シトロエンの特徴
フランスの大手自動車メーカーであるシトロエンは、多国籍自動車メーカーのステランティスの一員です。
1919年に設立されて以降、小型車・中型車の開発・製造に力を入れており、現在でもそのノウハウが脈々と受け継がれています。
日本では他の欧州自動車メーカーと比較すると知名度が低いものの、一定数のファンがおり、高い評価を得ているのが特徴です。
特に乗り心地は高く評価される傾向にあり、ファミリーカーとして購入する人も多いようです。
開発能力も非常に高く、2009年に立ち上げた高級車ブランド DSオートモビルズが2015年に独立グランドとなりました。
他にも多くの名車を作り上げてきた実績があり、他の海外ブランドと比較しても遜色ない自動車を作り続けています。
代表車種
独特なデザインが特徴的なシトロエンの自動車は、ミニバンやコンパクトカーに人気が集中しています。
ベルランゴ
SUVのような雰囲気を持つベルランゴは、3列シート7人乗りのおしゃれなミニバンです。
5人乗りの状態でもラゲッジスペースは約600Lの大容量を誇り、家族のお出かけやアウトドアでも大活躍してくれることでしょう。
狭いスペースでもラゲッジスペースにアクセスしやすい構造となっており、ファミリーカーとして十分な機能を有していると言えます。
420万円と、国産ミニバンと比較すると高額なものの、他にはないデザイン性と機能性で大きく差別化できている車です。
C3
全体的に丸みを帯びつつも、SUVのような風貌も併せ持っているC3は、日本市場におけるシトロエンの人気車種の1台です。
ドアの下側についているエアバンプは空気が充填された素材で作られており、高い弾力性から傷を防ぐ効果を持っています。
カラーバリエーションが豊富で、選ぶ楽しみがあるのもC3の特徴です。
買取・査定のポイント
シトロエンの人気の理由のひとつに、乗り心地の良さがあります。
もともと快適な乗り心地を追求してきたメーカーであるシトロエンは、サスペンションのセッティングの基準として、朝にとった卵を市場まで運ぶ時に割らないようにしなければならないという独自の理論を持っています。
そのため一部からは雲に乗るような乗り心地と評価されることもあり、それが高く評価される傾向にあるようです。
そのため、サスペンションを始めとする足回りの状態は、買取査定の際に厳しくチェックされるポイントでもあります。
またインテリアも、他の自動車メーカーとは違った点で評価されることが多々あります。
シトロエンの場合は豪華なインテリアというわけではなく、誰もが使いやすい車内空間を実現できるような構造です。
車内には至る所に収納スペースがあるほか、格納式タブレットホルダーが用意されているなど、とにかく使い勝手を重視したインテリアの設計が評価を得ています。
当然インテリアが破損していたり、傷がついたりしていると、査定の際にマイナス評価を受けてしまいます。
車の外観に注意を払っていても、インテリアが汚れていたりすると意味がないため、どちらも美しく保つことが重要です。