フォードの中古車買取・査定価格

フォードの特徴

世界の自動車メーカーに先駆けて、自動車の製造に科学的管理法を取り入れたことで有名なフォードは、アメリカを代表する自動車メーカーです。さまざまな改革を行い現代の量産型自動車誕生のきっかけを作ったことが評価され、産業史・経営史に大きな貢献を果たしたとも言われています。

「最強のコストパフォーマンス」とも称されるフォードT型を皮切りに、戦前からさまざまな自動車の製造・販売を行っていきました。 1990年代の終わりから経営状況が悪化し、2008年のリーマンショックをきっかけに、所有していたボルボを売却。それまで大型・大排気量であった自動車作りの方針を、軽量化・燃費路線へと変更しています。日本にも一時期進出しましたが、販売が振るわず、現在は撤退している状況です。

代表車種

ビッグ3の一角を担うフォードの自動車は、2023年並行輸入でしか手に入らないものの、高い人気を誇っています。

マスタング言わずと知れたフォードを代表するスポーツカーで、昔はV型8気筒エンジンを搭載した大排気量の車として注目されていました。現在は2.3Lに排気量を縮小しつつも、最大限にトルクを引き出すために開発された10速ATが搭載されているため、以前と変わらない走行性能を保持しています。エコブーストと呼ばれる低価格帯も存在しており、グレードによっては比較的手が出しやすい車といえるでしょう。

フォーカスハッチバックタイプのイメージが強いフォーカスは、ハッチバック以外にもセダンやステーションワゴンのモデルも販売されていました。マスタングの影に隠れがちですが、モータースポーツでも優秀な成績を残している車であり、性能は決して悪くはありません。特に人気が高いのはスポーツバージョンの「RS」というグレードで、純粋なスポーツカーメーカーが製造する車には劣るものの、それに劣らない走りができる自動車として人気を博しています。

買取・査定のポイント

2017年日本市場を撤退しているため、高度の車を購入するには現状中古車か、並行輸入車を選択する以外に方法がありません。並行輸入の場合は、日本の道路事情に合わせたカスタマイズが必要となるため、必然的に購入金額が高くなります。一方中古車で購入すれば、カスタマイズの費用や並行輸入の手数料が必要ないため、車体の金額にプラスアルファでお金を払う必要がありません。この観点から、状態のいいフォードの車は市場でも高く評価される傾向にあります。

具体的には年式や走行距離が関係しています。日本への正規輸入をやめたのが2017年であり、最も新しい年式でも5年落ちが確定している状況です。一般的に自動車は新車登録から5年以上が経過すると、中古車市場でのリセールバリューを大きく落としてしまう傾向にあります。フォードも例外ではなく、現在の状況からも早めに売却することが得策と言われています。

また、メンテナンスが行き届いているかも重要なポイントです。縮小したとはいえエンジンや駆動系統に強いこだわりを持つメーカーであるため、これらのコンディションが査定の明暗を大きく分けると言っても過言ではありません。点検記録簿などを手元に残しておき、査定の時に見せられるように準備しておきましょう。

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