車の寿命はいつまで?年数や走行距離の目安と損しない売却タイミングを徹底解説

車の寿命はいつまで?年数や走行距離の目安と損しない売却タイミングを徹底解説

2025年11月15日

「この車、あと何年乗れるんだろう?」「最近、修理が増えてきたけど、買い替えるべきか…」

愛車に長く乗っていると、ふとそんな疑問や不安が頭をよぎる瞬間はないでしょうか。かつて「車の寿命は10年10万km」と言われていましたが、それは本当に今も当てはまるのでしょうか?

この記事では、現代の車の寿命に関する最新の考え方から、ご自身の車の状態を客観的に判断するための具体的な目安、そして「乗り続ける」か「手放す」かを決めるための最適なタイミングまで、専門的な視点で分かりやすく解説します。

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10年10万kmは古い?今の車の寿命に関する新常識

平均使用年数は伸びている

「車の寿命=10年10万km」という考え方は、現在ではやや古くなってきています。
一般財団法人自動車検査登録情報協会の調査によると、令和5年における乗用車の平均使用年数は13.84年となっており、13年前後が一つの目安と言えるでしょう。

なぜ車の寿命年数は延びているのか? 

車の寿命が延びた背景には、技術の進歩があります。特に以下のような要因が車の寿命を延ばしています。

エンジン性能の向上:部品の精度や耐久性が上がり、エンジン自体の寿命が延びました。

車体塗装技術の進化:防錆技術や塗装技術の向上により、車体がサビにくく、長く良い状態を保てるようになりました。

オイル品質の向上:エンジンオイルなどの品質が向上し、エンジン内部をより長く保護できるようになりました。

このように、車全体の性能が底上げされたことで、年々車の寿命は延びており、適切なメンテナンスや日頃からの丁寧な運転を心がけることでより長く愛車に乗り続けることが可能になります。

車の寿命を判断する2大目安とその他の要素

車の状態を客観的に判断するには、「年数」と「走行距離」という2つの大きな目安があります。

【年数】:13年以上が節目になる理由

年数で見た場合、13年が一つの大きな節目となります。これには2つの理由があります。

車体の劣化:ある程度大切に乗っていたとしても、車に使われるゴムや樹脂パーツは、紫外線や熱の影響を受けてしまい、経年劣化が避けられません。特に10年前後を超えると、エンジンルーム内のホース類やパッキン、足回りのブッシュなどが硬化・ひび割れを起こしやすくなります。これが原因で冷却水やオイル漏れ、走行安定性の低下といった不具合が発生し、突然の故障や高額な修理につながるリスクが大幅に高まります。

税金の増額:車体の寿命の直接的な原因ではありませんが、税制度も13年を節目とする要因となっています新車登録から13年を経過すると、自動車税(種別割)および自動車重量税が増額(重課)されます。維持費が直接的に上がるため、買い替えを検討する大きなきっかけになります。

【走行距離】:10万km~15万kmが目安となる理由 

走行距離では、10万km〜15万kmが目安とされています。

10万kmの節目:オルタネーターやウォーターポンプなど、一度も交換していない主要な部品が寿命を迎え始める時期です。これらの交換には高額な費用がかかるため、修理か買い替えかの判断を迫られます。

15万km以降:エンジンやトランスミッションといった車の心臓部にも、徐々に劣化が見られ始めます。大きなトラブルが発生する前に、手放すことを検討する方が経済面でも安全面でも合理的な場合があります。

前述のとおり車の寿命は以前に比べて延びていますが、長く乗るためにはこまめなメンテナンスや丁寧な乗り方が非常に重要になります。特に気をつけていなければ、10年を待たずして致命的な故障が発生するケースもあるため、必ずしも年数と走行距離だけで判断しないようにしましょう。

年式と走行距離、結局どちらを重視すべき? 

「年式は新しいけど走行距離が多い車」や「年式は古いけど走行距離が少ない車」など、車によって状態は様々です。

結局どちらが大事なのかが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、こればかりは一概には言えず、両方のバランスが重要になります。

例えば、極端に走行距離が少ない車であったとしても、長期間動かしていなかったことで逆に部品が劣化している可能性があります。

年式も走行距離も車の状態を判断する目安に過ぎないため、高年式、または低走行距離だったとしても油断は禁物です。

【その他の要素】:部品の供給期限 

見落としがちなのが、修理に必要な部品の供給期限です。自動車メーカーが部品の生産を保証しているのは、その車の生産終了後、約10年が目安です。それ以降は部品の入手が困難になり、修理したくてもできない、あるいは費用が非常に高額になる可能性があります。 

損をしないための売却タイミング

愛車を手放すなら、少しでも高く売却したいもの。損をしないための売却タイミングの判断ポイントをご紹介します。

寿命が来る前に売却する

中古車市場では、年式や走行距離の節目を超えると買取価格がガクッと下がってしまう傾向があります。愛車の価値が大きく下がる前に売却することで、次の車の購入資金に充てるなど、お得に乗り換えができます。

判断ポイント①:年式の節目

年式の節目は、中古車としての価値が大きく変動する重要なタイミングです。特に3年、5年、7年といった車検の時期は、市場に同程度の車が多く出回るため価格が下がりやすくなります。また、3年目、5年目はメーカーの保証が切れる時期と重なり、価値が一段階下がる傾向にあります。車検費用もかかるため、これらの節目を迎える一歩手前で売却するのが高価買取につながる賢い選択です。

判断ポイント②:走行距離の節目

5万km、7万km、10万kmといった走行距離の大台を超える前に査定に出すことで、高値が期待しやすくなります。年式のケースと同様、極端なケースでは走行距離49,000kmと50,000kmの車両ではたった1,000kmしか変わらないにもかかわらず、大台を超えたために数万円以上の差が生じるケースもあります。

判断ポイント③:維持費が家計を圧迫していると感じたら

年間の修理代や税金、保険料などの維持費が家計の10%を超えるようになったら、それは乗り換えを検討すべきサインかもしれません。

維持費を含めた家計全体の支出を今一度確認し、判断材料の一つにすると良いでしょう。

「寿命まで乗る」という選択 

もちろん、経済的な合理性だけがすべてではありません。「デザインが気に入っている」「運転していて楽しい」など、愛着のある車にできるだけ長く乗りたいという気持ちも非常に大切です。 その場合は、丁寧なメンテナンスを実践し、愛車を大切に維持していきましょう。

ですが長く乗り続けた愛車を高く売却したいと考えている方は、次のポイントに注目してみてください。

判断ポイント④:ブームや輸出動向を確認する

特定の車種がブームになったり、海外での日本車需要が高まったりすると、古い年式の車でも相場が上がることがあります。例えば、スポーツカーや特定のSUVは海外で根強い人気があり、思わぬ高値がつくことも。ただし、このタイミングを見極めるのは難易度が高く、常に高くなるとは限りません。

相場感を把握することが難しくなってしまった古い車をご売却の際は、ぜひ勝ち抜き査定のセルカへご相談ください。

寿命を迎えた車はどうする?損しないためのベストな手放し方

いよいよ愛車を手放す時が来たら、どのような方法があるのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを知って、ご自身に合ったベストな方法を選びましょう。

選択肢①:スムーズさが最重要なら「ディーラー下取り」

新しい車を購入するディーラーに、今乗っている車を引き取ってもらう方法です。売却と購入の手続きが一度で済むため、手間がかからないというメリットがあります。ただし、買取価格は市場の相場より低めになる傾向があります。

選択肢②:複数社に査定を依頼する「一括査定」

一括で複数の買取店に車の査定を依頼する方法です。相見積もりすることで、最も高い価格を提示した業者に売ることができます。ディーラー下取りよりも高値がつきやすいのが特徴です。

ただし、申し込み直後から、多数の業者から一斉に電話がかかってくる可能性があります。また、各社の査定に対応するための時間を確保する必要があり、精神的にも疲労してしまうケースがあります。

選択肢③:値が付かないときの最終手段「廃車買取」

事故車や不動車など、中古車として値段が付かない車でも、部品や鉄資源として買い取ってくれる専門業者です。面倒な廃車手続きを代行してくれる場合も多く、最終手段として覚えておくと良いでしょう。

選択肢④:古い車でも楽に高く売りたいなら「セルカ」

「できるだけ高く売りたい、でも何社も査定の対応をするのは面倒…」

そんな悩みを解決するのが、勝ち抜き査定のセルカです。

セルカは、一度の査定で全国8,000社以上ものバイヤーが登録するオークションに出品できるサービスです。複数のバイヤーがリアルタイムで競り合うため、一社ごとの営業電話対応や面倒な交渉ナシで、自然と買取価格が上がっていくのが特徴です。

8,000社を超えるバイヤーの中には、「輸出用の車が欲しい」や、「特定の車両を探している」といった、様々な需要を持ったバイヤーが参加しています。これは、あなたの愛車を高くても買いたい理由があるバイヤーに出会うチャンスが高いということ。

あなたの愛車のポテンシャルを最大限引き出しましょう。

「十数年落ち、10万km超えだから…」と諦める前に、一度セルカで愛車の本当の価値を確かめてみてはいかがでしょうか。

愛車の寿命を延ばすために、今日からできる4つの秘訣

「今の車に、1年でも長く乗り続けたい」という方のために、ご自身でできる愛車を長持ちさせる秘訣をご紹介します。

① 基本はオイル交換!その他消耗品の交換もトラブル予防には必須。

車の血液とも言われるエンジンオイルの定期的な交換は、寿命を延ばす基本中の基本です。その他、タイヤ、バッテリー、ブレーキパッドといった消耗品も、適切な時期に交換することで、大きなトラブルを未然に防ぎます。

② 急発進・急ブレーキを避ける「車に優しい運転」を心がける

「急」がつく運転は、車全体に大きな負担をかけます。急発進はエンジンや駆動系部品に、急ブレーキはブレーキパッドやローターに過剰な負荷と熱を与え、摩耗を早めます。タイヤの消耗も激しくなり、燃費の悪化にも直結します。

アクセルを穏やかに踏み込み、前方に注意して早めにアクセルを離す「予測運転」を心がけることで、各部品の寿命を延ばし、安全かつ経済的な走行が可能になります。

③ 部品のサビを防ぐ!定期的な洗車と保管場所の重要性 

車体のサビは、車の強度を低下させ寿命を縮める大敵です。特に、雪道の融雪剤(塩化カルシウム)や沿岸部の塩分は、塗装の傷から鉄板の酸化を促進させます。これらの付着物は自然には落ちにくいため、定期的な洗車、特に汚れが溜まりやすい車体下部の洗浄が極めて重要です。

また、雨や紫外線は塗装の劣化を早める原因となります。可能であれば屋根のある場所に保管することで、サビや塗装の劣化を効果的に防ぐことができます。

④ 「定期点検(車検)」を活用し、維持を計画的に

車検は、法律で定められた義務であると同時に、愛車の健康診断の絶好の機会です。ただ通すだけでなく、整備士から部品の消耗具合や劣化状態について詳しく説明を受けましょう。例えば、今すぐ交換が必要なくても半年後に寿命を迎える部品を予め交換しておく「予防整備」を行うことが重要です。これにより、突然の故障リスクを大幅に減らし、結果的に車の寿命を延ばすことに繋がります。

【車種別】軽自動車・ハイブリッド・輸入車の寿命はどう違う?

最後に、車種ごとの寿命の考え方について見ていきましょう。

軽自動車の寿命は普通車より短い?ポイントはエンジンへの負荷

軽自動車は、普通車に比べてエンジン排気量が小さいため、同じ速度を出すにもエンジンを高回転させる必要があります。そのため、エンジンへの負荷が大きく、寿命が短い傾向にあると言われています。その分、オイル交換などのメンテナンスがより重要になります。

ハイブリッド車の寿命は「駆動用バッテリー」が鍵

ハイブリッド車の寿命を左右するのが、モーターを動かすための「駆動用バッテリー」です。メーカーは高い耐久性を保証していますが、永久に使えるわけではありません。バッテリーの交換には高額な費用がかかるため、これがハイブリッド車の事実上の寿命となるケースも少なくありません。

輸入車の寿命はメンテナンス次第!部品の調達も考慮しよう

輸入車は、頑丈な作りで長く乗れる車がだったとしても、日本の気候に合わない部品が使われていることもあります。また、修理の際に本国から部品を取り寄せる必要があり、時間がかかったり、費用が高額になったりすることも考慮しておく必要があります。こまめなメンテナンスが寿命を大きく左右します。

この記事を書いた人

セルカ編集部

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セルカ編集部は、中古車業界に精通したプロで構成された編集チームです。企画から執筆、公開に至るまでに複数のライターや弊社スタッフが編集・監修に関わっており、お客様にとって意味のある内容を正確・公平に発信できるよう徹底しています。

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