クラウン(トヨタ)の買取相場・査定価格

クラウン(トヨタ)の買取実績や年式・走行距離・グレードごとの相場価格をご覧いただけます。

トヨタ クラウンの車種サムネイル画像

トヨタ クラウンの買取参考相場

14.0万円 〜 773.1万円

下取り価格12.6万円 〜 726.7万円
年式1966年 〜 2021年
走行距離0km 〜 230,000km

※2025年12月現在

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クラウンの買取価格の12ヶ月の推移

集計期間:2024年12月2025年11月(直近12ヶ月間)
集計方法:中央値
サンプル:n=123
データ出典:セルカ実績
データ補完について : 実績が0件の月は、前後の月の有効なデータから線形補完(点線で表記)
最終更新日:2025年12月1日

クラウンの年式別買取参考相場

年式買取参考相場実績
1966年(59年落ち)
93.9万円248.1万円
1973年(52年落ち)
136.0万円413.6万円
1977年(48年落ち)
25.5万円372.9万円
1978年(47年落ち)
63.8万円274.4万円
1979年(46年落ち)
30.9万円348.5万円
1980年(45年落ち)
1.1万円575.3万円
1982年(43年落ち)
26.3万円228.6万円
1986年(39年落ち)
3.5万円350.7万円
1987年(38年落ち)
10.6万円260.3万円
1989年(36年落ち)
18.0万円206.4万円
1990年(35年落ち)
25.8万円305.9万円
1991年(34年落ち)
16.3万円276.7万円
1994年(31年落ち)
7.8万円185.8万円
1995年(30年落ち)
10.9万円97.0万円
1996年(29年落ち)
11.0万円270.6万円
1997年(28年落ち)
2.6万円129.8万円
1998年(27年落ち)
36.6万円186.0万円
1999年(26年落ち)
16.1万円280.0万円
2000年(25年落ち)
7.4万円260.4万円
2001年(24年落ち)
2.3万円334.5万円
2002年(23年落ち)
0.8万円646.8万円
2003年(22年落ち)
45.6万円453.5万円
2004年(21年落ち)
6.2万円126.1万円
2005年(20年落ち)
26.3万円148.5万円
2006年(19年落ち)
25.2万円189.3万円
2007年(18年落ち)
0.7万円135.3万円
2008年(17年落ち)
8.4万円329.5万円
2009年(16年落ち)
1.9万円196.6万円
2010年(15年落ち)
14.9万円231.5万円
2011年(14年落ち)
19.9万円256.0万円
2012年(13年落ち)
20.1万円273.5万円
2013年(12年落ち)
27.5万円339.9万円
2014年(11年落ち)
42.6万円351.5万円
2015年(10年落ち)
55.4万円394.8万円
2016年(9年落ち)
77.1万円498.4万円
2017年(8年落ち)
79.6万円428.9万円
2018年(7年落ち)
99.6万円514.7万円
2019年(6年落ち)
133.7万円605.5万円
2020年(5年落ち)
108.8万円547.2万円
2021年(4年落ち)
168.2万円773.1万円

※1 買取相場価格は弊社が独自に統計分析した値であり実際の買取価格を保証するものではありません。
※2 同年式の流通台数が少ないため、同型車種 / 近接年式のデータで推定しています。

クラウンの買取参考相場と傾向

クラウンは、1955年1月から製造・販売されており、長い歴史を持つ車種です。クルマの歴史において、純国産の高級車として一時代を築き上げ、今なお根強い支持が集まっています。

中古車市場においては、下落傾向にありつつも安定したリセールバリューです。クラウンのベースである「セダン」のモデル自体が、やや不振になっている中で、強いブランド力をもってファンを掴み続けていることがうかがえます。

ただしモデル全体において、およそ5年前後のスパンでフルモデルチェンジが行われるため、比較的浅い年式でも世代としては古い状態になってしまう点も特徴です。リセールにおける価値が下落傾向にならないとも限らないため、査定も早めに行うことをおすすめします。

クラウンの豆知識

現在中古車市場には、さまざまな種類を含めて5,700台ほどのクラウンが流通しています。これは中古車市場の中でも、一定の供給ができていると言える台数です。

現在最も多いのは「クラウンアスリート」であり、5,700台のうち1,600台を占めています。次点で「クラウン」が1,400台であるため、中古車の半分以上はこのどちらかである状態です。よって、それ以外のグレードは、比較的希少性が高めといえます。

ただし、繰り返しになりますが、クラウンはそもそもの種類が多く、グレードだけでは需要の状態を一概に判断できません。また、価格判断には年式や状態などの要素も含まれるため、希少性が高いからといって、高値がつくとは言い切れません。

概要

トヨタ生産のクラウンは「最上級モデル」「国産高級車」というコンセプトで販売されてヒットし、日本の歴史に名を刻むクルマの一つとなりました。

実際に価格帯は高めに設定されているため、気軽に購入できるとは言い難いクルマです。しかし、7代目モデルのキャッチコピーである「いつかはクラウン」に象徴されるように、やや高額な価格帯すらも「いつか手にしたい憧れのクルマ」たる要素として受け入れられ、人気を博しました。

耐久性や高級感、乗り心地においても優れているため、タクシーやパトロールカーなどの業務用車両、公用車に使われることも多く、現在でも根強い支持を得ています。また、ボディタイプのベースはセダンですが、ステーションワゴンやバンなど、ほかのボディタイプのモデルも過去に販売されていました。

クラウンを高く買い取ってもらうコツ

知名度が高く、現在も多くの支持を集めているのが、クラウンの強みです。しかし一方で、人気が低迷してきているのも事実であるため、前提として「リセールバリューはやや下落傾向にある」と心得ておきましょう。そのため、高く買い取ってもらうポイントを押さえておくのが重要になります。

まずは、人気グレードであることです。クラウンは種類が多く、グレードごとの買取相場が定まりにくいと前述しましたが、それでも他と比べて高い支持を得ているグレードはいくつか存在します。それらに当てはまれば、高額査定が期待できるでしょう。具体的なグレードについては、後述します。

また、オプションが充実していたり、人気オプションがついていたりする場合も、高額査定が期待できます。特に、クラウンの魅力である高級感を向上させられるオプションが人気です。

人気のカラーであるかどうかも、査定額に影響を与えるポイントです。クラウンの場合は、主にホワイト・ブラック系の無難なカラーが順当に人気を集めています。

クラウンの人気カラー

クラウンの主な人気カラーは、以下の通りです。なお、クラウンは世代が16代あるため、本記事では具体的なカラー名でなく、カラーの系統でまとめています。

車種を問わず、ホワイト・ブラック系のカラーは乗り手を選ばないため人気が高い傾向にありますが、クラウンは特にその傾向が顕著です。ホワイト系、ブラック系の一般的な人気カラーにくわえ、シルバー、グレーも人気が高く、落ち着いたカラーの需要の多さがうかがえます。クラウンの場合は商業、公用に利用されるケースが多いのも、ホワイト・ブラック系のカラーが支持される理由の一つでしょう。

特に、単なるホワイト・ブラックではなく名称に「パール」が入るパール系カラーは、光を当てるときらきらと輝き、高い人気を博しています。

なお、カラーバリエーション自体が少ないわけではありません。世代の差はあれ、上記のほかにもレッド、ブルーなどビビッドなカラーも存在しています。ただし、上記のカラーに比べて乗り手を選ぶため、需要はやや少なめです。

クラウンの歴史と人気グレード

クラウンは歴史の長い車種であり、現行を含めて16代もの世代が存在しています。人気グレードも世代ごとに異なり、一概にこのグレードが人気とは断ぜられない状態です。

本記事では、12代目以降の世代について解説します。11代目以前のクラウンも中古車市場にないわけではありませんが、12代目以降は大きな変更が各部位に入ったため、やや仕様が違うと捉える必要があります。

12代目クラウン(GRS180,GRS181,GRS182,GRS183,GRS184)

12代目クラウンは2003年~2008年に販売されていた世代であり、現在20年落ちの車両も存在しています。11代目のクラウンエステートは2007年まで販売され続けていたため、4年に渡って販売期間が被っていたことも特徴です。

モデル概要

クラウンの歴史の中で、新しいスタートと位置づけられた世代です。キャッチコピーに「ZERO CROWN」という言葉が入っていたため、ゼロクラウンと呼ばれています。

主要コンポーネントが刷新されたほか、プラットフォームは当時新開発であったNプラットフォームに、エンジンは静音・環境性能を高めたV型6気筒のGRエンジンに変更されました。また、排気量については、3.0Lと2.5Lの2種類が同時に発売されました。

スタイリングもスポーティーで流麗なものとなり、従来のクラウンにあった重厚感重視のイメージが一新されました。「書の勢い」をモチーフに、気品と躍動感が演出されたサイドビューが、大きな特徴です。

一方で、11代目まで残っていたディーゼル車やMT車は、完全廃止となっています。また、従来のクラウンに強い憧れを抱いていた人にとっては、大きなイメージチェンジが受け入れられにくかったという側面も持っています。

人気グレード

ロイヤル系

ロイヤル系の人気グレードは以下のとおりです。

いずれも、フルモデルチェンジの時からすでに設定されていたグレードです。サルーンGは2駆の上級グレードです。サルーン i-Fourは4駆のシリーズであり、Sパッケージは廉価グレード、Uパッケージは上級グレードになります。

ロイヤルサルーンGは上級グレードらしく、ヘッドランプ点灯時に視認性を高めるインテリジェントAFSや、後席専用のリヤオートエアコンなど、他のグレードでオプションとなっている装備が、標準装備されています。また、赤外線カメラで遠方視界を確保するナイトビューなど、サルーンGとサルーン i-FourUパッケージのみに付けられるオプション装備も存在しています。なお、エンジンは3.0Lのもののみになり、2.0LのサルーンGは販売されていません。買取相場は6〜139万円であり、年式が古いながらも、状態が良ければ100万円以上の値が期待できます。

ロイヤルサルーン i-Fourシリーズは、前述しましたが4駆のシリーズです。エンジンはサルーンGと同様、3.0Lのみです。Sパッケージは廉価グレードで、ミドル・上級グレードにおいて標準装備されているスマートエントリーキーシステムがオプションとなっているなど、やや装備がシンプルになっています。しかし、買取相場価格は20〜148万円と、ミドルグレード以上の価格を出すケースもあります。

Uパッケージはロイヤルサルーン i-Fourシリーズの上級グレードで、装備としてはサルーンGとほぼ同等です。しかし、4駆であることから人気が高く、買取相場は現在15〜150万円と、サルーンGより全体的にやや高めの価格帯をマークしています。

上記の他にも、状態が良い、人気のオプションが付いている、希少性が高いなどの要素があるクルマであれば、早めの査定がおすすめです。

アスリート系

ロイヤル系に比べると、アスリート系のグレードはメッシュタイプのフロントグリルや専用の18インチアルミホイールが付いているなど、より精悍かつスポーティな部分を強めた仕上がりになっています。

より古い世代のクラウンは高級感がウリであったため、快適性のみを重視する傾向にありました。しかしアスリート系のグレードで、走行性という新たなコンセプトを展開したことで、当時の若年層に高い支持を得ました。当時新開発の技術であった電子制御サスペンションAVSが搭載されており、より操作性や走行安定性が向上しているなど、ロイヤルシリーズとの差別化が図られています。

具体的なグレードは、ミドルグレードとなる「クラウンアスリート」と、上級グレードとなる「クラウンアスリートGパッケージ」の2種類です。リアシートにシートヒーターがついている、本革シートを標準装備している、など、Gパッケージのほうが高級感や快適性の部分を補強されています。

買取価格としては、6万~95万円に収まるケースが一般的です。同世代のロイヤル系に比べるとやや低めの査定額になりやすいのが現状ですが、状態が良ければ100万円以上の査定額が期待できます。

なお、Gパッケージのほうが上級グレードであるため、高値がつきやすいことは事実です。しかし、本革であるため状態が悪いと一気に見た目が悪くなり、かえって査定額が低くなるケースもあります。

13代目クラウン(GRS200,GRS201,GRS202,GRS203,GRS204)

13代目クラウンは、2008年~2012年まで販売されていたモデルです。販売期間は4年であり、クラウンの中では比較的短いと言えます。

モデル概要

従来からあるロイヤル系、アスリート系のグレードに加え、ハイブリッド系のグレードが追加されました。エンジンが2.5L、3.0L、3.5Lの3種になった点も特徴です。さらに、ハイブリッドグレードには、当時世界初の技術であったTFT液晶によるファイングラフィックメーターが搭載されていました。

なお、詳細は後述しますが、次世代である14代目からはハイブリッド系のグレードが廃止されてしまいます。そのためハイブリッドグレードは、実質13代目のみに設定されたグレードと言えます。

人気グレード

ロイヤル系

ロイヤル系のグレードは、いくつかありますが、主に人気なグレードは以下のとおりです。

ロイヤルサルーン、とロイヤルサルーン i-Fourは、ともに廉価グレードであった「ロイヤルエクストラ」「Sパッケージ」が廃止され、同時に上級グレードである「ナビパッケージ」が追加されました。2.5Lと3.0Lの2種類のエンジンが設定されていますが、ナビパッケージは2.5Lエンジンのみです。

ロイヤルサルーン i-Fourについては、ロイヤルサルーンと同様、上級グレードとして新たに「ナビパッケージ」が追加されました。同時に、前代で廉価グレードであった「Sパッケージ」は廃止されました。

ナビパッケージの大きな特徴は、純正ナビゲーションシステムやバックカメラ、ETCなどがあらかじめ装備されていることです。これにより、快適性や利便性が向上するため、よりスムーズなドライブを楽しめます。

買取の価格帯は、上記のグレードであれば、およそ10万~150万円が目安です。もっとも新しい車両でも13年落ちとなる点も踏まえ、状態が悪い場合は50万円以下になってしまうケースがあります。一方で、状態が良ければ150万円以上の価格にのぼるケースもあります。

また、特別仕様の車種が多い世代である点も特徴です。「Anniversary Edition」「Special Edition」「Premium Edition」などにあたる車両は希少性が高いため、高額査定が期待できます。

全体的に、12代目に比べると年式が新しい分、査定額が100万円以上になる車両の数がぐっと増えます。そのため、査定に出す価値は十分あると言えるでしょう。

アスリート系

アスリート系のグレードは、従来の「アスリート」「アスリートGパッケージ」にくわえて、「アスリートi-Four」が追加されました。また、アスリートとアスリートアスリートi-Fourそれぞれに「ナビパッケージ」が追加されています。

さらに、エンジンが2.5Lのものと、3.5Lのものに分かれました。3.5Lエンジンはロイヤル系には設定されておらず、スポーティーさが意識されているアスリートだけの搭載となっています。

結論として、13代目のアスリート系で特別仕様車でないものをまとめると、以下のとおりになります。

買取相場は上記いずれのグレードも大きな差はなく、約6~200万円程度に納まるケースが一般的です。中でも2.5アスリート i-Fourは需要が大きく、状態が良いものは250万円を超える値が付く場合があります。

また、2010年のマイナーチェンジによって、「スペシャルナビパッケージ」が2.5アスリートと2.5アスリート i-Fourに追加されました。このうち、2.5アスリート i-Fourスペシャルナビパッケージの方は高い人気を誇っており、29〜 247万円というリセールバリューになっています。

なお、特別仕様の車種自体がロイヤル系に比べてさらに多いのも特徴で、「Anniversary Edition」「Special Edition」「Premium Edition」に加え、「2.5アスリートi-Four Anniversary Edition・Moonroof package」「2.5アスリートi-Four Leather Selection」などのモデルが販売されていました。いずれも希少性から加点につながりやすく、高額査定が期待できます。

ハイブリッド系

13代目の大きな特徴が、ハイブリッド系グレードの設定です。

ハイブリッド系グレードについての大きな注意点は、販売期間中にマイナーチェンジが行われたことです。

当初、ミドルグレードは「ハイブリッド」で、「スタンダードパッケージ」はハイブリッドより革シートなどを外した廉価版でした。その後、さまざまな装備を削除して、スタンダードパッケージからさらに車体の値段を下げた「スペシャルエディション」も追加されました。そのため、ハイブリッドグレードでもっとも上級となるのは「ハイブリッド」でした。また、外装はアスリート系のモデルベースに製造されていました。

しかし2010年、さらにマイナーチェンジが行われ、最終的に以下3種のグレードに。さらに、外装は法人需要を重視して、ロイヤルサルーン系のものに変更されました。

Lパッケージはハイブリッドよりも上級のグレードで、ファイングラフィックメーターや電動チルト&テレスコピックステアリングなどが装備されています。GパッケージはLパッケージより上の最上級グレードで、レーダークルーズコントロールやパワーイージーアクセスシステムが装備されています。

価格帯はスタンダードパッケージを含め、10万~150万円の間に収まるケースが多く、順当にグレードが上がるほど高額になっている状態です。特に、後期に発売された上級グレードであるGパッケージは、状態が良いと200万円以上になるケースもあります。

14代目クラウン(GRS210,GRS211,GRS214,ARS210)

14代目クラウンは、2012年~2018年まで生産・販売されていたモデルです。原点に立ち返ることを開発の基本方針とされ、クラウンの魅力であった乗り心地と静粛性に磨きをかけたモデルとなっています。

モデル概要

14代目のクラウンは、13代目に設定されていたハイブリッド系グレードが廃止されました。ハイブリッドのシステムがロイヤル・アスリートの両方に編入され、ハイブリッドグレードとして独立させる意義がなくなったためです。

カラーに関連する特別仕様車が多く出た点も特徴です。一般的なカラーリングに加え、ピンク・若草色・空色などの特別カラーで仕上げられた車両が生産されました。さらに2015年は、ジャパンカラーセレクションパッケージが発売されました。日本の高級車という点をアピールすべく、ピュアブルーメタリックを「天空(ソラ)」、ブラウンマイカメタリックを「胡桃(クルミ)」などカラーを伝統的な言葉に言い換えたうえで、全12種ものカラーが設定された点が最大の特徴でした。

エンジンの仕様も変更されました。13代目では2.5L、3.0L、3.5Lと3種類のエンジンが設定されていましたが、3.0Lのエンジンは廃止され、2.5L、と3.5Lの2種類に絞られました。

また、当時ではトヨタ車初であった安全装備が複数実装されている点も特徴です。自動で減速し、衝突を回避・軽減する新型プリクラッシュセーフティシステムや、過度のアクセルワークによる衝突・接触を防ぐインテリジェントクリアランスソナー(ICS)などが設定され、安全性が大きく向上しました。

人気グレード

ロイヤル系

13代目のロイヤル系グレードはサルーンとサルーンGのみでしたが、14代目になり、廉価版グレードの「ロイヤル」が新設され3種類になりました。その3種が、2.5Lエンジンの2駆と4駆、ハイブリッドそれぞれに設定され、計9種のグレード設定となりました。

その中で、ロイヤル系の人気グレードは、以下の通りです。

14代目は12、13代目と比較して新しいことや、ハイブリッドシステムの実装が現代に合うという需要があるため、前代と比べて価格帯が大きく向上する点が特徴です。上記の内、ロイヤルサルーン i-Fourの買取価格相場は、およそ40~305万円。他のグレードは、おおむね40~350万円ほどの価格におさまり、状態が良いとさらに高値が付くケースもあります。特にロイヤルハイブリッドは、400万円もの高値が付くケースも見受けられます。

2015年にはマイナーチェンジが行われ、フロントバンパーに厚みのある、上質感の向上したフロントビューになりました。さらに、ボディ接合部の剛性強化や、760 MHzの専用周波数を活用した路車間通信システム(DSSS)の採用など、さまざまな部分でさらに性能が向上しました。

グレードも新たに3種追加されています。フルモデルチェンジ時は2駆のみであったハイブリッドグレードに、4駆の「ロイヤル」「ロイヤルサルーン」「ロイヤルサルーンG」が加わり、これらも高額査定が見込めます。

ただし、すでに前期モデルは10年落ちとなっており、価格が下がりだしているのも事実です。そのため、査定に出すのは早めの方が良いでしょう。

アスリート系

アスリート系のグレードは、パッケージシリーズが撤廃され、「S」「G」が追加されました。これにより、廉価グレードが「アスリート」、ミドルグレードが「S」、上級グレードが「G」というグレード体系になりました。

上記3種が2.5Lエンジンの2駆と4駆、ハイブリッドそれぞれに設定されている点は、ロイヤル系と同様です。さらにアスリート系は、3.5Lエンジンに「S」「G」が設定されて2種増えており、計11種のグレードで発売されました。

中でも人気のグレードは、以下の通りです。

いずれのグレードも、おおむねの買取価格は30~400万円程度におさまるケースが多く、状態が良ければさらに買取価格がのぼります。特にアスリートi-FourGとアスリートGハイブリッドは、450万円以上の高値にのぼるケースもあります。

2015年に行われたマイナーチェンジでは、フロントグリルに立体メッシュ形状を採用する、グリル両側のバンパーはコーナーへの張り出しと後方へ向かう形になるなど、より立体的な造形となりました。

また、2.0 L直噴ターボエンジンの8AR-FTS型を搭載したモデルが生産され、標準グレードの末尾に「-T」を付けたグレードとして発売されました。中でも上級グレードの「アスリートG-T」は、高い人気を誇っており、高額査定が見込めます。

特別仕様車

特別仕様車が多く販売された点も、14代目の特徴です。ベースモデルはほぼアスリート系になっています。

もっとも代表的なものは「ReBORN PINK」で、車体カラーがピンクになっているモデルです。外装だけでなく、内装も黒をベースにしつつ、ピンクが要所にさし色として施されています。さらに本革シート表皮、ドアオーナメントなどのパーツをホワイトに変更されているため、とてもコントラストがはっきりした仕上がりです。

2015年には誕生60周年記念特別仕様車として「アスリートS/アスリートS Four」に「空色edition」と「若草色edition」の2種カラーが発表されました。各パーツのカラーはBlack Styleのブラック塗装を採用しつつ、ボディカラーやステッチを空色と若草色に設定しており、それぞれ「爽快感」「開放感」を感じられる仕上がりになっています。

また、同年のマイナーチェンジでは「ジャパンセレクションカラーパッケージ」がオプションとして発売されています。天空(ソラ)、茜色(アカネイロ)、紺碧(アオ)など、日本の伝統的な言葉を元にした名称を採用したボディカラーが、全12色展開されました。内装色も専用のものが3色設定され、好きな外装色と好きなカラーを組み合わせられるよう、設定されていました。

さらに2016年には、トヨタ店創立70周年記念特別仕様車として「J-FRONTIER」が発売されました。「アスリートS」シリーズをベースに、本革巻き4本スポークステアリングホイールやスエード調人工皮革の「ウルトラスエード」と本革のコンビシート表皮を採用するなど、高級感を向上させています。また、安全性に関わる機器装備もアップデートされました。

加えて2017年には、特別仕様車「J-FRONTIER Limited」が発表されました。「J-FRONTIER」をリファインしたもので、全体的なカラーリングでブラックを強調した仕上がりになっており、高級感が強調されています。また、アクセルペダル踏み間違い時の衝突被害を軽減する、インテリジェントクリアランスソナー(ICS)が装備されている点も特徴です。

いずれのモデルも希少性が高く、高額査定が見込めます。特にJ-FRONTIER/FRONTIERLimitedは100万円を下回るケースが少なく、状態が良ければ400万円近い値が付くケースもあります。

15代目クラウン(ARS220)

15代目クラウンは、2018年~2022年に生産、販売されたモデルです。比較的新しく、車両によっては5年も経過していないため、状態の良い車両が揃いやすい状態です。

モデル概要

220系とも呼ばれるモデルで、大きな特徴はコネクティッドカーである点です。車載通信機をグレード問わず全車に標準搭載し、遠隔で走行アドバイスや車両診断が受けられる「eケアサービス」や「LINEマイカーアカウント」などの機能が搭載されています。

また、「走る・曲がる・止まる」といった基本の車両走行性能にも力を入れられており、操作性が向上されていると共に、低速域、高速域、荒れた路面など、場面を問わず安定した走りを実現する走行性が大きな魅力となりました。

しかし、残念ながら15代目は、思ったように訴求効果が出なかった世代でもあります。15代目はメインターゲットに30~40代を据えていましたが、この層はそもそもセダンに対し強い憧れが無かったため、セダンらしさを押し出した効果が良い方向に向かわなかったと考えられます。加えて、従来のセダンらしさとは別物として進化したため、古き良きセダンを求めていた層にもあまり響かず、結果としてどの層にも受けは良くありませんでした。

グレードは一新されました。標準的なグレードは、廉価グレードから順に「B」「S」「G」「G-Executive」がベースとなり、スポーツ系のグレードは「RS-B」「RS」「RS Advance」が設定されました。同時に、ロイヤル、アスリートなどの名称は廃止されています。

人気グレード
RS

15代目クラウンの一番人気と言えるグレードが、RSです。従来のアスリート系に相当するグレードで、当初は廉価グレード順に「RS-B」「RS」「RS Advance」と細分化されていましたが、「RS-B」は2020年に廃止となりました。

RSはグレードを問わず、全体的に高額査定が見込めますが、中でも人気が高いのは以下のグレードです。

上級グレードであるRS Advanceの人気が高く、価格帯はいずれも120~700万円程度にのぼっています。状態が良い場合、さらに高い値が付くケースもあり、需要の大きさがうかがえます。

対してミドルグレードのRSは、120~600万円ほどの買取相場です。700万円までのぼるケースはほぼないため、Advanceに比べるとやや買取額が落ちやすいものの、状態が良ければ高額査定が期待できます。

さらに特別仕様車として、2020年に「RS/RS Four"Limited"」が、2021年に「RS/RS Four“Limited II”」がそれぞれ発表されています。Limitedは発売65周年の記念車で、ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックオートブレーキなど「C Package」と呼ばれるオプションが装備されているほか、専用シートなども設定されました。Limted IIはLimtedをベースにしており、マットブラック塗装や漆黒メッキが施され、よりラグジュアリーな仕上がりです。

Limitedシリーズは、いずれもおよそ150~500万円程度の価格帯になるのが一般的であり、状態が悪くとも100万円ほどの値にはなるケースが多い点が特徴です。なお、RS Four“Limited II”だけは突出して高い人気を誇っており、買取相場は183~758万円をマークしています。

全体的にリセールバリューが高いといえるRS系グレードですが、状態の良さが大きな影響を与える点は、他のグレードと変わりません。査定を考えている場合は、早めに行ったほうが良いでしょう。

S

Sはロイヤルに代わるグレードの一つです。後述する「G」「G-Executive」も同様です。ミドルグレードであり、本記事では取り上げませんが、下位に最廉価グレードの「B」が存在しています。

Bに比べて、快適性・安全性が向上している点が特徴です。例えば標準的な予防安全パッケージである「Toyota Safety Sense」に加え、後側方からの接近車両を検知する「ブラインドスポットモニター」など、さらに安全性の向上に役立つ装備が追加されています。快適性については、半ドア状態から自動でドアを全閉してくれるイージークローザーが付いているほか、サウンドシステムがグレードアップします。

特に高額査定が見込まれるのはハイブリッドモデルの「S/S Four」です。おおよその買取価格は100万~500万円であり、状態が良ければさらに値が上がるケースがあります。

他のグレードは100万~450万円ほどの価格に納まるケースが多いですが、ハイブリッドモデルの「S FourCパッケージ」は、状態が良いと500万円近くになる場合があります。一方、2.0LのSグレードはやや価格帯が低く、状態が良くとも400万円に到達することはほぼない、と考えて構いません。

ほかのグレードに比べると新車価格自体が低いため、中古車の価格相場もやや低い水準にあり、高額査定を狙う場合は状態の良さを重視する必要があります。「S"Sport Style"」などの特別仕様車も複数ありますが、現在は一般的なSとほぼ同程度の査定額になるため、希少性を見込んでの高額査定はあまり期待しないほうが良いでしょう。

G

ロイヤルに代わるグレードで上級に位置するのが「G」グレードです。

全体的に「S」よりもグレードアップしています。スマートキーにカードキーが付属したり、マイコンプリセットドライビングポジションシステムでクルマ側が最適なドライビングポジションを覚えて調節してくれたりなど、快適性や高級感が向上している点が特徴です。

価格帯は、いずれも100万円以上にのぼる傾向がある点は共通していますが、状態が良い場合の買取価格でやや差が付いています。もっとも高額になりやすいのはハイブリッドのGグレードで、600万円以上の値が付く場合もあります。次点でハイブリッドのG Fourグレードが高額になりやすく、550万円ほどの値が付くケースも。対して、2.0LのGグレードは、450万円程度までに留まる場合が多いです。

全体的には、状態が良いクルマの査定額が順当にSよりも高くなる傾向にあります。ただし、状態が悪い場合の査定額はSと同じ程度まで落ちてしまうため、査定を考えている場合は早めがおすすめです。

G-Executive

「G-Executive」は、ロイヤルに代わるグレードの中で最上級に位置付けられるグレードです。「G-Executive」と「G-Executive Four」の2種類が展開されました。

後席シートヒーターなど、後席を快適にする装備がセットになった「リヤコンフォートパッケージ」が標準装備されており、快適な個室という印象がさらに強調されている点が特徴です。運転席も本杢調インテリア加飾が施され、より上質感が向上しました。

最上級グレードということもあり、状態が良ければ査定額は700万円以上にまで昇ります。一方、状態が悪い場合は査定額が110万円前後まで下がってしまい、下級グレードの標準的な査定額とほぼ変わらなくなってしまいます。状態の良し悪しによる影響が大きいグレードと言えるため、査定は早めに行い、少しでも良い状態で下取り・買取りをしてもらったほうが良いでしょう。

16代目クラウン

現行のモデルは、16代目にあたります。

2022年からの販売であるため、中古車市場に出ている台数はまだ比較的少ないのが現状です。また、詳しくは後述しますが、発売決定となったグレードすべてが一気に発売されたわけではなく、時間差で続々新グレードが出ているという状態です。

未だに価格が落ち着いていない状態であるため、急ぎでない限り様子を見るという手も検討しておくと良いでしょう。

モデル概要

グレードが一新され、大まかに以下の4つとなりました。

ただし、発表は4種類同時だったものの、発表当時の2022年から発売されたのはクロスオーバーだけでした。

クロスオーバーはさらに「RS」「G」「X」の3つに分かれており、Gは「Leather Package」「Advanced」「Advanced・Leather Package」の3つが、RSは「Advanced」がそれぞれ追加されているため、クロスオーバーだけで合計7つのグレードに細分化されている状態です。Xは廉価グレード、Gはミドルグレードで、RSが最上級グレードに位置付けられています。価格帯は高額を維持しており、現在200万~800万円ほどが相場になっています。

2023年にはスポーツ、セダンが販売開始となりました。スポーツのグレードは現在「SPORT Z」の1種のみです。セダンは「Z[FCEV]」と「Z[HEV]」の2種類が設定されており、前者は水素燃料で走行するモデルとなっています。

一方で、一度は2024年に販売開始を予定されていたエステートは、度々発売が延期され、2025年の3月にようやく発売がスタートしました。グレードは「RS」と「Z」の2種類で、Zが廉価グレード、RSが上級グレードになっています。

現在、価格相場が落ち着き始めているのは、一足早く登場したクロスオーバーのみといえます。スポーツ・セダンは2023年10月以降に登場したため、価格が落ち着くのにはまだ少し時間がかかるでしょう。エステートは発売から1年も経過しておらず、中古車市場に回ってくること自体が当分先と見られるため、スポーツ・セダン以上に時間が必要です。

クラウンの人気オプション

クラウンの人気オプションは、主に以下のとおりです。

上記のほかにも、安全性や快適性が向上するようなオプションは加点につながります。ただし、同じオプションでも純正品でない場合は、純正品ほど加点されないケースがあります。

本革(レザーシートパッケージ)

レザーシートパッケージは、本革シート表皮や前席シートヒーターなど、複数のレザー装飾がセットになったものです。クラウンは高級感が重要なコンセプトであり、その高級感をさらに伸ばせるという意味でも、人気のオプションです。
ただし、本革は手入れしていない場合、劣化が早いという欠点があります。比較的新しい車両なら問題はありませんが、古い車両の場合革がボロボロになっているというケースもあります。その場合は、査定時にかえって減点につながるリスクもあるため、注意してください。

アルミホイール

世代問わず人気を集めるオプションが、アルミホイールです。

ホイールはさまざまな造詣や塗装が施されており、装着することで印象を大きく変えることができます。さらに、アルミにすることで軽量化を図れるため、操作性や燃費性能の向上に貢献します。

査定時は加点につながるため、所有している場合はぜひセットで査定に出しましょう。

純正カーナビ、オーディオ

カーナビ、オーディオも多くの人から人気を集めるオプションです。

カーナビはナビがより見やすくなるため、目的地までの運転がスムーズになります。また、オーディオもグレードアップすることで、ハイクオリティのサウンドを実現できます。

いずれも車内の快適性を向上させる装備です。クラウンは見た目の高級感だけでなく、乗っている人の居心地の良さ、もてなされている感覚も重要なコンセプトであるため、その点に即しているカーナビなどのオプションが好まれます。

セルカ編集部
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