ホンダ 新型フリード(3代目)の燃費性能|カタログ値(WLTCモード)
新型フリードのカタログ燃費は、ハイブリッド車(e:HEV)においてWLTCモードで25.0km/Lを超える優れた数値を記録しています。
これは、従来の1モーター式ハイブリッドから、発電用と走行用の2つのモーターを備える「e:HEV」へと進化したことで、エネルギー効率が飛躍的に向上した結果です。
以下に、グレードおよび駆動方式ごとのカタログ燃費をまとめました。
【表】新型フリード カタログ燃費(WLTCモード)
グレード構成 | 駆動方式 | e:HEV(ハイブリッド) | ガソリン車 |
AIR / AIR EX | FF(2WD) | 25.0km/L 〜 25.6km/L | 16.2km/L 〜 16.4km/L |
AIR / AIR EX | 4WD | 21.1km/L 〜 21.3km/L | 14.3km/L 〜 14.5km/L |
CROSSTAR | FF(2WD) | 24.4km/L 〜 24.9km/L | 16.0km/L 〜 16.2km/L |
CROSSTAR | 4WD | 21.1km/L 〜 21.3km/L | 14.3km/L 〜 14.5km/L |
※数値は車両重量や乗車定員により若干変動します。
【徹底検証】フリードの「実燃費」はどのくらい?
フリードの実燃費は、走行環境や運転状況によって変動するものの、ハイブリッド車であれば概ね18km/Lから22km/L前後で推移する傾向にあります。
カタログ数値と実燃費の乖離は、特に冬場の暖房使用時や、短距離のストップ&ゴーを繰り返す都市部での走行において顕著に現れます。
ユーザーの利用実態に基づいた平均的な実燃費データは以下の通りです。
【表】新型フリード 実燃費目安
モデル | 走行環境 | 平均実燃費 |
e:HEV(FF) | 市街地・郊外・高速 混合 | 20.5km/L |
e:HEV(4WD) | 市街地・郊外・高速 混合 | 17.8km/L |
ガソリン(FF) | 市街地・郊外・高速 混合 | 12.4km/L |
ガソリン(4WD) | 市街地・郊外・高速 混合 | 10.2km/L |
※記載の実燃費はユーザーの声をまとめた他社サービス記載の実燃費をまとめた数値です。
年間1万キロ走行時のガソリン代シミュレーション
年間で1万キロメートルを走行する場合、ハイブリッド車とガソリン車では燃料代に約6万円以上の差が生じます。
2026年現在のレギュラーガソリン価格を175円/Lと仮定し、上記の実燃費データを用いて算出した年間の燃料コストは以下の通りです。
- e:HEV(FF): 年間 約85,365円(10,000km ÷ 20.5km/L × 175円)
- ガソリン(FF): 年間 約141,129円(10,000km ÷ 12.4km/L × 175円)
このシミュレーション結果から、日常的な走行距離が多いユーザーほど、ハイブリッド車を選択することによる経済的メリットが大きくなることが分かります。
ホンダ フリード維持における今後の動向
2026年現在の自動車維持費を取り巻く環境は、税制の大きな転換期を迎えています。
特に注目すべきは「環境性能割」の段階的な見直しであり、これまで免税や減税の対象となっていた低排出ガス車であっても、基準の厳格化により負担増となる可能性が指摘されています。
また、世界的なエネルギー情勢の不安定化に伴い、ガソリン価格は高止まりの傾向にあり、車両購入時には単なる本体価格だけでなく、数年先を見越した「トータル・オーナーシップ・コスト(総維持費)」を精査することが不可欠となっています。
これに加え、カーボンニュートラルの加速により、将来的なリセールバリューはハイブリッド車がガソリン車を上回る傾向がさらに強まると予測されます。
ライバル車との燃費・維持費対決
フリードの最大のライバルであるトヨタ「シエンタ」と比較すると、燃費性能の数値上ではシエンタに軍配が上がります。
シエンタのハイブリッドシステムは燃費効率を極限まで追求しており、特に市街地走行において優れた数値を記録します。
しかし、フリードは走行用モーターの出力が高く、高速道路での合流や多人数乗車時でもストレスのない加速を実現している点が強みです。
【表】ライバル車との燃費・コスト比較
車種名(グレード) | カタログ燃費(WLTC) | 実燃費(目安) | 年間1万kmガソリン代 |
ホンダ フリード e:HEV AIR | 25.6km/L | 20.5km/L | 85,365円 |
トヨタ シエンタ ハイブリッド | 28.4km/L | 24.2km/L | 72,314円 |
スズキ ソリオ ハイブリッド | 22.3km/L | 18.1km/L | 96,685円 |
※年間ガソリン代はレギュラーガソリン175円/Lで算出。
※記載の実燃費はユーザーの声をまとめた他社サービス記載の実燃費をまとめた数値です。
シエンタの方が燃費性能において優位にあることは事実ですが、フリードを選ぶ利点は「室内空間のゆとり」と「走行性能の余裕」にあります。
特にフリードは3列目シートの居住性が高く、大人がしっかりと座れる設計がなされているため、ファミリーユースにおける実用性ではフリードが選ばれるケースが非常に多いのが特徴です。
フリードの燃費をさらに伸ばす5つのテクニック
フリードの優れた環境性能を最大限に引き出すためには、ハードウェアの性能に頼るだけでなく、ドライバーによる意識的な運転操作が重要です。
以下のポイントを実践することで、実燃費をさらに向上させることが可能です。
- アクセルを穏やかに踏み込み、e:HEVのモーター走行領域を長く維持する。
- 「Bレンジ」やパドルシフトを活用し、減速時のエネルギー回生を最大化する。
- 車内に不要な荷物を置かず、車両重量を軽く保つ。
- タイヤの空気圧を定期的にチェックし、走行抵抗を減らす。
- エアコンの温度設定を控えめにし、オートモードを活用してコンプレッサーの負荷を抑える。
まとめ:新型フリードは燃費と暮らしやすさのベストバランス
ホンダのフリードは、e:HEVの導入によってミニバン特有の燃費の懸念を払拭し、非常に高い完成度を実現しています。
カタログ値だけでなく実燃費においても、日常使いで十分納得できる経済性を備えており、特に年間走行距離が長いご家庭にとっては、ハイブリッドモデルが賢明な選択肢となります。
ライバル車と比較して数値に現れない「走りの質」や「空間の広さ」を併せ持っていることが、フリードが長年支持され続けている最大の理由といえるでしょう。
【出典・参照データ】





