デュアリスの概要

  日産・デュアリスは2007年から2014年まで生産・販売していたミドルサイズのクロスオーバーSUVです。 日本での販売終了後も欧州をはじめとした主要各国では「キャシュカイ」「ローグ スポーツ」に名前を変えて販売されています。 車名の由来はラテン語の「DUALIS（＝2つの性質をもつ）」という意味からきています。また、英語の「DUAL」からの造語で、乗る人にONとOFFのデュアルライフでの充実を提供したいという意味も込められています。日産の欧州戦略車として位置づけられており、フォルクスワーゲン・ゴルフ、ルノー・メガーヌなどのハッチバック車に対抗して開発されました。 新車種として開発されましたが、実質的に欧州においてはアルメーラの後継車という位置づけです。 元々は欧州でキャシュカイ、北米・台湾・韓国でローグが販売され、その後日本で逆輸入されて「デュアリス」という名前で販売されたのが始まりとなっています。日本での販売当初、イギリスの工サンダーランドで製造されていたデュアリスが工作精度が低く、全国の販売会社でクレームが殺到という最悪のスタートを切りました。しかし、1年後には生産拠点を国内に移管しました。その後はそういったクレームもなくなりました。2014年にエクストレイルのフルモデルチェンジ（3代目）時に統合される形でデュアリスの国内販売は終了。海外ではその後もキャシュカイ、ローグスポーツの名で販売が続いています。  

デュアリスの買取、下取り査定で押させるポイント

  日産・デュアリスの中古車は輸出が非常に強く、状態が悪くても高額買取が狙える車種でしょう。流通台数も極端に少ないわけではないので、相場も安定しています。SUVの特徴である2WD＜4WDという構図はデュアリスでは見受けられず、ほぼ同程度のリセールバリューです。色は白黒が強く、それ以外の色と10万～15万円ほど差があります。サンルーフはそこまで付加価値にはならないことが多いです。修復歴は7年規制以内であればあまり影響がないほど輸出が強い車です。ただ、7年を超えるとダイレクトに影響を受けます。そのため、できれば7年以内に輸出に強い業者に手放すのが高額買取になるポイントでしょう。