トヨタ カローラレビンは、1972年3月に登場した小型のノッチバッククーペです。

世界中で人気のカローラにスポーティなエンジンを積んだホットモデルとして誕生し、カローラのクーペとして最も高性能な車として人気を博しました。

1995年から連載が開始された漫画「頭文字D(イニシャル・ディー)」の主人公が乗りこなす車「スプリンタートレノ」とは販売チャネルと一部の見た目が異なるだけの双子車な関係にあり、カローラレビンの人気爆発の要因にもなりました。

今回は、そんなトヨタ カローラレビンの中古車買取相場と高く買取してもらうコツについてご紹介します。

 

カローラレビンの買取情報

 

SellCaオークションでの高額売却実績

 


 

カローラレビンのグレード、色、オプションなど

 

グレード:1.6GTアペックス(AE86型)、GT-V(AE86型)
 

トヨタ カローラレビンの新車市場では、1883年~1987年にかけて販売されていた「AE86型」と1987年~1991年に販売されたAE91/92型が爆発的人気を博しました。
後者は残念ながらその後大きく値崩れしましたが、前車は「ハチロク」の愛称で親しまれ、モータースポーツの世界でも活躍。

最後のFRモデルであったことや、後に有名漫画に双子車が登場するようになったことで、当時すでに絶版になって長い年月が経過していたにもかかわらずトヨタ カローラレビンの中古車市場価格は暴騰しました。

絶版から非常に長い年月が経過しており普通の車であれば値段などつかないところ、カローラレビンは現在でも数万円~数十万円といった査定額が提示されることがあります。

 

オプション:14インチアルミホイール、フェンダーアーチモール、LSD、リアワイパー、パワーステアリング、パワーウィンドウ、スポーツパッケージ、スーパーストラットサスペンション、エアバッグ&ABS
 

トヨタ カローラレビンのオプションでは、AE85/86型ではドイツのイントラ製アルミホイールやフェンダーアーチモール、カーブでの駆動力を無駄なく最適化するLSD、その他エアロパーツなどが人気です。

FF化して大型化した後期モデルでは、スーパーストラットサスペンションや電子制御式サスペンションのTEMS搭載車が人気となっています。

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色:ハイテックツートーン(白黒:前期2N2(038&202)/後期2T7(041&202))、ホワイトパールマイカ(色:042)、ブラックメタリック(黒:205)
 

トヨタ カローラレビンのカラーでは、AE86型では白黒ツートーンカラー、以後の後期モデルでも、ホワイトやブラックカラーが人気です。
これらのカラーである場合、他色と比較して買取査定額が5%程度上乗せされることが多くなっています。

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では、ここでカローラレビンを高く売るためにカローラレビンのことをもうちょっと知っておきましょう。

 

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カローラレビンの概要

 

トヨタ カローラレビンは、1972年3月に登場した小型のノッチバッククーペです。
エクステリアは、初代~2代目までは丸目型ヘッドランプ、3代目以後は角型ヘッドランプを採用。
世代によって2ドアノッチバッククーペと3ドアハッチバッククーペが存在しました。
インテリアは、スポーティにまとめられ、シンプルで質実剛健なデザインが特徴的です。

AE86型では、ヘッドライトやワイパーの操作などは、メーター横に設置されたダイアルをねじってコントロールするレトロな仕様になっています。
エンジンは、直列型4気筒1.5L~1.6Lを搭載。
最高出力は100ps程度~最終型では170ps程度を発揮。
特に前期モデルに積まれた2T系エンジンは当時、トヨタの最高傑作とも評された優良なエンジンでした。
駆動方式は、4代目まではFR、以後はFFに変更されています。

市場の評価が高いのはFR仕様で特にAE86(通称:ハチロク)と呼ばれたモデルは、現在もコアなファンが存在することで知られています。
開発当初からモーターレースのベース車両として使うことを前提に開発されていたモデルでありカスタマイズ性が高いことや、人気漫画の主人公が乗る車として姉妹車が活躍したことで爆発的人気を誇りました。
モータースポーツの世界では、ヨーロッパツーリングカー選手権に参戦したほか、1983年開催のスパ・フランコルシャン24時間レースではクラス優勝を達成。
1986年および1987年に開催されたイギリスツーリングカー選手権でもドライバーズチャンピオンに輝いています。

販売面では、AE86絶版後に登場した5代目AE91/92型で歴代最高の販売台数を記録。
FF化したことで一部のファンは離れてしまったものの「ミニソアラ」や「デートカー」として幅広い層に大ヒットしました。

ただ、バブル崩壊やデートカーブーム終焉によって人気は徐々に低迷。
モータースポーツの世界でも、強力なVTECエンジンと優れた足回りを搭載するホンダ シビックの進化などがあって苦戦が続きました。

結局、2000年を最後に生産終了となってしまいましたが、小型・軽量・高性能エンジンというライトウェイトスポーツカー文化の一翼を担った車として後世の車づくりに多大な影響を与えました。

 

カローラレビンの歴史

 

初代トヨタ カローラレビン(TE27型)は、1972年3月~1974年にかけて販売されました。
カローラにはクーペモデルがすでに存在していましたが、それらをさらに上回る高性能クーペとして開発が進められました。
エクステリアは、全長×全幅×全高で、3955mm、1595mm、1335mm、ホイールベースは2335mmで車重は855kgほど。
ルックスは垂直にそびえたつフロントマスク内に丸目型ランプにスクウェア型のグリルを組み込んだシャークスタイルが特徴的でした。
エンジンは、スポーティクーペ「セリカ」から移植した2T型1.6Lエンジンを搭載。
直列型4気筒で最高出力は100ps~115psを発揮する当時としては高性能な仕様となっています。
トランスミッションは5速MT、駆動方式はFR、サスペンションは前輪がストラット式、後輪には非対称半楕円リーフスプリング式サスペンションを搭載。
足回りは硬く締め上げられていたほか、インテリアはスポーティに黒一色で染められ、サーキット仕様であるかのようなデザインを採用し、それまでのトヨタ車の「優等生」な車づくりと対極をなすような車に仕上げられています。

つづく2代目トヨタ カローラレビン(TE37型)は、1974年4月~1975年11月にかけて販売されました。
発売直後の1975年に排出ガス規制がかかり、あえなく生産終了となった悲劇のモデルとして知られています。
エクステリアは、全長×全幅×全高で、3995mm、1570mm、1340mm、ホイールベースは2370mmで車重は930kgほどでした。
ルックスは、2ドアハードトップを採用。
フロントマスクでは、キープコンセプトながらサイドランプの位置が変わるなど若干の変更が見られました。
エンジンは、水冷の直列型4気筒DOHC1.6L(最高出力115ps)を縦置きにレイアウト。
駆動方式やサスペンションの基本構成は先代を踏襲していました。
登録台数はわずか256台という結果に終わり、シリーズ中で非常に稀有なモデルとなりました。
エンジン改良までの開発期間を経て2代目後期型(TE51/TE55型)が1977年1月~1979年にかけて販売されました。
デザインはキープコンセプトで大きな変更点はそのエンジンにありました。
キャブレター方式から酸化触媒を用いた電子制御燃料噴射式に変更することで昭和51年排出ガス規制をクリア。
昭和53年には再び厳しい愛出ガス規制が敷かれたものの三元触媒とO₂センサーを組み込んで適合させ生産を継続しました。

その後、3代目トヨタ カローラレビン(TE71型)が1979年~1983年にかけて販売されます。
エクステリアは、全長×全幅×全高で、4240mm、1625mm、1325mm、ホイールベースは2400mmで車重は975kgほどへ拡大されました。
ルックスでは、丸目型ランプが角型ランプへ変更され、全体的に直線基調のスタイリングへと変貌を遂げています。
エンジンは、先代と同じ2T-GEU型の直列型4気筒1.6L(最高出力115ps)を搭載。
トランスミッションは5速MT、駆動方式はFR、サスペンションは前輪がストラット式を継続採用した一方で、後輪はリーフリジット式ではなくラテラルロッド付きの4~5リンクコイル式へ変更されています。
1981年のマイナーチェンジではスーパーハードサスペンションとLSDを装着するようになり、脱着式サンルーフやミシュラン製タイヤを装着した「APEX」も登場しています。

つづく4代目トヨタ カローラレビン(AE85/AE86型)は、1983年5月~1987年にかけて販売されました。
ルックスでは、ヘッドランプが拡大され、先代と比較して空力性能を増したボディ形状に変更されています。
エクステリアは、全長×全幅×全高で、4180mm、1625mm、1335mm、ホイールベースは2400mmで車重は900~940kgほどでした。
もともとモーターレース参戦を前提に開発され、ボディ剛性の高さ、操縦性の高さ、カスタマイズ性の高さと容易さなどを特徴としています。
エンジンは、直列型4気筒1.5L~1.6L(最高出力83ps~130ps)を搭載。
特に愛上級グレード「GT-APEX」や競技ベースグレード「GT-V」に積まれた4A-GEU型エンジンは拡張性に優れ、その後の絶大な人気の一因となりました。
カローラレビンで最後のFR車としても知られ、今もなお再販を臨む声が大きいモデルとなっています。
姉妹車であるスプリンター・トレノとともに「ハチロク」の愛称で親しまれ、カローラレビンのなかで最も高い知名度を誇るシリーズとなりました。

その後、5代目トヨタ カローラレビン(AE91/92型)が1987年5月~1991年にかけて販売されます。
ルックスはキープコンセプトながらエクステリアが、全長×全幅×全高で、4245mm、1670~1680mm、1300mm、ホイールベースは2430mmで車重は930~1070kgほどと大型化。
駆動方式もFFとなったことから一部のファンが離れると同時に先代モデルAE86型の魅力が再認識される結果となりました。
反面、バブル景気も手伝って安価でクールな「デートカー」として新規ファンを大勢獲得。
歴代最高の販売台数を記録しています。
エンジンは、直列型4気筒1.5L~1.6L(最高出力85ps~165ps)を搭載。
このうち4A-GZE型エンジンは、当時の1.6Lクラスで最高の出力性能を誇っていました。
トランスミッションは3速~4速ATと5速MT、駆動方式はFF、サスペンションは前後輪ともにストラット式を搭載。
上級グレード「GT-APEX」には電子制御式サスペンションTEMSが標準装備されていました。
その後一時的なデートカーブームは過ぎ去り、バブル崩壊による経済的な苦境も追い打ちをかけます。
そんな時期に発売された6代目AE100/AE101型は、ヘッドランプを含め全体的に丸みを帯びさらにボディが大型化。
エクステリアは全長×全幅×全高で、4275mm、1695mm、1305mm、ホイールベースは2465mmで車重は980~1140kgほどとなりました。
エンジンの出力性能は105ps~170psへ向上。
4A-GE型エンジンは、VVT(非連続可変バルブタイミング機構)が組み込まれ、4連スロット構造を持っていました。
出力性能はアップしたもののボディの大型化にともなって、爽快な走りや取り回しの良さはやや失われています。
その結果、従来のハチロクファンやデートカーブームで獲得していたファン、両者の足は遠のき販売に苦戦します。

名誉挽回を期した7代目AE110/111型(販売期間:1995年~2000年)では、全長拡大を最小限に抑制するとともに徹底した軽量化を実施。
デザインは従来のコンセプトをキープ。
エクステリアは全長×全幅×全高で、4305mm、1695mm、1305mm、ホイールベースは2465mmで車重は950~1110kgほどとなりました。
ところが、軽量化やコストカットの影響で内装がややチープなものとなり販売に苦戦。

そこで1996年にはエアバッグやABSを標装備。
1997年4月には内外装のデザイン変更と質感向上を伴うマイナーチェンジを実施しています。
全てのグレードにデュアルエアバッグ、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトを標準装備し、トランスミッションには新開発の6速MTも追加しました。
ボディは衝突安全設計「GOA」を採用し剛性も強化しています。
エンジンは直列型4気筒1.5L(100ps)、1.6L(110ps~165p)を搭載。
サスペンションには先代のスーパーストラット式が継続採用されていました。

1998年4月には、上級グレード「BZ-R」にプライバシーガラスを標準装備。
すべてのグレードに助手席シートベルト締め忘れ防止警告灯を搭載。
その後も、オーディオレスで軽量化できる仕様を用意するなど、顧客獲得に向けた努力が成されます。

ただ、1998年6月には携帯電話・PHSの普及率が37%を突破。
インターネットの普及などもあって、スペシャリティカー全体の市場規模が大きく縮小しはじめます。
そのあおりを受けて2000年8月、販売不振のため、それまで28年続いた歴史に終止符が打たれることになりました。