トヨタ ランドクルーザー200を高く買い取ってもらうコツ
トヨタ ランドクルーザー200の人気グレード
トヨタ ランドクルーザー200の人気グレードは、20インチのアルミホイールやチルト&スライド電動ムーンルーフ、HDDナビゲーションシステム、トヨタプレミアムサウンドシステム(18スピーカー)などを標準装備した「ZX」です。次いで8名乗りのキネティックダイナミックサスペンションシステムが標準装備となっている「AX Gセレクション」、8名乗りのベーシックグレード「AX」と続きます。
本格的な悪路走破性能に加え、高級感を追求しているランドクルーザー200は、快適装備が充実しているグレードが人気です。また、乗車定員別では、多人数乗車が可能な8名乗り仕様が人気となっています。
ランドクルーザー200がデビューした2007年当時は、8名乗りの「AX」と「AX Gセレクション」の2グレードのみでした。上級グレードで中古車市場での人気が高い「ZX」グレードが追加となったのは、デビューから2年後の2009年。上級グレードが追加された翌年2010年に5名乗りの「GX」を追加し、全4グレード展開となりました。
デビュー以降、徐々にグレードを増やしていきましたが、中古車市場で多く流通し、人気が高いランドクルーザー200は8名乗り仕様です。
ただし、ランドクルーザー200は、日本市場のみならず海外でも高い人気があります。そのため、どのグレードであっても高額買取されやすいです。よって、グレードによる差は大きくないというのが実情といえるでしょう。
トヨタ ランドクルーザー200の人気オプション
トヨタ ランドクルーザー200オプションは 、スポーティーな印象を高める装備が人気です。
トヨタ純正のパッケージオプションやモデリスタが展開するパーツを装着していると中古車市場でも高値で買取りされる可能性が高くなるでしょう。
また、ランドクルーザー200には、社外パーツも多く流通しています。ランドクルーザー200の場合、トヨタ純正パーツではなくても、アフターパーツが装着されていると高値で取引されることが多いです。そのため、社外品であっても、パーツを装着したまま売却する方が高額買取になるでしょう。
中古車市場で人気が高いオプションや社外パーツは、前後左右のエアロパーツ、大径ホイール、マフラー、オーバーフェンダー、サスペンションなどがあります。また、リアシート用のモニターやレザーシートが装備されていると、買取時にプラス評価になることが多いです。
トヨタ ランドクルーザー200の人気ボディーカラー
トヨタ ランドクルーザー200は、「ブラック」と「ホワイト」の人気が高いです。次いで、シルバー系のカラーが人気となっています。
ランドクルーザー200がデビューした2007年時点では、新色となるゴールドマイカメタリックとグリーンマイカメタリック含めた全7色を設定していました。2015年にカッパーブラウンマイカとダークブルーマイカを追加し、全9色のバリエーションを用意していましたが、中古車市場で人気なのは、高級感や上質感を演出する「ブラック」と「ホワイト」です。
「ブラック」と「ホワイト」に続いて人気があるシルバー系カラーには、「シルバー」と「ダークグレー」の2色があります。どちらもランドクルーザー200の無骨さと上品さをアピールできるため、一定の人気があるのです。
ランドクルーザー200は、ラグジュアリーSUVという位置付けであるため、ラグジュアリーさや存在感などを主張できるボディカラーが人気だといえるでしょう。
新車として販売される時に選ばれるボディカラーの割合は、「ブラック」と「ホワイト」の2色で80%以上を占めます。そのため、中古車市場に流通するほとんどが「ブラック」か「ホワイト」になるのです。
多くのユーザーが選ぶ人気ボディカラーは、定期的に洗車をしてワックスやコーティングなどを施し、きれいな状態に維持しておくと、売るときにプラス評価になる可能性が高くなります。
トヨタ ランドクルーザー200の特徴
トヨタ ランドクルーザー200の概要
トヨタ ランドクルーザー200は、2007年から発売を開始した高級感と高い悪路走破性能を備えた本格SUVです。
ラグジュアリー路線へ方向転換したランドクルーザー80から数えると3世代目にあたります。
トヨタ ランドクルーザーは、1951年8月1日トヨタジープBJ型から始まりました。
以降、ランドクルーザーの開発思想である「信頼性、耐久性、悪路走破性」を犠牲にせず世界各国のユーザーのニーズに応える車づくりを一貫して続けてきた歴史あるモデルです。
ランドクルーザー200の発売開始から11年が経過したとき、ランドクルーザーシリーズのグローバル累計販売台数が1,000万台を突破。トヨタジープBJ型から68年で達成しました。
ランドクルーザーは、アフリカやオーストラリアなど過酷な環境でも走破できる耐久性と信頼性により、世界中で長きにわたり支持され続けているモデルです。
2007年に発売を開始したランドクルーザー200は、「The King of 4WD」をテーマに開発されました。プラットフォームやサスペンションを一新し、4.7リッターV型8気筒VVT-iエンジンを搭載。その他にも、走行性能を高める新技術などを導入することで、ランドクルーザー伝統の耐久性・信頼性・悪路走破性を一層進化させているのが特徴です。また、ラグジュアリカーとしての質感も向上させ、高級車ユーザーからの支持も集めています。
トヨタ ランドクルーザー200の歴史
2007年9月18日、トヨタはランドクルーザーを100系から200系へフルモデルチェンジし発売を開始しました。
開発テーマは「The King of 4WD」で、ランドクルーザーの伝統である「耐久性・信頼性・悪路走破性」を進化させ、VSC(ビークル・スタビリティ・コントロール)、SRS(乗員保護補助装置)サイド&カーテンシールドエアバッグ、アクティブヘッドレストといった装備を標準化しています。また、先進のプリクラッシュセーフティシステムを設定するなど、高い安全性を追求したトヨタ最上級の本格派SUVとしてデビューしました。
ランドクルーザー200では、新開発のラダーフレームを採用したシャシー、新開発のフロントサスペンションと操縦性・走行安定性・乗り心地を追求したリアサスペンション、新たに吸気VVT-iを採用し出力を向上した4.7リッターV型8気筒(2UZ-FE)エンジンを搭載しています。
また、エンジンとブレーキを自動制御して極低速を維持して車両を安定させるクロールコントロールを標準装備しました。さらに、走行状況に応じて前後スタビライザーの作動を最適に制御するキネティックダイナミックサスペンションシステム(KDSS)を一部グレードに設定し、悪路での走行性能を進化させています。
上級グレード「ZX」を設定
2009年4月16日、上級グレード「ZX」を設定し、5月6日から発売すると発表しました。ランドクルーザー200の上級グレード「ZX」は、20インチアルミホイール、チルト&スライド電動ムーンルーフ、マルチメディア機能を搭載したHDDナビゲーションシステム、トヨタプレミアムサウンドシステム(18スピーカー)などを標準装備しています。
スポーティさを高め、快適性を向上させていることが特徴です。
エンジンは、上級グレード「ZX」、中間グレード「AX Gセレクション」、ベースグレードの「AX」の全てに、新開発となる4.6リッターV型8気筒Dual VVT-iエンジン(1UR-FE:最高出力318ps/5,600rpm、最大トルク460Nm/3,400rpm)を搭載。トランスミッションは6速SuperECTを採用しました。
乗車定員5名の「GX」を設定
2010年7月2日、ランドクルーザーに生誕60周年を記念したパッケージ「ZX 60th Black Leather Selection」、「AX G 60th Black Leather Selection」の設定と、5人乗りグレード「GX」を追加し、同年8月2日より発売すると発表しました。
生誕60周年記念パッケージ(60th Black Leather Selection)は、シート表皮とドアアームレストにブラックレザーを採用しています。また、クォーターピラーに専用エンブレムを、スマートキーに専用ロゴを配する特別なモデルです。
新たに追加されたグレード「GX」は、乗車定員を5名とし、一部装備を厳選することで、手に入れやすい価格を実現しています。
ランドクルーザー200マイナーチェンジ
2011年12月19日、ランドクルーザー200をマイナーチェンジして2012年1月6日より発売することを発表。
マイナーチェンジでは、砂地・がれき・モーグル・岩石路など走行環境に応じてオフロードの走破性を高める「マルチテレインセレクト」、車載カメラの映像から周囲の路面状況を確認できる「マルチテレインモニター」を採用。また、ステアリング操作のみでの極低速走行が可能な「クロールコントロール」は、速度設定を従来型の3段階から5段階にするとともに、クロールコントロール走行時にタイトなコーナーでの回頭性を高める「ターンアシスト機能」を搭載しました。
外観においては、フロントバンパーやグリル、フォグランプ、リヤコンビネーションランプ、サイドプロテクションモール、アルミホイールの意匠変更をしました。また、プロジェクター式ヘッドランプとLEDポジショニングランプを新採用しています。室内の快適性は、「ZX」と「AX“Gセレクション”」にステアリングヒーターを標準装備しました。また、「ZX」のフロントシートにシートベンチレーション機能を、サードシートには格納・固定がセミパワーでできる機能を標準装備しています。
2度目のマイナーチェンジで予防安全システムを導入
2015年8月17日マイナーチェンジを実施し、エクステリア・インテリアを変更。また、先進的な予防安全システムも導入しました。
エクステリアは、力強さと先進的なイメージを進化させるべくボンネットの形状やフロントグリルのデザインを一新。ヘッドライトにはLEDを採用しました。リアまわりは、リヤコンビネーションランプをバックドアパネルから連続するデザインにし、赤いレンズを高い位置に配置することで、ハイリフトなイメージを強調しています。このマイナーチェンジでボディカラーを2色追加し、全9色のバリエーションとなりました。インテリアは、ヘアライン処理で重厚感のある加飾部とソフトな表皮巻を組み合わせ、上質な室内空間を演出しています。
そして、最も大きなトピックといえば、先進予防安全システムの「Toyota Safety Sense P(トヨタ セーフティ センス P)」がトヨタ車として初採用され、ランドクルーザー200の全車に標準装備されたことです。
「Toyota Safety Sense P」は、ミリ波レーダーと単眼カメラを使い、車だけでなく歩行者も認識する「歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」、「ブレーキ制御付レーダークルーズコントロール」、「レーンディパーチャーアラート(LDA)」、「オートマチックハイビーム(AHB)」の先進安全機能をセットにした衝突回避支援パッケージです。ランドクルーザー200は、2015年のマイナーチェンジで先進的な安全性能を導入したラグジュアリーSUVへと進化しました。
特別仕様車の設定、累計1,000万台突破、販売終了予告
2016年8月29日、トヨタ店創立70周年を記念する特別仕様車「ZX G-FRONTIER」を設定。ランドクルーザー200に設定された特別仕様車「ZX G-FRONTIER」には、20インチのブラック塗装+切削光輝アルミホイール、クロームメッキ+シルバー塗装の専用ルーフレール、キルティングステッチ加工のプレミアムナッパ本革シート表皮を特別装備しています。
2019年8月末、ランドクルーザーシリーズのグローバル累計販売台数1,000万台を突破しました。世界170以上の国と地域で販売され、世界中から信頼されるトヨタ車として今でも高い人気を誇っています。
2021年6月1日、新型ランドクルーザーを世界初公開すると同時に、ランドクルーザー200の販売が2021年春にて終了することが発表されました。
トヨタ ランドクルーザー200買取相場の傾向
トヨタ ランドクルーザー200の買取相場は、200万円前後~(2021年6月時点)となっています。
悪路を走破できる本格SUVでありながら、ラグジュアリーな側面も持つランドクルーザー200は、日本のみならず全世界で需要があるモデルです。そのため、デビュー年の2007年式であっても、200万円前後からの買取価格となっています。
ランドクルーザー200は、長い歴史に裏付けされた信頼性と耐久性を受け継ぎながら、高級車並みのインテリアや装備を備えているため、日本国内の市場でも高い人気を維持し続けている傾向です。
買取りでは、年式が新しく走行距離が短いほど高額で買取りされます。また、エアロパーツやホイールなどをカスタマイズしている車両は、さらに高値になる可能性が高いです。
カスタマイズパーツは、トヨタ純正パーツやモデリスタだけでなく、社外のアフターパーツであっても、高値で買取りされます。
そのため、フルカスタムしてある車両であっても、パーツを取り外すことなく売却した方が、高額買取になる場合があるといえるでしょう。
一般的にエアロパーツでプラス評価になるのは、前・後・サイドの3点が揃っていると高い評価になります。
そのため、高額買取を希望するのであれば、エアロパーツのメーカーを揃え、前・後・サイドの全てにエアロパーツを装着しておくと良いでしょう。
ランドクルーザー200を売却するときに、少しでも高い値段で手放したいのであれば、ラグジュアリーなインテリアをきれいな状態に保っておくと良い評価になりやすいです。
また、エクステリアは、ボディや足まわり・下まわりの傷やサビがないようにしておくと、高い評価になります。定期的に洗車をしてワックスやコーティングなどを施し、下まわりのサビ対策もしておきましょう。
また、エンジンやトランスミッションなど機械系のメンテナンスを欠かさずにしておき、ランドクルーザーが持つ走破性能をいつでも発揮できるようにしておくと、買取時の評価が高くなる可能性があります。そのため、法定点検をしたときの点検整備記録簿は失くさずに保管しておきましょう。
また、点検整備記録簿だけでなく、保証書や取り扱い説明書も失くさないように保管しておいてください。査定の時は「点検整備記録簿」・「保証書」・「取扱説明書」が揃っていると、プラス評価になります。
ランドクルーザー200は、日本全国だけでなく世界各国から人気があるSUVです。
よって、売却方法を間違えてしまうと、安く買い叩かれてしまう可能性があります。
ランドクルーザー200を高く売りたいのであれば、中間業者を大幅にスキップでき、多くのバイヤーを抱えるセルカにお任せください。セルカ独自の買取システムであれば、ランドクルーザー200をさらに高額で買取りできる可能性が高まります。ランドクルーザー200の売却の際は、ぜひセルカにお問い合わせください。