TX Lは“快適装備×タフネス”を両立した人気グレード。150系の生産終了と250系の長納期が重なり、コンディションがよければ市場相場より10万〜30万円上乗せも期待できます。以下の5項目を実践し、整備記録や書類ベースで車両価値を可視化して、次の乗り換え時に最大評価を引き出しましょう。

1. 本革シート＆送風ヒーターの完動を整備記録で裏付ける

TX L専用のベンチレーション付き本革シートは、一席でも故障すると修理費が10万円超え。点検時の作動チェック結果や交換・クリーニングの明細を保管し、状態の良さを保ちながらその点ををアピールできるようにしておきましょう。

2. 7人乗りサードシート機構を整備履歴と清潔状態で訴求

跳ね上げ式サードシートは油圧ダンパー抜けやロック不良が起きやすい箇所。定期点検で可動部のグリスアップを行い、ダンパー交換・クリーニングの履歴をまとめておけば「即使用可能」の安心材料になります。ファミリー層や輸出バイヤーの需要が高く、同年式5人乗りとの差額10万円前後を狙えます。

3. 360°パノラミックビュー＆BSM装着車はオプションコードで差別化

パノラミックビューモニターとブラインドスポットモニターは後付け不可の高評価装備。車検証追記欄やGTS（グレード仕様表）に記載されたオプションコード、取扱説明書の該当ページを提示すれば装備の真偽確認がスムーズになります。装着なし車との価格差10万円以上が期待できます。

4. ディーゼル車はDPF/EGR清掃、ガソリン車はATF交換履歴で耐久性を示す

1GDディーゼルはDPF詰まりやEGR汚れが中古購入層の不安要素。6万kmごとのDPF強制燃焼ログとEGR清掃記録を揃え、排ガス警告灯未点灯のOBD診断書を添えれば高評価につながります。ガソリン車はATF・デフオイル交換履歴を提示して熱ダレ対策済みをアピールし、ディーゼルとの差を埋められる可能性があります。

5. Matte Black Editionは純正外装パーツ無補修で希少価値を保持

限定のマットブラック加飾は部品供給が少なく、欠損や色ムラがあると減点幅が大きくなります。洗車は中性シャンプーとマイクロファイバーで磨耗を防ぎ、樹脂コートで退色を予防しましょう。純正部品番号を記録したパーツリストや購入時の納品書を保管しておくことで希少価値を裏付けでき、通常TX L比で10〜15万円高い査定が期待できます。