ジープ・ラングラーアンリミテッドの買取相場は、年式によりますが高額査定を実現しやすい一台として注目されています。
ラングラーアンリミテッドとは別にスポーツと呼ばれるグレードもありますが。本記事では割愛し、ラングラーアンリミテッドの説明のみとします。

ラングラーアンリミテッドにはいくつかの種類がありますが、そのいずれもが驚異的なオフロード性能を誇っているという特徴があるのです。
もともと軍用車として登場した車であるため、一般的な車よりも頑丈な構造をしています。
具体的にはラダーフレーム構造と呼ばれるもので、現在市販車で多く使用されているモノコック構造よりも強固な作りとなっているのが特徴です。
そのタフさから、昨今のアウトドアブームでは高い人気を誇っており、中古車市場でも人気を誇っています。
しかし、年式によって査定額は大幅に異なっており、ラングラーアンリミテッドだからといって無条件で高額査定が期待できるわけではありません。
その理由を3年落ち、5年落ち、7年落ちごとに解説します。

3年落ち
3年落ちのラングラーアンリミテッドは、買取価格が500万円以上になることも珍しくありません。
2018年に登場したばかりの現行モデルであり、新車でも高い人気がある1台です。
状態にもよりますが、大きな損傷などがなければ高額査定を期待できるでしょう。
買取価格はここ最近上昇傾向にあり、2022年4月を底に、以降500万円を下回ることなく推移しています。
2023年1月現在の買取相場は、今後多少の前後はある可能性はあるものの、520万円前後です。
もちろんグレードによって異なるため一概にすべてが対象とは言えませんが、買取価格は高額になるであろうと考えていいでしょう。

5年落ち・7年落ち
5年落ちのラングラーアンリミテッドは、3年落ちと比較すると大幅に下がっているのが2023年1月時点の相場価格の300万円台です。
7年落ちとほぼ同じ買取価格であり、一般の車ではあり得ないリセールバリューの低下率を示しています。
なぜ買取価格が大幅に下がってしまっているかですが、理由は簡単で型落ちが5年落ち以降のラングラーアンリミテッドであるためです。
一般的に人気車種であっても型落ちになると買取価格は大幅に下落します。
ラングラーアンリミテッドも例外ではなく、現行モデルと比較すると買取相場は低めです。

しかし、ラングラーアンリミテッド以外の一般的な車と比較するとリセールバリューは新車価格の半分以上で推移している傾向にあるため、売って損になるとは言えません。
市場の人気が大きく反映されているため、型落ちだからとあまり気にすぎる可能性はないかもしれません。

ジープ・ラングラーを買い取る際の注意点は、他の車以上に洗車をすることです。
ラングラーを購入する人は、キャンプやレジャーを好む人がほとんどです。
そう簡単に壊れてしまうような構造はしていないものの、旧オーナーの走り方やメンテナンス次第では、思ったような活躍ができなくなってしまっていることも珍しくありません。
洗車は普段気にしないようなところまで念入りにしておくといいでしょう。

また、メンテナンスについても査定前にしておくことをおすすめします。
ハードな走り方に耐えられる構造はしているものの、万能ではありません。
車検を含む定期点検だけではなく、険しい道を走るたびに確認しておくと異常に早く気がつくことができるのでぜひ習慣にしておきましょう。

ジープ ラングラーアンリミテッドは、1987年から製造・販売されている本格クロスカントリーカーと呼ばれるジャンルの車です。
源流には軍用車として使用されていたジープの存在があり、耐久性は折り紙付きです。
見ただけでジープとわかる無骨なデザインと、間違いない耐久性能の高さがセールスポイントで、新車・中古車に関わらず高い人気を博している車でもあります。
そんなラングラーアンリミテッドの人気グレード、ボディカラー、オプションを詳しく解説します。

ジープ ラングラーアンリミテッドの人気グレードは以下の5つです。

ルビコン
ルビコン リーコン
ルビコン サージグリーン
サハラ
サハラ 2.0L スカイワンタッチパワートップ

現行モデルで4代目に当たるラングラーアンリミテッドは、中古車市場で見ると4代目の台数がまだ十分とは言えない状況です。
そのため、まだ発売されて間もないものの、4代目ラングラーアンリミテッドであれば高く買い取ってもらえる可能性があります。
現在、ラングラーアンリミテッドには「スポーツ」「サハラ」「ルビコン」と、排気量が小さい「サハラ」の4種類が用意されています。
特に人気が高いのは「サハラ」「ルビコン」の2種類で、3.6L V型6気筒という大型排気量で注目を集めている状況です。
特に人気が高いのは「ルビコン」の方で、特別仕様車を含めて400～600万円での買取が平均値となっています。
同じ理由で「サハラ」の人気も高く、こちらもほぼ同価格帯の買取価格を記録しています。
また、排気量の小さい「サハラ」も非常に高い人気を記録。
買取価格だけを見るとあまり高額査定とは言えない印象を受けますが、新車価格と比較すると十分高額査定と言えるでしょう。

ここまで4代目ラングラーアンリミテッドのお話をしてきましたが、もちろん3代目ラングラーアンリミテッドに人気がないわけではありません。
しかし、中古車市場全体に言えることですが、年式や走行距離が浅いほど高く買い取ってもらえる傾向にあります。
ラングラーも例外ではなく、年式や走行距離が重点的に見られます。
特にラングラーのようなSUVは、アウトドア派のドライバーに好まれる傾向にあるため、まだ新しい車両のほうがその後の活躍が期待できるため、特に重要です。
リセールバリューも高いため、早めに売却するとさらに高く売ることができるでしょう。

ここまでは市場の買取相場を紹介してきましたが、中古車買取オークションのセルカではさらに高くラングラーアンリミテッドを売却できる可能性があります。
セルカでは、オークション形式で中古車買取店に売却価格を出してもらい、一番高い価格で売買可能です。
実際、2020年式で走行距離が1万kmを超えているラングラーアンリミテッドが、買取価格555万円を記録したこともあります。
入札件数も40件以上が多く、少しでも高額でラングラーアンリミテッドを手放したい人にはおすすめです。
大切な愛車を高く買い取ってほしい、自身の車にほかにはない付加価値を見出してほしいと考えているのであれば中古車買取オークションのセルカまでお問い合わせください。

ジープ ラングラーアンリミテッドにはグレードごとに異なるボディカラーが設定されているケースがあります。
ラインナップされているボディカラーは以下の通りです。

ファイアークラッカーレッドC/C
グラナイトクリスタルメタリックC/C
ブラックC/C
ブライトホワイトC/C
パンプキンオレンジC/C（ルビコン）
スティングレーC/C（ルビコン）

ボディカラーのラインナップはあまり種類はなく、どのボディカラーが人気が高いという傾向は見られません。
ただし、いずれも傷や汚れは大幅な買取価格減額につながるため、大切に扱う必要があることは間違いないでしょう。

ジープ ラングラーアンリミテッドにオプションの設定はありません。
ラングラーアンリミテッドを含めたジープの車はエンジンや形状の違いはありますが、オプションはどのタイプにも設定がないのが特徴です。
ボディの形状によってドア数が異なっていたり、カラーラインナップが違っていたりする程度であるため、購入時に気にするほかはありません。
その代わり、買取価格には装備されている機能の状態が深く関係します。
オプションがない関係で基本的にはフル装備状態で販売されており、採用されているものもフルLEDライトや純正ナビゲーションなどです。
これらの装備が備わっていて初めて高額査定につながるため、ひとつひとつの装備を大事にしましょう。

ラングラーアンリミテッドの場合はグレードごとに装備内容に差があるため、その装備を目的に購入を検討するユーザーも多くいます。
車両そのものの状態はもちろんのこと、純正装備の取り扱いやメンテナンスが重要になります。
それぞれの車両特性は中古車買取店も細かくチェックするポイントであるため、もし取り外してしまっている場合はもう一度装備し直すか査定員に一緒に見せるようにしてください。