パオの概要

日産・パオは1989年から1991年まで生産・販売していたパイクカーです。

パオの車名の由来は中国語の「包（パオ）」で、モンゴルの遊牧民の組立式家屋の意味から来ています。元々期間限定車として開発されていて、その開発コンセプトは、「普段と違う気分を演出するデイ・リゾート・カー（都市の日常生活でリゾート気分が味わえる車）」でした。マーチをベースに作られており、駆動やミッションなどはマーチと同様の仕様となっています。全体的にレトロなデザインがされており、車体色も天然素材を思わせる色味を設定していました。見た目に反し、外装は新素材や新工法が盛り込まれ、軽量化と耐久性を兼ね備えたものとなっています。エアコンやステレオなどは全てオプション仕様でした。

パオは日産のパイクカー4姉妹の中で最も台数の多い51,657台を受注し、全てのユーザーに行き渡るまで1年半も要しました。

パオの買取、下取り査定で押させるポイント

日産・パオの中古車は高額買取必至の高リセールバリューを誇ります。ただし、状態によってはかなり価格差が出て来るので以下の点に注意して査定に望みましょう。最も重要なのは内外装の状態です。最も値段に関わります。その次に走行距離が重要で、少なければ少ないほどいい。その次に影響力が高いのが修復歴です。新車の50%の50～60万を突破するなら修復歴無しが必須でしょう。その他の装備やミッションなどはあまり影響しません。色もほぼ影響がありません。30年ほど既に経過していて、高いものだと100万を超えるものもあるの凄いです。ここ数年落ちている気配もないので、まだあと数年は続くでしょう。ただ、これ以上上がることもないと思いますので、もし売却を考えているのであれば、納得の行く金額にいくまで努力して早めに手放しましょう。パオ専門店にもっていくのがいいでしょう。