2019年8月23日

トレイラーとは、自動車で引っ張って使うタイプのキャンピングボックスです。

キャンピングトレイラー自身はエンジンを持っていないため単体で動くことはできません。

そんなキャンピングトレイラーの魅力とはいったいどのようなものなのでしょうか?

 

 

 

キャンピングトレーラーのメリット?

 

・価格が安め

・メンテナンスコストが安く済む

・豊富なバリエーションから選べる

・キャンピングカー上級者になれる

 

【メリット1】価格が安め

 

キャンピングトレイラーには、エンジンは積まれていないためキャンピングカーを購入するよりも安い値段で用意することができます。

ただし、オプションをどんどん追加していくと高額になることがあります。

キャンピングトレイラー購入時には、なにが価格に含まれているのか良くチェックして選ぶようにしましょう。

 

【メリット2】メンテナンスコストが安く済む

 

キャンピングトレイラーは、その他のキャンピングカーと違って痛む部分は少なく、エンジンや足回りなどのメンテナンスコストがかからず比較的経済的です。

 

【メリット3】豊富なバリエーションから選べる

 

キャンピングトレイラーは、車とキャンピングシェルが分離されたモデルであるため自由な設計が可能となっています。

そのため、大きさや形状など実に多くのトレイラーが各メーカーから販売されています。

1〜2人用の就寝用といった廉価なモデルから大勢の人が乗れるような大型のキャンピングトレイラーまで多種多様な製品が売られているので見ているだけでも楽しめますよ。

 

【メリット4】キャンピングカー上級者になれる

 

キャンピングトレイラーは実運用上、駐車場所の探索、保険探し、エアコンや発電機など設置が難しい装備があるといったさまざまな苦労があります。

このほか高速料金やフェリー台が高くつくこと、日本で販売されている多くが海外製といった点も頭に入れておきましょう。

それら苦難を乗り越えて使いこなすことができるようになれば立派なキャンピングカー上級者といえるでしょう。

 

 

トレイラーのデメリット?

 

 

【デメリット1】移動中はトレイラー内に人は乗れない(法律で禁止)

 

 

キャンピングトレイラーは、車が動いている間はトレイラー内に人が乗車してはいけないことになっています。

せっかく快適な空間があるのだから、移動中にもトレイラー内でくつろぎたいものですが、法律違反になってしまうため絶対にやめましょう。

 

 

【デメリット2】税金、車検費用、その他費用がかかる

 

キャンピングトレイラーは、エンジンを持たないため、いわば大きなリアカーのような存在です。

しかも前述したように走行中はトレイラー側に乗車することはできません。

ただし、税金はしっかりとかかります。

それに車検も必要になります。

初期費用には、牽引用の連結装置が必要になったり、ベース構成からオプションを盛り込むと当初の予算内で収まらなかったりするので注意が必要です。

運転するにあたっては、リードカーの燃費が悪くなること、高速料金やフェリー料金などが高くつくことなども頭に入れておいたほうが良いでしょう。

 

【デメリット3】慣れるまで運転操作が難しい

 

キャンピングトレイラーを牽引する場合に難しいのがカーブやバックです。

リード車とトレイラー合わせてかなりの全長になりますので慣れるまでは運転しずらく感じることでしょう。

また牽引するにあたって、どうしてもリード車の燃費は悪くなります。

 

ところで運転免許はいるの?

 

キャンピングトレイラーは、トレイラー自体の重量が750kg以下であれば普通免許で牽引することができます。

750kg以下のものでも、大きなサイズであれば4人家族が横になれるくらいのトレイラーも多く存在しているので必要十分といえます。

ちなみに、トレイラーの重量が750kg以上ある場合には、けん引免許が必要となり、免許取得には15万円程度の費用がかかります。

オーナーさんのなかには、750kg以下のトレイラーでは満足できずに発奮して牽引免許を取得。

大型トレイラーに買い替える人もいるようですね。

 

 

 

車検費用や保険は?

 

キャンピングトレイラーのランニングコストには、税金

保険料

駐車場費用

車検費用

タイヤなどのメンテナンス費用

などがかかります。

キャンピングカーは、2年に一度、車検を通すことが必要で、税金も2年ごとに3万円〜5万円程度かかります。(自動車税、自動車重量税、自賠責保険)

任意保険では、キャンピングトレイラーは自走できないため通常は、リード車の保険でまかなえるようになっています。

ただし、外資系保険会社では適用されなかったり

対人・対物保険は対応できるけれど、トレイラー部分に車両保険は適用されず、損傷は全額自腹なんてこともありうるようです。

そのほか、ご加入の保険会社によっては異なることもありえますので詳細は必ず保険会社にてご確認ください。

そのほか、車庫証明のため駐車場を借りるとなれば月に数千円程度〜、車検代が15000円〜25000円程度、念のため、その他メンテナンス代として月に数千円程度の予算は見ておいたほうが無難でしょう。

 

 

まとめ

 

総じてキャンピングトレイラーは、かなり上級者向けのキャンピングカーといえるでしょう。

確かに、バンコンやキャブコンなどを購入するよりは安い費用で用意できますが実用面ではスキルや割り切りが求められます。

購入にあたってはじっくりと検討されたうえで選ばれると良いでしょう。