新型・旧型別の燃費性能
ヴェゼルは2021年にフルモデルチェンジを行い、2代目(RV系)へと進化しました。さらに、2024年4月にはマイナーモデルチェンジが実施され、ハイブリッドシステム「e:HEV」の制御が見直されています。
ここでは、現行の新型モデルと、今なお中古車市場で人気の高い旧型モデル(RU系)の燃費をそれぞれチェックしていきます。
1. 現行モデル(2代現行・RV系)の燃費詳細
現行ヴェゼルは、ハイブリッド(e:HEV)を中心に、ガソリン車もラインナップされています。2024年のマイナーチェンジで、ガソリン車は4WD専用設定へと変更されたのが大きな特徴です。
ハイブリッド車(e:HEV)
燃費性能は、標準的な16インチタイヤを履く「X」系が最も優れており、18インチタイヤや装備の重い「Z」系はわずかに数値が異なります。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 (WLTC) | 市街地モード | 高速道路モード |
e:HEV X | FF (2WD) | 26.0km/L | 28.2km/L | 24.9km/L |
e:HEV X | 4WD | 21.5km/L | 20.8km/L | 20.9km/L |
e:HEV X HuNTパッケージ | FF (2WD) | 26.0km/L | 28.2km/L | 24.9km/L |
e:HEV X HuNTパッケージ | 4WD | 21.5km/L | 20.8km/L | 20.9km/L |
e:HEV Z | FF (2WD) | 25.3km/L | 27.7km/L | 24.4km/L |
e:HEV Z | 4WD | 21.3km/L | 20.6km/L | 20.7km/L |
e:HEV Z PLaYパッケージ | FF (2WD) | 25.3km/L | 27.7km/L | 24.4km/L |
e:HEV Z PLaYパッケージ | 4WD | 21.3km/L | 20.6km/L | 20.7km/L |
補足: 「e:HEV Z」のパノラマルーフ装着車は、重量増により燃費が約0.1km/L低下(FF:25.2km/L、4WD:21.2km/L)します。
ガソリン車
2024年4月の変更により、ガソリン車はベースグレードの「G」かつ「4WD」のみの展開となりました。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費 (WLTC) | 市街地モード | 高速道路モード |
G | 4WD | 15.0km/L | 11.5km/L | 16.7km/L |
どのグレード・駆動方式を選ぶべきか?
燃費最優先なら「e:HEV X (FF)」 WLTCモード26.0km/Lは、コンパクトSUVの中でもトップクラスです。16インチタイヤの恩恵もあり、維持費を最小限に抑えられます。装備と燃費のバランスなら「e:HEV Z (FF)」 上位グレードの「Z」は18インチタイヤを装着するため、Xに比べ燃費は0.7km/Lほど落ちますが、それでも25.3km/Lと十分な低燃費を維持しています。
雪国やアウトドア派なら「4WD」ですが、燃費の差は大きくなります。 ヴェゼルの4WDはプロペラシャフトを介した本格的な「リアルタイムAWD」を採用しているため、FF車と比較すると燃費は約4〜5km/Lほど低下します。
2. 旧型モデル(初代・RU系)の燃費詳細
中古車で人気の初代ヴェゼル。現行とは燃費計測基準が異なる時期もありましたが、代表的なWLTCモード数値を記載します。
グレード | パワートレイン | 駆動方式 | カタログ燃費 (WLTC) |
HYBRID Z ホンダセンシング | ハイブリッド | FF (2WD) | 21.0km/L |
HYBRID X ホンダセンシング | ハイブリッド | 4WD | 19.6km/L |
G ホンダセンシング | ガソリン | FF (2WD) | 17.0km/L |
G ホンダセンシング | ガソリン | 4WD | 15.6km/L |
TOURING(1.5Lターボ) | ガソリン | FF (2WD) | 16.4km/L |
ヴェゼルは燃費が悪い?ライバル車種との比較
ヴェゼルの購入時に必ず比較対象となるのが、トヨタ「ヤリスクロス」や日産「キックス」です。同クラスのハイブリッド車(2WD)で比較してみましょう。
車種名 | パワートレイン | カタログ燃費 (WLTC) | 特徴 |
ホンダ ヴェゼル | e:HEV | 26.0km/L | 燃費・広さ・質感のバランスが最高 |
トヨタ ヤリスクロス | ハイブリッド | 30.8km/L | クラスNo.1の圧倒的な燃費性能 |
トヨタ カローラクロス | ハイブリッド | 26.4km/L | ヴェゼルに近い数値、車体は一回り大きい |
日産 キックス | e-POWER | 23.0km/L | 電気自動車のような加速感が魅力 |
ヴェゼルがおすすめなのはどんな人?
燃費の「数値」だけで選ぶならトヨタ・ヤリスクロスに軍配が上がります。しかし、ヴェゼルは「後部座席の圧倒的な広さ」や「上質なインテリア」を兼ね備えており、トータルバランスに優れた1台と言えます。
燃費性能だけでなく、上質な室内空間にもこだわりたい方はヴェゼルがおすすめです。
ヴェゼルの燃費を向上させる4つのコツ
ハイブリッド車であるヴェゼルの燃費をさらに伸ばすには、システムの特性を理解した運転が効果的です。
- 「ECONモード」を賢く常時活用
ボタン一つで車全体を省エネ設定にする「ECONモード」は、常にオンにするのが基本です。このモードはアクセルレスポンスをマイルドにするだけでなく、エアコンの作動も効率化します。特に市街地でのストップ&ゴーが多い場面では、不必要な燃料消費をスマートに抑えてくれる頼もしい味方です。
- 「ふんわりアクセル(eスタート)」の徹底
発進時は「ふんわり」を意識しましょう。ヴェゼルは低速域をモーターが担当しますが、急激に踏み込むとパワーを補うためにエンジンが即座に始動してしまいます。メーター内のパワーインジケーターを見ながら、できるだけEV走行の範囲を維持するように加速するのが、燃費を伸ばす最大の秘訣です。
- 減速セレクターで「エネルギー回収」
ハンドルの裏にある「減速セレクター」は、単なるエンジンブレーキではありません。信号の手前や下り坂で早めに活用することで、本来捨ててしまうはずの運動エネルギーを「電気」として効率よく回収(回生)できます。こまめに充電することで、次の発進時にモーターを使える時間を増やせます。
- エアコン設定とシートヒーターの併用
実はハイブリッド車の弱点は「冬場の暖房」です。暖房の熱を作るためにエンジンが回り続けてしまうため、冬は燃費が落ちやすくなります。そこで、設定温度を1〜2度下げ、消費電力の少ないシートヒーターを併用しましょう。これだけでエンジンの始動頻度を劇的に減らすことが可能です。
まとめ:ホンダ ヴェゼルを買っても後悔しない?
ヴェゼルは、SUVらしい力強い走りと、クラストップレベルの燃費性能を高い次元で両立したモデルです。新型なら維持費を抑えつつ、快適なドライブを楽しめること間違いなしです。
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