをはじめフランスメーカーのスゴいところは、この乗り心地を電子制御ダンパーに頼らずコンベンショナルなオイルダンパーで再現しているところ。この乗り心地のよさなら、リアシートに座る家族からクレームがくることは皆無でしょう。

パワートレインから乗り心地まで、すべてにおいてスムーズだと感じられる乗り味。文句のつけようがまったくありませんでした。先代からのキャリーオーバーが一切ない、新規プラットフォームとは思えないほどの完成度の高さに驚かされました。

◆ミドルSUV市場の雄となれるか

ドイツプレミアム勢と比べると、少々個性的なデザインは好みが分かれるかもしれません。ただ、そのほかの面で劣っていると感じる部分が見当たらないほどの完成度の高さ。これを目の当たりにしてしまうと、目の肥えた人ほど3008のバリュー感に驚くかもしれません。このクオリティで車両本体価格が500万円を切る金額から購入できるとなると、おもわず手が伸びてしまう人もいるでしょう。

プレミアムカーからの乗り換えでもまったく見劣りしないクオリティと完成度を持った、新型3008。このバリュー感は、トヨタ ハリアーが一人勝ち状態の国内ミドルクラスSUV市場をも巻き込むムーブメントになるかもしれない。そんな可能性を感じざるを得ない、ファーストインプレッションでした。

なお、今回の3008ハイブリッドに加え、BEVのe-3008も年内に登場予定、そしてこちらも人気の高い3列シート仕様の5008も、来年以降で導入予定とのこと。STLA-Mediumを使用したプジョー以外のレーベルで出てくるであろう新型車も含め、今後の動向に注目です。

<文&写真=青山朋弘>


■プジョー 3008 GTハイブリッド(FF・6速DCT) 

主要諸元

【寸法・重量】
全長:4565mm 
全幅:1895mm 
全高:1665mm 
ホイールベース:2730mm 
トレッド:前1615/後1615mm 
車両重量:1620kg 
乗車定員:5人 

【パワートレーン・性能】 
エンジン種類:直3DOHCターボ 
ボア×ストローク:75.0×90.5mm 
圧縮比:11.5 
総排気量:1199cc 
最高出力:100kW(136ps)/5500rpm 
最大トルク:230Nm(23.5kgm)/1750rpm 
使用燃料・タンク容量:プレミアム・55ℓ 
モーター種類:交流同期電動機 
最高出力:16kW(21.8ps) 
最大トルク:51Nm(5.2kgm) 
バッテリー種類:リチウムイオン 
WLTCモード燃費:19.4km/ℓ 
最小回転半径:5.4m  

【諸装置】
サスペンション:前ストラット/後トーションビーム 
ブレーキ:前Vディスク/後ディスク 
タイヤ:前後225/55R19 

【価格】
540万円(消費税率10%込み)


この記事を書いた人

TomohiroAoyama

青山朋弘

新車専門誌、中古車専門誌、モータースポーツ誌などの編集部を経て、
現在はフリーランスの編集&ライター。
自動車専門誌やWebサイトに寄稿しながら、YouTube動画の撮影・編集も行う。
愛車は10年前に走行5万kmで見つけた、NA型ロードスターの初期型。
趣味のMTBをどうやって積むのがいいか、常に試行錯誤している。

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