ダッジの特徴

ダッジは、1901年に創立されたダッジブラザーズ・バイシクル&モーターファクトリーが前身の自動車メーカーです。
1914年にフォードと協業して自動車生産のノウハウを取得し、自動車メーカーとして順調に業績を伸ばしていきます。
1928年にはクライスラーへの売却が実現し、長らくクライスラーの一部門として活躍しました。
日本ではあまりなじみのない自動車ですが、映画『ワイルドスピード』に登場しており、アメリカでは有名な自動車です。
主な特徴は、HEMI（ヘミ）エンジン。
エンジンの高出力化を実現し、マッスルカーならではのパワーを味わえることが大きな特徴です。
燃費性能を無視し、高出力のエンジンを搭載するアメ車ならではの哲学を感じられます。
なお、日本では、2017年をもってクライスラーの正規輸入は終了しており、ジープのみが正規販売店を通して売りに出されています。

代表車種

続いて、ダッジの代表的な車種を二つ紹介します。

1.ダッジ・ヴァイパー（バイパー）
マッスルスポーツカーとして知られるダッジ・ヴァイパー。
流線型のボディが美しい自動車です。
シェルビーコブラのボブ・ラッツが開発を手がけ、エンジンはランボルギーニが協力しています。
アメリカのスポーツカーは、パワフルさが売りですが、ダッジ・ヴァイパーはその中でも飛び抜けた性能を保有しており、マッスルスポーツカーの王様とも言われるほどです。
最新のモデルともなると、V10エンジン（8.4リッター）を搭載し、最高出力470kW（640hp）を実現しています。

2.ダッジ・チャレンジャー
ダッジの中でも人気のスポーティー・モデルの自動車です。
販売が開始されたのは1970年で、高性能とコンパクトさで人気を博していたフォードマスタングに対抗して製造されたモデルです。
最新のモデルは、V8エンジン（6.2リッター）を搭載しており、最高出力527kW（707hp）とヴァイパーよりも馬力が上。
実用的なスポーティー・モデルでありながらも、驚くほどパワフルで高性能なエンジンを持つ自動車です。
ポルシェなどのスポーツカーと比較すると安価なことも人気の理由です。

買取・査定のポイント

ダッジは、日本に正規のディーラーがなく、並行輸入車が多い状況です。
そのため、ダッジの希少価値は高く、車種によっては高額での買い取りが可能となります。
一方で、正規輸入をしていた頃のダッジは、10年以上前のモデルのケースが多く、経年劣化が起きている可能性があります。
走行距離やパーツの状態が査定に影響しやすいので、自動車の整備やパーツ交換などを行い、できるだけ高く買い取ってもらえるようにしましょう。
カスタム車両の場合は、カスタム内容を考慮した査定を行う場合があります。
細かいところまでチェックして査定をしてもらえる買取業者に依頼をするとよいでしょう。
ダッジは、希少価値が高く、人気のあるブランド車です。
不具合があれば事前に修繕しておき、買取価格を少しでも上げられるようにしておきましょう。