最新ユーロディーゼルの実力検証! ロングドライブで判明した驚くべき燃費性能とは?【DS DS3試乗リポート】

最新ユーロディーゼルの実力検証! ロングドライブで判明した驚くべき燃費性能とは?【DS DS3試乗リポート】

2023年11月2日

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燃料代が高騰して久しくなりましたが、低燃費のクルマにまたスポットが当たりはじめています。日本国内ではハイブリッドカーが低燃費車の代名詞となっていますが、世界、特にヨーロッパではまだまだクリーンディーゼルが支持を得ています。日本市場でも欧州メーカーのディーゼル車は販売されていますが、その実態はわかりにくいところ。そこで今回は、あるディーゼルモデルを借りることができましたので、輸入ディーゼル車は一体どのくらい燃費がいいのか実際に試してみました。

◆実は多かった!? 輸入クリーンディーゼル車

試乗リポートの前に、まずは2023年現在ディーゼルモデルをラインナップしているメーカーをおさらいしておきましょう。以下の通り、こんなにも多くの輸入車メーカーが、日本にクリーンディーゼルモデルを導入しています。

 

ドイツ

イタリア

 フランス

 イギリス

 アメリカ

車体の大きさは大なり小なりさまざまですが、どのクルマもカタログ数値での燃費性能は優秀。メルセデス・ベンツのSクラスや、BMW X7のような大型の車種ではそこまでいきませんが、それ以下のクラスであれば15km/L以上の燃費性能は確保されているモデルがほとんどです。

今回はこの中でも最小クラスとなるであろう、DSのDS3をチョイス。300Nmという太いトルクを発生する1.5Lディーゼルターボを搭載しながら、車重は1330kgと軽量に仕上がっている、BセグメントのコンパクトクロスオーバーSUVです。国内でいえば、マツダCX-3あたりと同じ大きさ。最小クラスのクルマにクリーンディーゼルは有効なのか、そこを検証してきました。

 

◆DS3の驚くべき燃費性能

ルートは、東京都内から多くの観光客で賑わう岐阜県の高山までを選択。道中の高速道路、および一般道でそれぞれ燃費計測しました。燃費はメーター上の燃費計で計測しています。

まずは、東京から中央自動車道を通り山梨・長野方面へ。岡谷ジャンクションから長野道へ入り松本インターで高速道路を降りました。このルートはおもに上り坂が多いのに加え、DS3の8速ATのうちトップギアの8速が使えない速度域が連続していました。なかなか8速に入らないもどかしい思いをしながら、約200kmを走行。松本インターを降りた際の燃費計は、23.8km/Lを表示していました。

この時点ですでに、カタログのWLTC高速道路モード燃費(23.5km/L)を上まわったことに驚き! 
しかし、前述の通り「上り中心&8速があまり使えない」という条件がなければ、まだまだ伸びる余地があると感じさせてくれた結果でした。

松本インターから先は、一般道で高山市内へ。高山市内をほかの取材で走り、市街地走行と郊外の速度が高めなバイパスと両方を、合計で200kmほど走行しました。こちらの結果はさすがに高速道路ほど伸びなかったのですが、それでも18.5km/Lを記録。なかなか優秀です。ちなみに、カタログ数値(WLTC)では市街地モードが16.9、郊外モードが20.9。この2つの平均が18.9ですので、そこまで差はない結果といえるでしょう。

帰りのルートは、下り中心になることを避けあえて違う道を選択することにしました。多少大回りではありますが、高山インターから中部縦貫自動車道→東海北陸道で愛知方面へ南下し、美濃関ジャンクションで東海環状道へ合流。豊田東ジャンクションから新東名を東へ進み、都内まで帰るルートです。走行距離は360kmを超えましたが、その燃費性能は驚くべき結果となりました。なんと、27.7km/Lまで伸びたのです。

途中、高山から愛知県までは下りが中心でしたので、瞬間的には30.0km/Lオーバーを指すこともありましたが、新東名に入ってからはほぼ平坦なこともありこの結果となりました。国産ハイブリッドカーではここまで伸びないと思われる高速道路燃費に、正直驚きです。

 

◆走行性能も優秀なDS3

DS3は燃費性能も優秀ですが、走りも頼り甲斐のあるしっかりとした味わいを見せてくれました。ディーゼルエンジンは、エンジンや補機類で重たくなってしまうためフロントの回頭性に影響が出やすくなりがちですが、DS3はワインディングでもハンドリングがニュートラル。トルクフルなエンジンも相まって、気持ちよく走ることができます。

そして特筆すべきなのは、その乗り心地。プジョーやシトロエンと同じステランティスグループのDSですが、さすがはフランスの高級ブランドというだけあり乗り心地は完全にクラスを超えたものです。しっとり重厚感があり、かつフラットライド感のある乗り味は、ドイツの高級車でも味わえない独特の感覚。クルマを降りた時の疲労感が少なく、ロングドライブも快適に運転できました。

DSというブランドの持つ独自のアバンギャルドなデザインは多少好みが分かれるかもしれませんが、上質感は文句なしに満足できるでしょう。価格はそれなりに高価ではありますが、日本国内で使いやすいサイズ感といいオススメできる1台といえます。もしほかの人とはひと味違ったプレミアムカーを探しているのなら、DS3はいいチョイスになるかもしれません。

<文&写真=青山朋弘>

この記事を書いた人

TomohiroAoyama

青山朋弘

新車専門誌、中古車専門誌、モータースポーツ誌などの編集部を経て、
現在はフリーランスの編集&ライター。
自動車専門誌やWebサイトに寄稿しながら、YouTube動画の撮影・編集も行う。
愛車は10年前に走行5万kmで見つけた、NA型ロードスターの初期型。
趣味のMTBをどうやって積むのがいいか、常に試行錯誤している。

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