マツダ ＣＸ－５の買取相場・査定価格

マツダCX-5は、ミドルサイズのクロスオーバーSUVです。2WDと4WDから選べる都市型SUVとして、昨今のSUVブームの火付け役といえる車ではないでしょうか。
中古車市場でも人気があり、買取価格は高い水準をキープしています。買取相場は横ばいで、ほぼ年式等に相当した状態といえるでしょう。

初代CX-5は2012年に発売し、マツダが開発した「SKYACTIV TECHNOLOGY」の搭載や新デザイン「魂動デザイン」を採用したことでも話題となりました。
他のメーカーはハイブリッドに注力している中、マツダCX-5はガソリン車（C・S）
とディーゼル車（XD）の2択です。しかしマツダならではのクリーンディーゼルは、排気も綺麗なうえ、振動もガソリン車とほぼ変わらず、従来のディーゼル車とは一線を画しています。その評価の高さは、日本カーオブザイヤーを受賞したことからも分かるでしょう。
この初代モデルの買取相場は、XD Lパッケージは60万〜65万円前後、20Sは70万円前後です。
2代目は2017年に登場しており、現行モデルでもあります。初代と同様にガソリン車とディーゼル車の両方のラインナップがあり、サイズ感も大きな変更はありません。
内装が操作しやすい配置になっていたり、シートの乗り心地などが改良されていたりと、細かい変更点があります。
2021年にビッグマイナーチェンジがあり、エクステリアの強化、SUVとしての使い勝手が改善されました。2代目モデルの買取相場は、150万〜200万円前後です。

CX-5はモデルチェンジが特徴的で、1〜2年毎にマイナーチェンジされています。その都度細かい部分をより改良しており、室内空間の快適度アップやカラーの追加等が行われています。また、数種類あるコスパの良い特別仕様車も人気となっています。

また、他の車種でも同様ですが、モデルチェンジ後は旧モデルの査定額は下がってしまいます。売却を検討中であれば、マイナーチェンジの多いCX-5は特に、タイミングを見て早めに査定を依頼することをおすすめします。

買取時は、CX-5に限りませんが、年式と走行距離に注意が必要です。
特に年式は重要で、CX-5は1〜2年毎にマイナーチェンジしているため、年式による影響は大きいとされています。
1月であっても、年を越してしまうと年式は古くなりマイナス査定となる可能性もあるでしょう。そうなる前に年末、できれば秋頃には売却することをおすすめします。
走行距離についても査定への影響は避けられず、5万kmを越えると買取相場も下がる傾向にあります。売却予定であれば、現時点の走行距離を確認しておくと良いでしょう。

CX-5は、国内外で人気の高いミドルサイズのクロスオーバーSUVです。昨今のSUVブームもあり、都市型SUVとして2012年の登場以来高い人気を誇っているため、中古車市場でも新車同様に人気があります。
他のメーカーからもSUVが多くラインナップされている中、CX-5ならではの人気の理由はクリーンディーゼル搭載にあるといえるでしょう。近年のガソリン価格の上昇に伴い、燃費効率の良い車は需要が高いものです。

人気のあるCX-5といえど、高く買い取ってもらうためにはコツもあります。
年式や走行距離が重要なので、売却を検討しているなら年内に、また5万km以内などのタイミングを見ながら査定に出すと良いでしょう。またモデルチェンジ後は査定が下がる傾向にあるため、情報のチェックも欠かせません。
純正パーツやオプションも査定アップにつながるため、必ず装着しておきましょう。
その他人気のグレードやカラー・オプションについては、以下で解説します。

CX-5のグレードは大別すると、ガソリンモデルの「20S」「25S」「25T」と、ディーゼルエンジンの「XD」に分けられます。さらにそれぞれで上位グレードや特別仕様車がある中で、特に人気のグレードは以下の5つです。

XD プロアクティブ
​​XD Lパッケージ
XD エクスクルーシブモード
20S スマートエディション
フィールドジャーニー

CX-5といえば人気なのはディーゼルエンジンの「XD」で、従来のディーゼル車とは一線を画すクリーンディーゼル搭載が特徴です。排気は従来のものより綺麗で、低振動と静寂性をかなえ、なおかつ燃費効率も良いことからリセールバリューも高いグレードです。
そのXDは5種類あり、それぞれ2WDと4WDから選べる自由度の高さも人気の要因でしょう。
特に人気なのは「XDプロアクティブ」と「XD Lパッケージ」です。
「XD プロアクティブ」はXDに充実の安全装備を搭載させたグレードで、LED照明の部分消灯と点灯の切り替え・車線逸脱を回避する機能・交通標識認識システムなど、安全安心な運転をサポートする機能が備わっています。内装では運転席のパワーシート、シートヒーターが装備され、より快適に車内で過ごせるはずです。買取相場は177万〜221万円。
「XD Lパッケージ」は上記のプロアクティブをベースにさまざまな装備を追加した上位グレード。運転席だけでなく助手席もパワーシートとなり、シートもファブリックからレザーに変更されています。外装では19インチアルミホイールを装着しており、高級感あふれる仕様となっています。買取相場は213万〜266万円。
25TとXDから選べる「エクスクルーシブ モード」は最上級グレードで、「Lパッケージ」の内装を豪華にしたグレードです。音響設備の充実やインパネの本杢加工などにより、他のグレードとは大きく異なるラグジュアリーな空間を創り出しています。買取相場は216万〜270万。

初期費用を抑えたい方には、「20S」などのベーシックなグレードがよく選ばれています。2WDではありますが、都市型SUVであることから、街乗りメインであればさほど気にならないでしょう。
20Sシリーズでは、安全運転をサポートする装備が加えられた「20S スマートエディション」が高価買取に期待ができます。自車周囲のモニターやレーンアシスト等の機能がついていながら、20Sと価格の差があまりなく、コスパが良いことから人気のグレードです。買取相場は174万〜205万。

「フィールドジャーニー」は、プロアクティブをベースにした4WDの特別仕様車です。ワイルドな外観が特徴で、フロントグリルやバンパーセンターやアルミホイールなど、主に外装面で通常のグレードと大きな差があります。

CX-5の人気のカラー上位3色は以下の通りです。定番の白・黒に次いで赤系が人気なのが特徴といえるでしょう。

スノーフレイクホワイトパールマイカ（白）
ジェットブラックマイカ（黒）
ソウルレッドクリスタルメタリック（赤）

一番人気は「スノーフレイクホワイトパールマイカ」で、純白に近いパール系カラー。上品で高級感が引き立ちます。白系に限りませんが、マイカ塗装は、微細な雲母片を加えた塗装で深みのある色味が好評です。CX-5はフロントグリルがブラックなので、コントラストがはっきりするのも白ならでは。また白系は、どんなシーンにもマッチすることから幅広い層から人気です。
「ジェットブラックマイカ」は、艶感のある黒。高級感あふれ、洗練された印象を与えます。CX-5以外でもマツダ車で人気のカラーとなっています。
赤系カラーが人気上位となるのは、マツダならでは。「ソウルレッドクリスタルメタリック」は赤なのに大人っぽい、上質な赤です。マツダの「匠塗TAKUMINURI」技術により、手塗りのような鮮やかさと深みが人気で、「CX-5なら赤」という人も多くいます。

CX-5で人気のオプションは以下の5つです。外装オプションよりも内装や運転面に影響を及ぼすオプションが人気の傾向にあります。

360°ビュー・モニター＋フロントパーキングセンサー
電動スライドガラスサンルーフ
ステアリングシフトスイッチ
フロアマット
ナビゲーション用SDカードアドバンス

「360°ビュー・モニター＋フロントパーキングセンサー」は、より確実で安全な運転を求める人に人気のオプションです。車両の前後左右4箇所のカメラで周りの安全を確認できるうえ、センサーにより障害物の接近にアラームで警告してくれるため、安心してすれ違いや駐車ができます。通りに出るときもフロントのワイドビューカメラで確認でき、目視できるところまで車体を出さなくても済みます。
「電動スライドガラスサンルーフ」は、景色や開放感はもちろん、換気の面でも重宝するオプションです。リセールバリューにも影響します。
「ステアリングシフトスイッチ」は、ステアリング操作をしながら、ギアチェンジができるオプション。一時的な変速が可能なうえ、燃費にも影響するため人気です。スマートエディション以外のグレードには標準装備されています。

社外品も多い「フロアマット」ですが、純正品はズレにくさや耐久性の高さにより人気となっています。マットのフィット感により運転時の足元の操作に影響がでるため、純正品を選ぶ人が多いようです。
「ナビゲーション用SDカードアドバンス」は、カーナビとオーディオが一体になったマツダコネクトに必要な専用SDカードです。社外品のナビなら不要ですが、見た目等の点から、純正ナビを選択する場合が多いため、必須といえるオプションでしょう。