アウディの特徴
アウディは、ドイツのバイエルン州に本社を構える高級車メーカーです。
安全性の追求と先進技術の開発に力を入れており、自動運転レベル3の機能を搭載した車を市販できる体制にまで持っていったことで話題になりました。
現在は同じくドイツの古豪であるフォルクスワーゲングループの子会社です。
クワトロと呼ばれる独自の四輪駆動システムを確立したことでも有名なほか、アルミボディの導入や実用化、ディーゼルエンジンの研究・開発を積極的に行っています。
フォーシルバーリングスと呼ばれる特徴的なエンブレムは、かつて存在したアウトウニオンを表現しており、左からアウディ・DKW・ホルヒ・ヴァンダラーです。
現在はアウディのエンブレムとなっていますが、4社の団結を示す象徴として現在も使用されています。
代表車種
SUVなども販売しているものの、アウディはセダンやクーペに強く、日本国内でも後者の方が人気があるのが特徴です。
TTクーペ
アウディが誇るスポーツカーとして有名なTTクーペは、フォルクスワーゲンのMQBプラットフォームを採用したことに加え、フレームを含めたボディ全体がアルミ製になったことで脅威の軽量化を実現した1台です。
スタンダードモデルはFF仕様ですが、上位モデルであるTTクーペ 45TFSIはクワトロシステムを採用したアウディらしい1台に仕上がっています。
新車価格は500万円と、スポーツカーとしてはリーズナブルな部類に入ります。
A4アバント
アウディの主力モデルであるA4のステーションワゴンがA4アバントです。
ラゲッジルームが広く、通常時で495L、リアシートをアレンジすると1,495Lの大容量空間が出現します。
マイルドハイブリッドシステムを採用しているモデルは燃費もよく、家族の乗り物としても重宝する1台です。
買取・査定のポイント
アウディはその高い技術力と積極的な開発姿勢で、唯一無二の存在感を放っている自動車メーカーです。
他社にはない特徴が最大の強みであるアウディですが、買取・査定の際にもこれらの点はチェックされます。
例えば、安全面を守る機能に異常や故障はないか、正常に作動するかなどが該当します。
よほどのことがない限り、これらの機能に不備が生じる可能性は少ないものの、正常であることを証明するには車検や点検で異常がないことを認めてもらわなければなりません。
点検記録簿を用意するなど、査定員を納得させられる材料を揃えておきましょう。
また、当然ですが事故を経験していると大幅な減点となります。
どのメーカーでも共通して言えることではあるものの、近年のアウディはフレーム・ボディがアルミ製になっている場合がほとんどです。
耐久性は保証されているものの、事故を経験しているとアルミ特有の脆さから査定で減点されてしまう可能性もあります。
事故を起こさないように注意しながら使用する必要があります。
加えて、エンジンや駆動部分など、動力に関係する部分のチェックも欠かせません。
いずれにしても素人で対応できる場面は少なく、きちんと点検や交換・修理が行われているかが査定で大きなポイントとなるため、時期が来たら車検・点検を受けておくことが査定でマイナス評価を受けにくくする対策です。