iQの概要

  トヨタ・iQは2008年から2016年まで販売していたコンパクトカーです。 元々は欧州でマイクロカー（Aセグメント）の開発を各メーカーが強めていたことがきっかけとなって、2007年にフランクフルトモーターショーでiQのコンセプトカーを出展したことがきっかけで発売となりました。 iQの「i」は「個性＝individuality」という意味のほかに「革新＝innovation」と「知性＝intelligence」を併せ持っています。「Q」は「品質＝quality」という意味のほかに「立体的な＝cubic」、「きっかけ＝cue」（新しい価値観とライフスタイルへのきっかけ）を併せ持っています。 2008年発売年にはグッドデザイン大賞を受賞。トヨタ自動車の中では2003年のプリウス以来の快挙となりました。また、同年日本カー・オブ・ザ・イヤーも獲得しています。 発売時の月間目標販売台数は2500台であったが、2009年は年間14,000台、2010年は年間5,600台、2011年は年間2,300台と全く売れませんでした。 理由としては諸説ありますが、最も大きいのは軽自動車の方が安くて汎用性が高く、かつ日本の整備された道路状況にはとにかく小さくするという必要性が少なかったからだと言われています。  

iQの買取、下取り査定で押させるポイント

  トヨタ・iQの中古車市場は元々台数がそこまで多くないため、流通量があまり多くありません。 ただ、純正の6速MTを装備していたり、なんだかんだで一度乗ってみたいという方がいらっしゃるのか、業者間でも売れ残ることが非常に少ない車種です。 ATやMTでは少しだけMTのほうが高額になる傾向にあります。 また、走行距離は2～5万km程度であれば、あまり大きな影響になりえない傾向にあります。 基本的にはオプションなどは純正のままで残っていた方がよいでしょう。 新車は高いけど、中古車で安ければ購入したいという方が多いため、あまり高額になることは期待しない方がいいでしょう。