軽自動車やコンパクトカーでも驚きの残価率が続出!? 人気を裏付ける高額買取例5選【ダイハツ編】

軽自動車やコンパクトカーでも驚きの残価率が続出!? 人気を裏付ける高額買取例5選【ダイハツ編】

2024年1月12日

日本における国民車といってもいいほど、現在高い普及率を見せている軽自動車。そして、1.5L未満のコンパクトカーが相変わらず販売台数ランキングのトップに君臨する登録車事情。ホンダ N-BOXとトヨタ ヤリスがここ数年の販売台数1位を獲得し続けていることからもわかるように、その人気はとどまるところを知りません。しかし、多く普及するとリセールが安くなってしまうのではという不安がついてくるのも事実。軽やコンパクトの高価買取は期待できないのでしょうか?

その答えは、ノーです。クルマの種類によっては軽自動車やコンパクトカーでも高額買取例はいくつも見られます。小型車ですので、額面の数字は大型の登録車にかなわない部分もあります。しかし、新車価格からの残価率という点に注目してみると、驚くべき買取例も多々出てきています。はたして、どんなクルマが高い残価率を残しているのでしょう。今回は、ダイハツ編をお送りします。


●コペン

最初に紹介するのはクラス唯一のオープンスポーツ、コペンです。

こちらの個体は

グレード:セロ S(MT)

年式:2022年

走行距離:9,694km

というデータです。

コペン セロ S(MT)の新車価格は216.9万円(オプション等除く)からでした。セルカで実際に落札された価格は、なんと180.0万円。残価率は1年落ちで82.9%です。

現在新車で販売されている軽自動車で唯一のオープンスポーツカーである、コペン。用意された3つのボディタイプが、購入後でもパーツの入れ替えで変更できるという画期的なシステム「ドレスフォーメーション」を採用し、登場時話題になりました。この個体のグレード「セロ」は、先代のイメージを強く残した丸目ヘッドライトが特徴。Sは、レカロ製シートやモモ製ステアリングホイールなどスポーティな装備が標準化された上級グレードです。

新車で200万円を超えるコペンのSグレードですが、GRスポーツという最上級グレードの登場以降は全体的に販売シェアが下がっています。しかし、前後丸目のGRスポーツは現状販売されていませんので、このスタイリングで一番スポーティなものとなるとSグレード一択となります。この個体は、低走行、高年式、ボディのキレイさという好条件に加え、セロのSグレードというレアさも高額買取理由のひとつだと考えられます。

<成約時期:2023年1月>

実績ページ:https://www.sellca-sellcar.com/trade_result/daihatsu/copen/165024/

●タフト

次に紹介するのは、軽自動車ではまだ少数となるクロスオーバーSUVのタフトです。

こちらの個体は

グレード:G 4WD

年式:2021年

走行距離:38.040km

というデータです。

タフト G 4WDの新車価格は161.2万円(オプション等除く)からでした。セルカで実際に落札された価格は、なんと148.2万円。残価率は2年落ちで91.9%です。

スズキ ハスラーが独走していたジャンルに待ったをかけた、軽クロスオーバーSUVがタフトです。新世代プラットフォームのDNGA採用第3弾として2020年に登場し、ライバルでは選べないガラスルーフを全車に標準装備していることが大きな特徴となっています。190mmの最低地上高が確保されているため、悪路走破性も頼もしいSUVです。

この個体はあまり低走行とは呼べない走行距離でしたが、好条件が獲得できました。その理由としてまず挙げられるのは、流通台数の少ない4WDであるということ。そして、タフトでは人気のベージュカラーと、査定評価点4.5を獲得するほどの使用感のなさも大きな加点ポイントでしょう。屋根に備わるルーフキャリヤも、アウトドア派には嬉しい装備です。このあたりを総合的に判断して、好条件が実現しているといえるでしょう。

<成約時期:2022年12月>

実績ページ:https://www.sellca-sellcar.com/trade_result/daihatsu/taft/161014/

●タント

次に紹介するのは現在の軽自動車市場の主流であるスーパーハイトワゴンのパイオニア、タントです。

こちらの個体は

グレード:カスタムRS

年式:2019年

走行距離:10,186km

というデータです。

タント カスタムRSの新車価格は175.0万円(オプション等除く)からでした。セルカで実際に落札された価格は、なんと162.9万円。残価率は3年落ちで93.1%です。

限りある規格サイズのなかで室内空間を最大限に生かした、スーパーハイト系ワゴン。タントは、どのメーカーよりも最初にこのジャンルを開拓したモデルであり、現在ダイハツで一番販売台数を稼ぐモデルです。2019年に登場した4代目は、DNGAプラットフォーム採用の第1弾として注目されました。助手席側のセンターピラーを廃したミラクルオープンドアをはじめ、定評ある使い勝手は先代から継承。メカニズム系を刷新し、走りの質を高めています。

カスタムRSはターボエンジン搭載のフラッグシップグレードで、中古車市場で人気が特に高いモデル。この個体は低走行に加え、一番人気のパールホワイトボディ、3年落ちでは珍しい評価5点獲得のキレイさが評価されたようです。成約時期は新車の納期遅延問題真っ只中ということも重なり、異例の高額買取に結びつきました。

<成約時期:2022年1月>

実績ページ:https://www.sellca-sellcar.com/trade_result/daihatsu/tanto/97704/

●ロッキー

次に紹介するのは、A/BセグメントのコンパクトSUVとして高い人気を誇る、ロッキーです。

こちらの個体は

グレード:G

年式:2020年

走行距離:14,643km

というデータです。

ロッキーGの新車価格は200.2万円(オプション等除く)からでした。セルカで実際に落札された価格は、なんと187.3万円。残価率は2年落ちで93.5%です。

国産登録車のなかでもっとも小さなSUVでもあるロッキーは、全長が4mに満たない5ナンバーサイズ。SUVとしてもコンパクトカーとしても絶妙なサイズ感で、なおかつ室内も広く、絶大な人気を得ています。2019年の発売時は1.0Lターボエンジンのみでしたが、21年にはシリーズ式のハイブリッドと、1.2LNAエンジンが追加されました。

こちらの個体は、最上級グレードのプレミアムではなく、ひとつ下のGグレードです。そして、査定を見ると左側の前後ドアに板金修理後があったり、サイドシルに傷があったりと、決して極上のコンディションではありません。にもかかわらず高額買取が実現したのは、走行距離の少なさと高年式という好条件、そしてなによりもロッキーの需要が高いという証拠でもあります。ルーフキャリヤや大型バイザーなどのオプション、白のボディカラーなどプラスポイントも多く、高い残価率での買取となりました。

<成約時期:2022年9月>

実績ページ:https://www.sellca-sellcar.com/trade_result/daihatsu/rocky/146882/

●ムーヴ キャンバス

最後に紹介するのは、スライドドア装備の軽トールワゴンという新境地を開拓したモデル、ムーヴ キャンバスです。

こちらの個体は

グレード:ストライプスG ターボ

年式:2023年

走行距離:2,404km

というデータです。

ムーヴ キャンバス ストライプスG ターボの新車価格は179.3万円(オプション等除く)からでした。セルカで実際に落札された価格は、なんと171.0万円。残価率は1年落ちで95.4%です。

月平均が6000台を軽く上まわるほど販売台数の多い、ちょっと背の低いスライドドア装備のトールワゴン。2022年登場の2代目は、初代の可愛らしいデザインテイストはそのままに、シャシーをDNGAプラットフォームで一新。待望のターボモデルもラインナップに加わりました。

中古車市場で特に人気の高いターボ付きのフラッグシップモデルで、まるで登録だけした新古車と見紛うほどの低走行・高年式。新古車は高くて買う気がしないけど、このくらいちょっと使用されていて価格に手頃感のある個体には一定の需要があります。それに加え、近年の新車納期遅延が重なって高額買取が実現しています。

<成約時期:2023年6月>

実績ページ:https://www.sellca-sellcar.com/trade_result/daihatsu/movecanbus/183968/


<文=青山朋弘 写真=ダイハツ/セルカ>

この記事を書いた人

TomohiroAoyama

青山朋弘

新車専門誌、中古車専門誌、モータースポーツ誌などの編集部を経て、
現在はフリーランスの編集&ライター。
自動車専門誌やWebサイトに寄稿しながら、YouTube動画の撮影・編集も行う。
愛車は10年前に走行5万kmで見つけた、NA型ロードスターの初期型。
趣味のMTBをどうやって積むのがいいか、常に試行錯誤している。

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