シボレーの特徴
アメリカンマッスルカーの一角であり、日本ではスポーツカーのイメージが非常に強いシボレーは、アメリカに本社を置く自動車ブランドです。
ゼネラルモータースの傘下にあり、オセアニア地域を除くほぼ全世界で展開されているブランドでもあります。
かつてはスズキと資本提携を結んでいた関係で、クルーズと呼ばれる車を共同開発したこともありました。
また以前は多くの車種が輸入されていましたが、2010年代にはカマロとコルベットの2車種にラインナップを縮小し、現在に至ります。
本国ではピックアップトラックや大型SUVの製造も行っており、パワフルな自動車の製造・開発を得意としているのが特徴です。
日本国内ではあまり見かけないメーカーではあるものの、スポーツカー好きからは絶大な人気を誇っています。
代表車種
2023年現在、シボレーの車は2種類しか正規輸入されていません。中古車にはいくつかの種類が存在していますが、ここでは現在新車で購入できる2種類のみを取り上げるものとします。
コルベット
イタリア製のスポーツカーのような外見をしているのがコルベットです。
最高時速312km/hという強力なエンジンと駆動力を秘めており、シボレーのエンブレムがなければ、本当にイタリアのスポーツカーと勘違いしてしまうほどです。
収納スペースがないように見えますが、ゴルフバッグが収納できるラゲッジスペースを持ち合わせているという意外な一面もあります。
カマロ
典型的なアメリカンマッスルカーの外見をしているのがカマロです。
スタンダードモデルの排気量は2.0Lと数字上は控えめなものの、出力は400N/mという異常な数字を記録。
黒を基調としたインテリアが魅力的であり、多くのスポーツカーファンを虜にしてきました。
見た目に反して4人乗りであり、実用性が高いのも特徴です。
買取・査定のポイント
現行モデルのシボレーは、その高いエンジンの能力や駆動力に評価が集中しており、査定の際にもこれらが注意深くチェックされます。
オーナー自ら手を加えてメンテナンスしている場合もあるかもしれませんが、非常にデリケートな部分であるため、査定員を納得させるためには点検記録簿が必要です。
車検や定期点検を受けていれば、必ず手元にあるはずなので、査定の前に忘れずに用意しておきましょう。
特に、エンジンオイルの交換や走行に関わる部分の消耗品交換の履歴などは、重点的にチェックされると思っておくといいかもしれません。
一方でシボレーの特徴として、ヴィンテージカーの人気が高いという側面もあります。
日本のミニバンブームの火付け役となったのは、シボレーが展開していたアストロと呼ばれる車であり、販売終了から30年近く経った現在でも高く評価されています。
その他の車種も古い車とは思えないほどの高額査定を叩き出す場合もあり、安直に廃車の選択をしてしまうのはあまり褒められたことではありません。
正しく評価を受けるには、ヴィンテージカーの買い取りに強い中古車買取店に依頼するなどの工夫が必要ですが、古い車であっても高く評価される可能性があることを覚えておきましょう。