【300よりは楽観視できる?】ランクル250ついに発売! 気になる納期の長期化はどうなっている?

【300よりは楽観視できる?】ランクル250ついに発売! 気になる納期の長期化はどうなっている?

2024年5月22日

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大人気の本格クロカンSUV、トヨタ ランドクルーザーに新たな車種が登場しました。250と呼ばれる新名称ですが、実質的にはランドクルーザー プラドの後継とされているモデルです。

■単にプラドの後継ではあらず

しかし、これまでプラドがモデルチェンジ毎に高級化してきた路線からは大きく方向転換。250は、ランドクルーザーの中核モデルとしてより使いやすく、悪路にも強い実用的なクルマへと変貌していることが特徴です。

これはランドクルーザーシリーズを3車種ラインナップすることによってできた棲み分けでもあり、フラッグシップの300はシリーズの象徴的なモデル、生活実用的なライトデューティーモデルの250、より過酷な環境にも耐えられるヘビーデューティーの70と、それぞれの特徴が明確になりました。

これまで、大まかな概要やデザインなどは2023年8月のワールドプレミアで発表されていた250ですが、24年4月18日の発売にあたり今まで明らかにされなかった国内仕様の情報が公開されました。解禁された情報はおもに以下の5項目です。

・新開発サスペンションの採用
・トルセンLSDトランスファーのフルタイム4WD
・2.8Lターボディーゼルと2.7Lガソリンエンジンのラインナップ
・3列シート車、2列シート車の設定
・最新ADAS(先進運転支援システム)の採用

■メイングレードはディーゼル

まずは駆動系やシャシー関連で解禁された情報から見ていきましょう。ラダーフレームのGA-Fプラットフォームを採用することはすでにアナウンスされていましたが、そのシャシーを支えるサスペンションが新開発されています。フロントにはハイマウントのダブルウィッシュボーン式、リアにトレーリングリンクの車軸式を採用。悪路走破性も考慮された最適なジオメトリーに設定されました。

フルタイム4WDのセンターデフにはトルセンLSDを採用し、前後のトルク配分を最適化して走行安定性を向上。エンジンはプラドから踏襲した2.8Lディーゼルターボと、2.7Lガソリンの2種をラインナップしますが、グレード設定が多いことを考慮すればディーゼルがメインのグレードとなるでしょう。このディーゼルには新たに8速ATが組み合わせられました。

ADASには、現行トヨタ車の中でももっとも最新のシステムが奢られました。飛び出しなどのリスクを先読み予測する「プロアクティブドライビングアシスト」や、渋滞時支援を追加したACC、システム内蔵型のドライブレコーダーなど注目の安全装備を備えています。

■7人乗りと5人乗りを設定

グレードと価格ももちろん発表されています。まずグレード名は、プラドの時に使用していたTから始まるアルファベット2文字ではなく、ランクル300に準じた2文字に変わりました。

・ディーゼルエンジン車(2.8L 直4ディーゼルターボ+8速AT)
ZX(7人乗り)735.0万円
VX(7人乗り)630.0万円
GX(5人乗り)520.0万円

・ガソリンエンジン車(2.7L 直4+6速AT)
VX(7人乗り)545.0万円

このようにグレードによってシート数が変わっています。3列7人乗りが基本とはなっていますが2列5人乗りも用意され、さまざまなニーズに対応したラインナップです。

なお、初回の特別仕様車“ファーストエディション”も用意され、こちらはZXとVXに設定されました。どちらも装備の充実化が図られ、ZXはディーゼルのみ(785.0万円)、VXはガソリン(590.0万円)とディーゼル(700.0万円)両方から選べるようになっています。シートはすべて3列7人乗り仕様です。

■納期の長期化は250でも!?

さて、気になるのは納期の問題です。最近の新型車、特にトヨタ車は登場すると同時に長期におよぶ納期が待っているという印象があります。人気があるので仕方がないことではありますが、ランクル250も例には漏れず。登場直後に公式サイトでは“詳しくは販売店にお問い合わせください”の納期表記が出ています。

ランクルは300の超長期化問題があまりにも印象が強く、70も抽選販売となるなど、なかなか普通に買えない状況が続いています。しかし、この2台に比べれば250はまだマシかもしれません。

理由はいくつか考えられますが、既存のランクルシリーズと大きく違う点は生産拠点です。ランクルは300と70、そしてレクサスのLXがグループ会社のトヨタ車体で製造されています。しかし、250はトヨタ自動車の田原工場と、日野自動車の羽村工場が生産拠点となっています。ここが大きな違いとなるかもしれません。

じつはプラドの頃から日野自動車の羽村工場で生産されてきたのですが、今回はこれに田原工場が追加されました。拠点を増やすことによって、大量のオーダーをさばく戦法です。これによって、先代プラドの発表時に1000台だった月販目標台数が、今回2250台(月販基準台数と表記)と倍増しています。最初のうちは多くのオーダーを抱えるため遅れがちになるでしょうが、そのうち納期は落ち着くものと思われます。

■KINTOなら比較的早くゲットできる

ちなみにほかのランクルはというと、70は同じ月販基準台数で400台、300の先代200の登場時は700台でした(300は未発表)。250の生産キャパがどれだけ拡大されているかがわかるでしょう。現在250の販売方法はディーラーによって異なるようですが、抽選販売している店舗もあるようです。まだ納期が落ち着かない状況ですので仕方がないことですが、これも今後は時間が解決してくれるかもしれません。

それでも長期化する納期には耐えられないと考える人には、サブスクリプションサービスのKINTOという方法も視野に入れてみてもいいかもしれません。こちらですと、5~6ヶ月で納車できるようです(24年5月現在)。ただし、通常購入する場合とだいぶ購入形態が変わってきますので、初めて利用する人はよく確認したほうがいいでしょう。まだ在庫が残っているのでしたらファーストエディションも狙い目です。生産台数があらかじめ決められている特別仕様車ですから、納期も早くなる可能性があります。こちらは通常どおり購入できますが、あくまでも在庫次第です。

300や70よりも、より手が届きやすい存在といえるランクル250。登場したばかりですが人気も上々で、現状なかなか手に入れることが難しいクルマです。しかし、その状況も今後は改善される可能性があります。ちょっと気長に待ってみるのもひとつの手かもしれません。

<文=青山朋弘 写真=トヨタ>


この記事を書いた人

TomohiroAoyama

青山朋弘

新車専門誌、中古車専門誌、モータースポーツ誌などの編集部を経て、
現在はフリーランスの編集&ライター。
自動車専門誌やWebサイトに寄稿しながら、YouTube動画の撮影・編集も行う。
愛車は10年前に走行5万kmで見つけた、NA型ロードスターの初期型。
趣味のMTBをどうやって積むのがいいか、常に試行錯誤している。

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