アウディ RS6は、2002年に登場したアウディ A6ベースのハイチューニングモデルです。
内外装のルックスは、カスタムベースであるアウディ A6と大差ないため過度に目立つことなく上品にスペシャリティカーを楽しむことができます。
アウディ独特のクワトロ4WDや先進のスポーツサスペンションを搭載し、走りに特化した爆発的性能を持つエンジンは超大型サイズのボディを忘れさせてくれるほど軽快なドライブフィールを与えてくれます。
今回は、そんなアウディ RS6の中古車買取相場と高く買取してもらうコツについてご紹介します。
【アウディ・RS6の中古車買取情報】
アウディ・RS6は中古車市場でも人気があり高値がついている車種です。
中古車買取オークションのセルカでも脅威の高額買取額でアウディ・RS6を売却されている方がたくさんいらっしゃいます。
アウディ・RS6の人気のグレード、色、オプションなど
グレード
ベースグレード
アウディ RS6の新車市場では、モノグレード(単一グレード構成)となっていました。
そのためアウディ RS6の中古車市場では、ベースグレードのみの出品となっています。
新車販売時には1000万円を大きく超えていたモデルであり、出品数自体もそう多くはありません。
税金や維持費の面でも多額の費用がかかることから購買層は限定される傾向にあります。
オプション
ナビ、ホイール、セラミックブレーキ、DRC(ダイナミック・ライド・コントロール)プラス付スポーツサスペンション
アウディ RS6のオプションでは、ナビや20インチホイール、軽量化が図れるセラミックブレーキ、対角線位置にあるダンパー(ショックアブソーバー)を油圧回路で接続することでダンピング制御を行い車体のロールを抑制できるDRCプラス付きスポーツサスペンションなどが人気です。
(ナビは後期型では標準搭載されるようになりました)
色
ファントムブラックパールエフェクト(黒:LZ9Y)、モンツァシルバーメタリック(銀:LX7V)
アウディ RS6のカラーでは、クールなブラックカラーや色褪せやキズ・汚れなどが目立ちにくくメンテナンスが比較的容易なシルバーカラー人気です。
いわゆる「色物(いろもの)」でないカラーで、老若男女問わず好まれやすいカラーであることからリセールバリューが高くなっています。
これらのカラーである場合、他色と比較して買取査定額が5%程度上乗せされることが多くなっています。
あなたのアウディ・RS6はいかがですか?
お車の走行距離や状況によっても価格が大きく異なりますのでまずは査定してもらいましょう!

では、ここでアウディ・RS6を高く売るためにアウディ・RS6のことをもうちょっと知っておきましょう。
【アウディ・RS6の概要】
アウディ RS6は、2002年に登場したアウディ A6ベースのハイチューニングモデルです。
エクステリアやインテリアがカスタムベースモデルであるアウディ A6と大差ないことが良くも悪くも特徴となっています。
目立つことなくハイチューンカーに乗りたいというニッチなニーズに応えるスペシャリティカーで、その性能は圧倒的です。
エンジンは、大排気量のターボエンジンが特徴で0-100km/hは5秒以下という脅威の性能を実現。
アウディの高性能シリーズ「S」で搭載されていたエンジンをさらにハイチューン化した高性能エンジンは官能的なサウンドを奏でながら颯爽と走行。
超大型セダン(RS6アヴァントはステーションワゴン)で車重2t級であることを忘れる走りを堪能できます。
足回りでは、ダイナミックライドコントロールプラス付き専用スポーツサスペンションを搭載。
対角線位置にあるダンパー(ショックアブソーバー)を油圧回路で接続することでダンピング制御を行い車体のロールを抑制できるようになっています。
そのため、急カーブのコーナリングでも車体が大きく揺らぐことなく迅速に進行方向にボディを運び入れてくれます。
駆動方式は独自のフルタイムクワトロ4WD、ブレーキシステムには、圧倒的なエンジン性能を受け止められる強力な6~8ポット対向型のベンチレーテッドディスクブレーキを採用。
アウディの圧倒的なスポーツ性能を、目立つことなく上品に味わえるモデルがアウディ RS6です。
アウディ・RS6の歴史
初代アウディ RS6(C5型)は、2002年にアウディ A6をハイチューニングした超高性能なスペシャリティカーとして登場しました。
ボディタイプはセダンとステーションワゴン(RS6アヴァント)が存在。
エクステリアは、セダンタイプの全長×全幅×全高で、4865mm、1850mm、1440mm、ホイールベースは2760mmで車重は1910kgほどでした。(2003年発売モデル「4.2L」グレード)
エンジンは、V型8気筒4.2L(最高出力450ps)を搭載。
DOHC40バルブ構造を持つインタークーラー付きツインターボで、2tに迫る巨体ながら異様なほど軽快な走りを見せていました。
駆動方式はフルタイム4WD、シャシーにはダイナミックライドコントロールを採用しサスペンションは前後輪に車体ロールを防ぐスタビライザーを搭載。前輪は4リンク式、後輪にはダブルウィッシュボーン式サスペンションを組み込み、ブレーキには強力なベンチレーテッドディスク式を全輪に装備していました。
販売価格は当時の価格で1000万円をゆうに超えるスペシャリティカーで2004年には販売を終了しています。
つづく2代目アウディ RS6(C6型)は、2007年~2010年にかけて販売されていました。
エクステリアは、全長×全幅×全高で、4930mm、1890mm、1455mm、ホイールベースは2,845mmで車重は2100kgほどでした。(2009年発売モデル「5.0L」グレード)
エンジンは、V型10気筒5.0L(最高出力580ps)を搭載。
駆動方式はフルタイム4WD、サスペンションは前輪が4リンク式、後輪がトラペゾイダル式(ダブルウィッシュボーン式)を搭載。
前後輪共にスタビライザーバーが組み込まれ、ブレーキには6ポット対抗型の強力なベンチレーテッドディスク式が採用されています。
その圧倒的な性能は超大型セダン/ステーションワゴンとは思えない俊敏な動きを実現。
停止状態から時速100kmを出すまでに4.6秒ほどしかかかりませんでした。(ちなみに同世代のノンターボの軽自動車の場合17~20秒ほど、一般車でも13秒ほどはかかりました。)
その後、また間隔を空けて2012年、3代目アウディ RS6(C7型)が発売されます。
エクステリアは、全長×全幅×全高で、4980mm、1935mm、1480mm、ホイールベースは2915mmで車重は2030kgほどでした。(2013年発売モデル「4.0L」グレード)
ボディタイプは、ステーションワゴン(RS6アヴァント)、エンジンは環境負荷に考慮してV型8気筒4.0Lに大きくダウンサイジングされましたが最高出力は560psを発揮。
0-100km/hタイムは3.9秒、最高速度のリミッターは305km/hへと進化しています。
駆動方式はフルタイム4WD、サスペンションは前輪が5リンクダブルウィッシュボーン式、後輪が
トラペゾイダルダブルウィッシュボーン式で前後輪共にスタビライザーバーも組み込まれていました。
圧倒的な性能であるため型落ちモデルとなっても十分な価値があり、過走行車両でも値段がつく可能性があるスペシャリティカーとなっています。
お車の処分や売却を検討されているかたは一度ご相談されてみるとよいでしょう。