車買取相場・査定価格　検索

車買取のコツ

愛車を少しでも高く売却するためには、いくつかの重要なコツがあります。タイミングの見極めから査定前の準備、そして売却方法の選択まで、戦略的に進めることで査定額は大きく変わる可能性があります。

高く売れるタイミングを狙う

車の売却価格は、時期によって大きく変動します。中古車市場の需要が高まるタイミングを狙うことで、高値での売却が期待できます。

例えば、1月〜3月上旬は新生活に向けて車を求める人が増えるため、中古車市場の需要が大きくなります。特に3月は多くの買取業者が決算期を迎え、在庫確保のために通常より高い査定額を提示する傾向があります。

また、7月〜9月も夏のボーナス商戦や中間決算期が重なるため、買取額が上昇する傾向にあります。

タイミングを考える上では、所有する車のモデルチェンジ情報にも注意が必要です。新しいモデルが発売されると、旧モデルの市場価値は下がる傾向にあるため、モデルチェンジの噂を聞いたら早めに売却を検討するのが得策です。

▼税金についても考えると余計な負担が軽減される

税金制度について考えることも大切です。ガソリン車や軽自動車は新規登録から13年、ディーゼル車は11年経過すると自動車税が増額されるため、この増税前に売却することで余計な税負担を回避できます。

また、自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されます。普通自動車の場合、年度の途中で売却すれば未経過分が還付されることが多いですが、軽自動車には月割還付の制度がありません。余計な税負担を避けるためにも、3月中に名義変更まで完了させるのが理想的です。

車を高く売るタイミングについてさらに詳しく知りたい方は「車を売るのは何月がベスト？損しない時期と避けるべきタイミングとは」をご確認ください。

査定前に車の状態を整える

査定前に少し手間をかけるだけで、査定士への印象が良くなり、査定額アップにつながる可能性があります。

まず、車内外を丁寧に掃除することが基本です。清潔な車は、大切に乗られてきたという良い印象を査定士に与えます。外装は洗車を行い、ホイールや窓ガラスまで綺麗にしましょう。

内装はシートやフロアマットのゴミを除去し、特にタバコやペットの臭いは査定額に直接影響するため、重点的に清掃と消臭対策を行うことが重要です。

次に、付属品を揃えておくことも価値を高めるポイントです。整備記録簿（メンテナンスノート）、車両の取扱説明書、ナビのマニュアル、スペアキー（特にスマートキー）などを準備しておきましょう。これらは車が適切にメンテナンスされてきた証明となり、次の購入者に安心感を与えるため、プラス査定につながりやすいです。

ただし、小さな傷やへこみを無理に修理する必要はありません。日常使用でつくような軽微な損傷は、修理費用が査定での増額分を上回るケースが多いため、そのままの状態で査定に出す方が賢明です。

売却方法を賢く選択する

車の売却方法は一つではなく、どこで売るかによって手間の掛かり具合や査定額が大きく変わります。

新車購入時の手間を省けるディーラー下取りは便利ですが、一般的に買取専門店の方が高い査定額を提示することが多いです。実際に査定額に数十万円の差が出ることも珍しくありません。

さらに近年増えているオークション形式の売却サービスも有力な選択肢です。この方法では、複数の業者が競り合うことで売却額が自然と上がっていきます。中間マージンがかからない分、高値を狙える点も特徴です。

また、買い手とのやり取りを代行してくれるサービスを選べば、窓口を一本化でき複数業者からのしつこい営業電話を避けられるメリットもあります。

アピールポイントをしっかり伝える

査定時には、愛車の価値を最大限に評価してもらうために、アピールポイントを明確に伝えることが重要です。定期的な点検やオイル交換の履歴が記された点検整備記録簿は、車の信頼性の証として提示しましょう。

メーカー純正のナビやエアロパーツ、サンルーフといったオプションも人気が高く、査定額アップの要因になります。もし社外パーツに交換している場合でも、保管している純正パーツを揃えておくとプラス評価につながります。

旧車や希少車、限定モデル、カスタムカーといった特殊な車両の場合は、アピールポイントを正当に評価してくれる専門業者が集まる中古車オークションでの売却が特に有効な選択肢となります。

車を高く売るための売却時の注意点についてさらに詳しく知りたい方は「車を手放す方法6選！最適なタイミングや流れまで徹底解説」をご確認ください。

中古車の相場を把握する

愛車を適正価格で売却するためには、まず自分の車の買取相場を知ることが不可欠です。相場を把握しておくことで、安く買い叩かれるのを防ぎ、交渉を有利に進めることができます。

匿名査定シミュレーターを利用する

近年では、名前や電話番号といった個人情報を入力せずに概算査定額を知ることができるサービスも増えています。AIを活用した査定サイトでは、車両情報を入力すると市場データをもとにAIが自動で査定額を算出してくれます。

また、LINE査定では、LINEのトーク上で車両の写真や情報を送ることで、スタッフが概算価格を提示してくれます。これらの方法で提示される金額は、あくまで実車確認前の概算であり、実際の車両状態によって大きく変動する可能性があります。実際にお車のご売却を考えている方は、査定を受けて価格を正確に把握しましょう。

査定を受けて価格を把握する

より正確な査定額を知り、最高値で売却するための主流な方法の一つは、複数の買取業者に査定を依頼して比較検討する「相見積もり」です。手軽な方法として、ネット上で一度に複数の業者へ査定依頼ができる一括査定サービスがあります。

ただし、このサービスを利用すると、申し込み直後から複数の業者による営業電話が集中する、いわゆる「電話ラッシュ」が起きる可能性があり、それぞれの業者と交渉を行うなど、負担も大きくなります。

相見積もりの手間を省きつつ、高額売却を目指したい場合は、一度の査定で多数の業者が入札に参加するオークション形式のサービスが有効です。この方法なら、自然な競争によって査定額が上がることが期待できます。

愛車買取オークション セルカでは、一度査定を受けるだけで全国8,000社以上の業者が登録するオークションに出品することができます。

お車を高く売りたい方は、是非セルカをご検討ください。

愛車買取オークションのセルカに査定を申し込む＞＞

中古車オークションについて詳しく知りたい方は「知らないと損！中古車オークションの仕組みと失敗せずに売却する方法」をご確認ください。

中古車を売却するときの注意点

トラブルなく、納得のいく取引を行うためには、契約前から売却後の手続きまで、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。

【契約前】車両の情報を正確に把握・申告する

査定や契約に進む前に、自身の車の状態や権利関係を正確に把握し、正直に伝えることがトラブル回避の第一歩です。

まず車検証の「所有者の氏名又は名称」欄を確認しましょう。所有者がローン会社やディーラーになっている場合（所有権留保）、ローンを完済して所有権解除の手続きをしなければ売却できません。

査定時にはローン残債があることを正直に伝え、売却代金で完済できるか、不足分はどう補うかなどを業者と相談する必要があります。

事故歴や修復歴についても、正直に申告することが極めて重要です。査定額が下がることを恐れて隠した場合、後から発覚すると「契約不適合責任」を問われ、契約解除や損害賠償を請求される可能性があります。

故人名義の遺産車両を売却する場合は、トラブル防止のためにも、事前に相続手続きを済ませて自分の名義に変更しておくのが無難です。

【契約時】契約書を熟読し、安易に即決しない

契約は法的な効力を持つ重要な行為であり、後悔しないためには慎重な判断が求められます。サインをする前に、契約書の内容を必ず隅々まで熟読してください。

特に、最終的な売買金額、代金の支払い日、車両の引き渡し日、キャンセルに関する条項（キャンセル料の有無や条件）、自動車税の取り扱いといった項目は、入念にチェックすべきです。

自動車の売買契約はクーリングオフ制度の対象外であるため、一度契約を締結すると、売主都合での一方的なキャンセルは原則としてできないと心得ておきましょう。もしキャンセルが認められた場合でも、一般的にはキャンセル料が発生します。

業者から「今日中に契約してくれればこの金額で」などと契約を急かされたとしても、その場で即決するのは避け、一度持ち帰って冷静に検討する慎重さが必要です。

売却後の手続きと個人情報の管理を徹底する

車両を引き渡した後も、やるべきことが残っています。最後まで気を抜かずに対応しましょう。売却後は、車の名義変更が確実に行われたかを確認することが重要です。

これを怠ると、翌年度の自動車税の納税通知書が自分に届いたり、万が一の事故の際に責任問題に発展したりする可能性があります。また、加入している任意保険についても、新しい車への車両入替手続きや、車を手放す場合は解約手続きを忘れずに行う必要があります。

ドライブレコーダーやカーナビには、自宅やよく行く場所、走行ルートなどの個人情報が記録されているため、車両を引き渡す前には必ずデータを初期化しましょう。SDカードなどの記録媒体も忘れずに抜き取っておくことが大切です。

信頼できる買取業者の選び方

安心して取引をするためには、信頼できる業者を選ぶことが最も重要です。まず、JPUC（日本自動車購入協会）のような公的な業界団体に加盟しているかどうかを確認しましょう。これらの団体に加盟している業者は、消費者保護のルールに則って運営されているため、信頼性が高いと言えます。

次に、口コミや実績をチェックすることも有効です。公式サイトの情報だけでなく、SNSや比較サイトなど第三者の情報を参考に、実際の利用者の評判を確認しましょう。

良い評価だけでなく、悪い口コミの内容にも目を通し、具体的なトラブル事例がないかを確認することが大切です。

また、信頼できる業者は、キャンセルに関するポリシーを明確に定めており、その条件や費用について具体的に説明してくれます。質問に対して曖昧な回答をするような業者には注意が必要です。

中古車を売るときの注意点について、さらに詳しく知りたい方は「その売り方で後悔しない？車を売るときの注意点と正しい業者の選び方」をご確認ください。