フォード エクスプローラーの買取相場・査定価格

フォード エクスプローラーの買取相場は、下降傾向にあります。そのため、エクスプローラーの売却を検討しているのであれば早めに買い取ってもらうほうがよいでしょう。

そもそも、フォードのロングセラーヒットモデルであるエクスプローラーは、1990年に誕生したミドルサイズのSUVです。日本への導入は1991年から始まりました。その後、1994年、2000年、2005年、2010年と5〜6年のスパンでモデルチェンジを実施。2016年にフォードが日本から撤退すると同時に正規輸入による販売を終了しました。正規輸入販売は終了したものの、メンテナンスなどのアフターサービスは、ピーシーアイ株式会社が行っています。そのため、撤退後も安心して乗り続けることが可能です。

中古車市場に流通しているエクスプローラーは、2010年～2016年まで日本で正規輸入されていたモデルと2005年～2010年まで販売していたモデルが多く、初代や2代目など年式が古いモデルはごくわずかとなっています。

数多く流通しているエクスプローラーの中で人気なのは、売れ筋モデルのXLT（ダウンサイジングターボエンジンのエコブーストを含む）です。年式が新しく、走行距離が短く、外装・内装の状態やエンジン・トランスミッションなどのコンディションが良ければ、新車時の車両本体価格に近い金額になることもあります。

一方、車両の状態が良くなったり、不具合があったりすると、評価額が下がりやすくなるため、少しでも高い価格で売却したいのであれば、見た目も中身も常に良好な状態にしておくことがポイントです。

エクスプローラーは、売れ筋モデルのXLTのみならず、装備が充実した「タイタニアム」や台数限定特別仕様車などもリリースしています。専用装備を装着したモデルや限定モデルは、装備品や希少性が評価されることから、高価買取されることも珍しくありません。そのため、一般的な相場だけで買取額を判断するのではなく、グレードや装備品まで細かくチェックしてもらえる業者に依頼すると、高価買取を実現できるでしょう。

また、エクスプローラーは、正規輸入車だけでなく、並行輸入車も流通しています。一般的には、正規輸入車のほうが買取額が高くなる傾向にありますが、アメリカ車ファンやエクスプローラーファンが多くいるため、並行輸入車であっても高額買取になることもあるでしょう。実際の買取額は、査定してみないことにはわかりません。エクスプローラーの査定依頼をするときは、高価買取をしたことがある業者や経験豊富な査定員が評価してくれる業者に依頼しましょう。

フォード エクスプローラーを買い取ってもらうときは、エクスプローラーをはじめとしたアメリカ車を得意とする業者やSUVを専門とする業者に査定依頼することです。また、エクスプローラーの買取実績があり、グレードごとの相場を公開している業者に依頼するとよいでしょう。つまり、エクスプローラーを買い取ってもらうときは、業者選びが重要なポイントとなるのです。

フォード エクスプローラーは、アメリカを代表するミドルサイズSUVで、世界的に知名度が高いモデルです。また、一定数のアメリカ車ファンやエクスプローラーファンがいるため、日本市場でも人気があります。つまり、買取価格帯に幅はあるものの、買取額がゼロになりにくいモデルといえるでしょう。ここからは、エクスプローラーの人気グレードや人気のボディカラー、買取額アップに繋がるオプションを紹介します。

エクスプローラーの人気グレードは、主に次の5グレードです。

・XLT
・タイタニアム
・リミテッド
・エクスクルーシブ
・エディバウアー

「XLT」は、エクスプローラーの売れ筋グレードで、流通台数が多いものの、買取価格も高いことが特徴です。アメリカ車らしい力強い走りと上質で充実した装備によるエレガントな移動空間を両立しています。日本に正規輸入されていた当時の車両本体価格は489万円でした。一方、買取相場を見てみると、約15万円〜480万円という価格帯になっています。このような相場変動からも、XLTは高く売れる人気の売れ筋グレードであるといえるでしょう。また、エクステリアやインテリアをカスタマイズした車両は、さらにプラス評価になることもあります。そのため、相場より高値で買い取ってもらえることもあるでしょう。

「タイタニアム」は、2016年3月5日に販売を開始した上級グレードです。タイタニアムには、専用のエクステリアやインテリアだけでなく、先進装備も搭載しています。つまり、タイタニアムは、存在感と快適な室内空間を両立したプレミアムモデルなのです。また、V型6気筒3.5Lツインターボエンジンの「エコブースト（Eco Boost）」を搭載していることもトピックです。エンジンの最高出力は272kW（370PS）、最大トルクは474Nm（48.3kgm）を発生。V型6気筒3.5L自然吸気を搭載する「XLT」などより高出力です。さらに、走破性能が高い四輪駆動システムを組み合わせているため、高性能なエクスプローラーに仕上げられています。専用のフロントグリルやサテンクロム調パーツ、ヘアライン仕上げのアルミニウムとアッシュウッドを採用したインテリアパネルやキルティング調ステッチ入りニルヴァーナレザーシートなどを装備した「タイタニアム」の新車販売価格は635万円。買取相場が約130万円〜約550万円となっています。相場の推移からもタイタニアムは高値で買取されているモデルといえるでしょう。

エクスプローラーには、排気量が大きい自然吸気エンジン搭載グレードとダウンサイジングターボエンジンのエコブースト搭載グレードがあります。従来は大排気量エンジンのほうが高額買取されていました。しかし近年では、エンジン排気量を小さくして日常における扱いやすさや燃費性能を追求しながら高出力化しているターボエンジンのほうが高額買取になっている傾向がみられます。

エクスプローラーの人気ボディカラーは、主に次の3色となっています。

・ホワイト
・ブラック
・シルバー

ホワイトやブラックは、エクスプローラーの高級感や存在感を引き立てるボディカラーとなっているため、中古車市場で人気があります。高額買取されているエクスプローラーを見てみると、ほとんどがホワイトかブラックです。高価買取されているエクスプローラーを見てみるとホワイトやブラックがいかに人気なのかがわかるでしょう。シルバーは控えめなカラーですが、幅広いユーザーに受け入れられることから人気があると考えられます。

エクスプローラーの人気オプションは、主に次の5つです。

・ナビゲーション
・ETC
・バックカメラ／バックモニター
・サスペンション
・ホイール

ナビゲーションやETCは、今や必須の装備品となっています。これらがあるだけで査定評価がアップするケースもあるため、後付けでもよいので装着しておきましょう。

バックカメラ／バックモニターは、駐車をサポートしてくれる便利なアイテムです。エクスプローラーのような大きいボディサイズかつ死角が多くなりやすい車には装備しておくとよいでしょう。このような利便性を高める装備は、装着しておいて損はないといえます。もし、装着しようか悩んだときは取り付けておきましょう。

サスペンションやホイールは、アフター（社外）パーツとなります。いずれもエクスプローラーらしいスタイリングを強調するカスタマイズがされているとプラス評価になるため、カスタムした車両であっても、まずそのままの状態で査定に出してみることをおすすめします。もし、パーツを外したほうが高値になることがわかったら、アフターパーツと車両を別にして売却しましょう。