トヨタ ライズの買取相場・査定価格

トヨタ ライズは発売からまだ間もないため、中古車市場に流通している台数そのものは多くありません。
しかし、発売開始当初のモデルが3年を経過したことから徐々に台数は増えつつあり、それによって買取相場も緩やかに下落を始めています。
少しでも高額査定を期待するなら、早い段階で査定依頼をすることをおすすめします。

現在に中古車市場では、3年落ちのモデルでも150万円前後のリセールを記録することが多く、新車購入額と比較しても十分すぎる数字です。
ライズはSUVのカテゴリなので、一気に買取価格が下落する可能性は高くはありません。
ただ、年式の問題は大きく、今後5年・7年・10年と乗り続けていれば買取価格は大幅に下落するかもしれません。
現在のライズの査定基準で重視されるのは走行距離です。
さまざまな個体があるものの、3万kmを超えたあたりから買取価格が下落。
年式の新しさでリカバリできていても、すでに10万km以上の走行距離を記録した個体も存在します。
買取価格は100万円を下回っていないものの、高額買取を狙うのであれば3万kmを目安にするといいかもしれません。

今後の動向として予測されるのは、年式・走行距離の加算に加えて中古車市場への流入台数がライズの買取価格を大きく左右する点があります。
ライズは小型SUVとして高い人気を誇り、トヨタのラインナップの中では最小クラスのSUVでもあります。
当然人気も高く、新車販売台数も好調なものの、モデルチェンジなどをきっかけに中古車市場に流通台数が増える事で大幅な買取価格減が予測されるのです。
当面は大幅な下落の予兆はないものの、マイナーチェンジ・フルモデルチェンジともに警戒しておきましょう。
また、小型SUVとしては姉妹でありながらロッキーの動向にも注意が必要です。
今後単独でもモデルチェンジの可能性は否定できず、もしロッキー側に優れた装備や性能が追加されると人気を奪われてしまう可能性も否定できません。
現在はライズに人気が集中しているものの、ロッキーの改良によっては中古車相場が下落する可能性も否定できないので注意が必要です。
ただ、この可能性はトヨタとダイハツの関係性から高くはないもの。
当面は高いリセールバリューを誇ると考えていいでしょう。

もし年式・走行距離が多い、修理歴がある場合は、中古車買取オークションのセルカにご相談ください。
セルカでは全国6,000店の中古車買取店と提携しており、セルカが行った査定結果をもとにオークション形式で買取価格を決定します。
過去には年式も走行距離もかさんでしまった車、修理歴のある車の高額査定に成功した事例もあります。
やり取りはセルカとだけなので、煩わしい営業電話に付き合う必要もありません。
大切な愛車を少しでも高く評価してほしいなら、中古車買取オークションのセルカまでご相談ください

トヨタ ライズの買取時の注意点ですが、発売から3年ほどしか経過していないため、ライズ特有の注意点があるかどうかはまだ明確になっていません。
コンパクトSUVという特性上、同じトヨタのランドクルーザー系統やハリアーと比較するとリセールの低下が早い可能性がありますが、すぐに廃車を判断するようなことはないでしょう。
一般的に言えば傷や汚れが減点対象となりますし、おそらくライズも例外ではないと考えられます。
現在の高いリセールは販売開始から間がないことが深く関係しているため、今後の人気や動向については読み切れない所があるのも事実です。
ただし、おそらくはほかの車と同様のポイント、具体的には年式や走行距離で大枠が決まると考えておくといいでしょう。
それに加えて、エンジンのコンディションやボディの傷や汚れが査定額に関係すると考えておけば問題ありません。

トヨタ ライズは2019年に発売された小型クロスオーバーSUVです。
ダイハツ ロッキーをベースとしており、OEMと紹介されることもありますが、正確にはトヨタとダイハツが共同開発した車です。
販売を開始してからあまり時間がたっておらず、グレードもそれほど多くはないものの、SUVと言うだけあって高い人気を誇っています。
そんなライズの中でも特に人気の高いグレードやボディカラー、オプションを詳しく解説しましょう。

2022年9月現在、トヨタ ライズには以下の4種類のグレードが用意されています。

X
G
Z
XS

この中でライズの人気グレードは、最上級グレードの「Z」です。
2019年に市場投入されたばかりの車で、全長4m以下の数少ないコンパクトSUVでもあります。
ガソリンエンジンモデル、ハイブリッドモデルともにラインナップが充実しています。
2021年にはハイブリッドモデルで新たなグレードが追加されるなど、トヨタが新車販売に力を入れている車でもあるのです。
共同開発されたダイハツ ロッキーよりもグレードが多いことから、ロッキーよりも人気が高い傾向にあります。

また、ライズはガソリンエンジンモデルの全グレードで2WDと4WDを設定。
中古車市場で人気が高いのは4WDモデルで、全グレード共通で高値で取引されています。
SUVというコンセプトからも、4WDのほうが活躍の幅が広いという意味で選択されているようです。
2022年9月時点の買取相場の平均は、一番人気の「Z」が170万円台前後、エントリーグレードの「X」が150万円前後となっています。
「G」と「X”S”」に人気がないわけではないものの、ほかの2種類と比較すると買取価格は控えめです。
いずれも140万円前後を上下している状態で、金額的に悪くはありませんが、ほかのグレードと比較すると見劣りしてしまいます。
二極化した原因として考えられることとして、中間層の2種類がやや中途半端な機能性になってしまっていることが挙げられます。
中間グレードの2種類も悪い装備ではないものの、オプションを設定すればすぐに「Z」とほぼ同じ価格帯に到達してしまうことがネックとなったようです。
対して、それほど充実した機能はいらないというユーザーの声もあったのか、エントリーグレードの「X」にも顧客が集中。
結果的に2極化を起こしてしまったのではないかと考えられます。

ライズは発売から間もなく、ラインナップも拡充が図られている途中です。
中古車での流通台数はそれなりに多いものの、1回目の車検にあたる3年目を迎えたばかりでまだまだ買取相場が安定してるとは言いがたい状況でもあります。
事実、先述したとおり、2021年には新たなハイブリッドモデルが発表されたばかり。
それに伴って中古車市場にライズが登場する台数も増えると予想されます。
執筆時点での人気はガソリンエンジンモデルの最上位グレード「Z」と4WDモデルですが、ハイブリッドモデルの動向とともに大きく代わる可能性もあります。
今後のトヨタの動きとコンパクトSUV市場に注目しておきましょう。

トヨタ ライズの人気カラーは、次の3色です。

シャイニングホワイトパール
ブラックメタリックマイカ
ブラック×シャイニングホワイトパール

上位2色は乗り手のステータスに左右されにくいことはもちろん、高級感や清潔感のイメージを地下してくれるため人気が高いようです。
また、ライズは「小型のRAV4」と呼ばれているほどインテリアに力が入っているため、上位クラスのRAV4と同様のボディカラーに人気が集中しているとも考えられます。

ライズ独特の特徴として、ツートンカラーがメーカーオプションで選択できます。
特に人気が高いのが、単体で上位に食い込んだ2色の組み合わせ。
こちらも上記2色と同様に高いリセールバリューを誇っています。
「小型RAV4」とは呼ばれているものの、ユーザー層には明確に違いがあるため、多少遊んでいる印象を与えていても比較的評価が高いのがライズの特徴です。

トヨタ ライズの人気オプションは「T-connect 9インチナビ」「ナビレディパッケージ」です。
純正ナビゲーションシステム単体、もしくはパッケージに人気が集中しており、比較的高額査定につながりやすいポイントです。
ライズに限らず、全自動車メーカーの純正ナビは高額なので、中古車売却時に装備されていると高額査定されやすい傾向にあります。
同じ理由でドライブレコーダーやETCといった、購入後に社外品で代用可能なものも、純正品のほうが高額査定につながる傾向です。

エクステリア面では「モデリスタ」や専用エアロパーツを中心に人気がある傾向です。
RAV4と比較すると乗りやすく、単身者でも手にしやすい価格帯でもあるため、見た目にこだわるユーザーも多い模様。
エクステリアパーツも、社外品よりは純正品のほうが高額査定につながりやすいと言えるでしょう。
そもそも純正パールと比較すると、社外パーツの方が割安で購入できることがほとんどです。
それ自体は悪いことではないものの、基本的には原価がどれぐらいするのかが査定時にはプラス評価として見られてしまいます。
オプション単体も例外ではないため、社外パーツは外しておいた方がいい場合もあります。
社外パーツであっても加点はされるものの、純正品装備車と比較すると見劣りしてしまう点にだけ注意が必要です。